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親が子どもにできること

子どもの安全基地を作ることの大切さ


子どもには安全基地が大切だ。
親はそのためにできるだけ
子どもの心に寄り添い、
家の中を安全な場所にする。

そのことは、
ポジティブ心理学を学んだときにも
アドラー心理学を学んだときにも
とても大切なことだと理解して

家の中をできるだけ
安全な場所にするように努力している。


どうして安全な場所にする必要があるの?


「どうして?」と理由を聞かれると
安全な場所でないと「心が育たないから」という
あいまいな答えしかできなかった。

でも昨日、はっきりとした答えが見つかったので
そのことを書きたい。


その答えは、「親の感情が子どもにも伝わるから」

不登校の解決方法を知りたい



うちには、思春期真っただ中の
高3男子と中3女子がいる。
学校に行く、行かない問題は今年で5年目。
母としては、いい加減どうにかならないのか…。

そんな風にため息をついてしまう日が
いまだに週に何度かある状況。


毎日苦戦続き…
とはいえ、娘が学校に行ける日もあるし
息子が早く起きてオンライン授業に出る
そんな日も増えてきた。

あと一押しだと思うのだけれど
今できることは何か?

悩むのではなく、解決の糸口が知りたくて
皆川公美子さんの講座に参加してみた。


別の観点から紐解く体験をした


昨日、皆川公美子さんの
「子育てに活かすポリヴェーガル理論」という講座で
心と神経の扱い方について学んだ。

国家資格キャリアコンサルタントで
ギャラップ認定ストレングスコーチを
もっていらっしゃる
株)サステナミー代表の皆川公美子さんは

「HSP・HSCの能力を社会につなぎ
多様性のある社会を創造する」をミッションに
活動されている。

何年か前にお友達から
とっても素敵な方がいらっしゃると教えて頂き、
HSP理論創始者のアーロン博士が制作した映画を
一緒に見に行ったのがはじまりだ。

その映画の日本字幕を製作したのも
皆川さんだということを最近知った。
(遅い💦)
https://sensitivethemovie.jp/


ポリヴェーガル理論


「ポリヴェーガル理論」

聞いたことがない言葉で戸惑ったが、
多重迷走神経なら、
起立性調節障害のことを勉強しているとき
何度も出てきた言葉。

なかなか意味が分からなかったので、
やっと結びつき、ちょっと嬉しかった。

「ポリ・ヴェーガル」とは、「複数の・迷走神経」を意味し、「多重迷走神経理論」という訳語が使われることもある。ポージェス博士は、自律神経系の発達を進化を軸に考察し、私たちヒトの自律神経系には3つの神経枝があると論じた。

朝日新聞デジタル(https://book.asahi.com/jinbun/article/14124022)

皆川さんは子育てを少しラクにするために
この講座を開催して下さいました。
わたしもちょっとラクになりたくて講座を受けました。

不登校や起立性調節障害のことを
調べたり学んでいたときに
とてもお世話になった先生からも
ポリヴェーガル理論の資料を頂いていた。
(探したら見つかって、びっくり!)

言葉にするのが難しいと調べていたら
すごく分かりやすいサイトを発見


トラウマ治療のために研究されたわけではなかったけれど
心や体の状態を、自律神経系の働きから説明できるので
トラウマを体験した方の治療を行う分野で注目されています。

ポージェス博士の学術論文はこれまで約3万回引用され、
心理学、精神医学、医学、教育、福祉などの
分野に影響を与えています。


そもそも迷走神経って?


自律神経系の交感神経と副交感神経は聞いたことがある。
活動する、休むの2つなのだと何となく理解はしていた。

でも、迷走神経っていったい何だろう?
講座を受けてからきになったので
迷走神経のことを調べてみた。


迷走神経(めいそうしんけい、英:Vagus nerve、羅:Nervus vagus)は、12対ある脳神経の一つであり、第X脳神経とも呼ばれる。副交感神経の代表的な神経。複雑な走行を示し、頸部胸部内臓、さらには腹部内臓にまで分布する。脳神経中最大の分布領域を持ち、主として副交感神経繊維からなるが、交感神経とも拮抗し、声帯心臓胃腸消化腺の運動、分泌を支配する。多数に枝分れしてきわめて複雑な経路を示すのでこの名がある[1]

ウィキペディア

これを読んでも結構難しい💦


わたしが学び、やってみようと思ったこと


わたしが分かったことは
・自律神経系は、
 人間が生き延びるために働いているということ。

・副交感神経に対して誤解があった!
 元気に活発に動くときには胃腸の動きは停滞し
 リラックスしているときに動いている。
 筋肉が弛緩し血流が増え、体温も上がる。
 

