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失敗続きのママ料理がしあわせごはんに変わるまで①


今の私を20年前の私が見たら
腰を抜かすに違いない。

なにしろ、20年前の私は
まったく料理ができなかったのだから。


うちの母は料理上手で
毎日のごはんはどれも美味しかったし
お弁当は冷凍食品は使わず全て手作り

誕生日やクリスマスには
凝った料理にケーキも焼いてくれて
手作りのお菓子もよく作ってくれた

ついでに祖母もお料理上手で

庭の梅で漬けるカリカリ梅
お盆に山ほど揚げてくれた天ぷら
長野ならではのもっちもちのおやき
暮れから数日かけて仕込むお節料理
お正月のお供え餅で作る揚げ餅
冬にたくさん仕込むお味噌やお漬物

美味しい記憶がたくさんある😋


そんな環境の中で
のほほんと生きていた私

時々お手伝いしていたような気もしたけど
どんなお手伝いをしていたか
全く思い出せないところを見ると
まあ、大したことはしてなかったのだろう笑

そしてそんな母や祖母を見て
「きっと自分も大人になったら自然に
 料理ができるようになるに違いない
 私には料理のセンスが遺伝しているはず」
と、謎の自信があり

料理を教えてもらおうとか
これっぽっちも思っていなかった

今思うと
本当にど阿呆である・・・。


そして20年ちょい前

大学生になって1人暮らしを始めた私は
料理を始め・・・・・なかった笑

仕送りとバイト代は
洋服・化粧品・遊びに費やして
食費は節約

その頃の食事は
朝食は抜き
昼食は学食
夕食はカップラーメンかバイトの賄い

そんな食生活と不規則な生活で肌は荒れ
それを化粧品でなんとかしようとしてた

ものすごく悪循環


そのうち彼氏(今の夫)ができて
いいところを見せようと
料理を始めた

ここが私の料理の出発点


確か最初の頃は
パスタ=おしゃれ、みたいなイメージがあって
めんつゆでキノコを煮てパスタにかけただけの
「きのこの和風スープパスタ」なるものを
よく作っていた

今考えると美味しくなさそうだけど
あの時は得意気に作って
彼氏に「美味しい?ねえ、美味しい?」
と、聞いていた記憶がある。

あー恥ずかしい。

他にはなに作ったかな
ほぼ記憶にないけど・・・

彼氏の誕生日には
土台のスポンジケーキを買ってきて
生クリームを塗った上にアラザンと花を散りばめ
あとは何かおかずも作って
そのお皿の淵にも花を並べた記憶がある

あれは食べれる花だったのか
はたまた花屋の花だったのか笑


そして私の強烈な失敗エピソードとして
今も我が家に語り継がれている
伝説の料理がある

1つめはバナナサンドウィッチ

彼氏とどこかに遠出デートした時のこと
彼女としての株を上げようとした私は
「お弁当作って持っていくね♡」
と、張り切ってサンドウィッチを作った

しょっぱいサンドウィッチだけじゃなく
甘いものもあったほうがいいと思い
閃いたのが「生クリームチョコバナナ」

クレープで食べるそれが美味しかったから
サンドウィッチでもイケると思ったのだ

朝早起きして
生クリームを泡立てたところに
刻んだバナナと刻んだ板チョコを入れて
食パンに挟んで持参

お昼、芝生にレジャーシートを敷いて
サンドウィッチを出してみると・・・

朝作った生クリームチョコバナナサンドは
見るも無惨な姿に変貌を遂げていた

生クリームはゆるくなり
チョコは溶け、バナナは黒く変色
それがパンからどろりと垂れている・・・

彼氏に
「え・・・これヤバくない?
 ゲ○みたいだけど・・・」
と言われて

「早起きしてせっかく作ったのに
 そんなこと言うなんてひどい!」
と、泣いたのを覚えている

冷静に考えると
あれは確かに、ゲ○みたいで
なかなかひどい食べ物だったのに

あの頃は若かったよねー
というより、ただのめんどくさい女か笑


そして伝説の料理2品目
「牡蠣ごはん」

生クリームチョコバナナサンドで大泣きして
心が折れたかと思いきや・・・

元来のしぶとい性格を発揮して
「もっと美味しいものを作るんだ」と
私は謎の闘志を燃やす。

そして
「やっぱり料理ができると言えば
 旬の食材を使った和食よね♡」
と、思い立ち
図書館で和食の本を読み漁り
ピンと来たのが「牡蠣ごはん」

肉じゃがも作れないし
自分は牡蠣が大嫌いなのに
なぜか「牡蠣ごはん」
なんでそんな暴挙に出たのか、謎。

炊飯器で炊いた牡蠣ごはんをお弁当箱に詰め
最後の仕上げに牡蠣を乗せた
生だったかソテーしたかは記憶になし

それを彼氏の家に持って行って
多分ドヤ顔で食べさせた気がするが
その後彼氏は
トイレに篭りっきりになった・・・

ちゃんと料理をするようになって気づいたのだけど
私が買ったのは加熱用の牡蠣のパック
それを生か半生でトッピングしたんだから
そりゃあたるわね・・・

ちなみに牡蠣が大嫌いな私は
味見すらしてないので無傷、ひどい笑

あの時彼氏だった夫は、
ゲッソリした顔で
「大丈夫だよ、体調が悪かったのかも
 それか風邪ひいたのかも」と
一生懸命フォローしてくれてたけど

結婚した後の夫は
「牡蠣でれいちゃんに殺されかけた
 あの時死ななくてよかったー」
と、ネタにしている笑


あの頃は
本当にひどいもの作っていたな

それなのに
「私は手作りご飯を作るいい彼女」
と思っていたのだから、こわい。

そんな私が
大学3年生で長男を妊娠
突然ママになるわけですが・・・

その後のお話は・・・また次回🪄

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