・ポリヴェーガル理論では、
 自律神経系の副交感神経が
 2つに枝分かれしていると考えられている。

・そのなかでも腹側迷走神経は
 うまれたときには未発達で
 20から25歳までの間にゆるやかに発達する。

・腹側迷走神経を発達させるためには
 身近にいる親の力が必要だということ

・背側迷走神経は、柔らかく出るモードと
 激しく止めるモードがあり、
 命にかかわるときには生命維持に徹し
 シャットダウンしフリーズする

・交感神経や背側迷走神経の働きを
 ゆるめるために必要な
 腹側迷走神経が発達すると、
 人は辛い状況でも立ち戻ることができるようになる


腹側迷走神経ってめちゃくちゃ大事じゃない!


交感神経は、何かを意欲的に行うことに使われ
仕事をする、勉強をするなど
日常的な生活をおこなうときだけでなく
危険を察知して、逃げるか戦うかというときにも優位になる。


副交感神経が枝分かれした
腹側迷走神経が優位だと、
誰かと一緒にいて嬉しい気持ちになったり
一緒にいて安心と感じる。

背側迷走神経が働くと、一人でいたい。
一人でまったり過ごしたい
お風呂でリラックスしたり
だらだらしていたいと感じる。

だからだらだらした時間も大切!
ゆったり過ごすことで元気を取り戻せる。

でも、頑張り過ぎたあとやストレスなど
辛い状況が続いてもうダメとなったとき
命の維持に徹してシャットダウンさせるときも
背側迷走神経が優位になっている。

腹側迷走神経は、
生まれつき備わっているものではなく
親子関係の中で徐々に培われたり
経験の積み重ねで発達していく。


ショックな出来事があったとき、ゆっくり時間をかけて癒されていく


背側迷走神経が優位になったできごとを
学生時代に体験したことがあった。
電車に乗ると緊張して手が冷たくなり
お腹が痛くなる。

専門学校に通っていたときに
急に体調不良になり
何年か症状が続いた。

今考えたら、専門学校に通い
アルバイトしながら課題を制作して
寝不足が続き、体が限界だった。

なかなか治らずに色んな病院に通った。

何故かもう大丈夫と思っても
人が近くにいる状態が苦手で
お腹が痛くなったり
手足が冷たくなる。

あれは何だったんだろうと思ったけど
緊張状態で体が反応した。
ショックなことがあって体に反応が残り
同じような状況になると思い出してしまう。

無意識にまたそうなっちゃうのかもと
体が身構えているのかもしれない。

結局、結婚する前までゆるーく薄らぎながら続き
夫と結婚して、「どんな状況もOKだよ」と
言ってもらってから
その症状がなくなった気がする。

心だけでなく体はいつも感じている


ここではじめの
「どうして安全な場所にする必要があるの?」
に戻ると、ただ言葉で「大丈夫だよ」と言われても
安心できないけれど、

ここにいて良いんだと
感じることができたから
わたしは長年の体調不良を
手放すことができたのだ。

わたしの例は時間がかかりすぎるけれど
子どもたちも、私たち親の声掛けと思いで
「今のあなたでOKだよ」「どんなあなたでもいいよ」
が伝わったら、きっと良くなるんだろう。

まずはできることをしていこう!
きっとそれはわたし達にしかできないことだから♡


私達は様々なことに神経を使っている


女性は特に子育てや介護、仕事に、夫との会話、
近所付き合いやPTAと、色々な場所で神経を使う。
疲れちゃうときもある。
自分のことを大切にしてゆったりモードを心掛けよう。

皆川さんが仰った言葉で刺さったのが
「この世界で一番大変な事業は子育てです!」

だから、お母さんは自分のやりたいことを優先する時間を持ち
自分を大切にしましょうと。

それを聞いてから、
毎晩、お布団の中でだらだらしている夫の行動も
意味があるのかも!と思えました。

人はだらだら時間がとっても大事。
メリハリをつければいいのだと。

講座の話をシェアして、一生懸命伝えたら
お皿を洗ってくれたあと、
夫はだらだらしに行きました。(笑)


◇わたしについて


心理学を誰にでもわかる言葉でお伝えしながら
「ちょうどいい子育て」をする方法について
発信しています。
強みコーチ、子育てコーチのMinaです。

詳しい情報や、ブログで書けない
高3息子と中3娘との日常や気付きなどを、
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◇講座情報


思春期ママが笑顔に2倍になり、
自分も家族も大好きになる
「強みBASIC講座」は、

松村亜里さんが翻訳された
「強みの育て方」をもとに

性格の強みについて
学ぶことができる講座です。
講座の詳細はこちらの記事を
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