筒井隆

鍼灸あん摩マッサージ指圧師。明治国際医療大学大学院卒。湘南~三浦半島を中心に活動してい…

筒井隆

鍼灸あん摩マッサージ指圧師。明治国際医療大学大学院卒。湘南~三浦半島を中心に活動しています。非常勤講師、トレーナー活動も経験。現在は機能訓練士と個人で自費出張施術をやっています。治療内容よりも、普段の気づき、人間について、未病、健康を私なりの価値観で書いてます。

最近の記事

高齢者にとってのルーティン。

ルーティンって、大切だと思うのですが毎日が同じ繰り返しだと面白くないこともあると思います。 ただ、高齢者についてはある意味ルーティンがとても大切で、特に健康管理するうえで必要な要素なのだと思いました。 最近、現場で体調を崩す高齢者が多いのですが、 見た目やその時のバイタルチェックでは判断しにくくても、ちょっとした違いで気付くこともあるのです。 例えば、いつもの場所に立ってお迎えを待っていなかったり、寝坊したり、髪を整えてなかったり。 身体的な特徴の変化よりも、いつも

    • バーって、敷居が高くて入りにくそうな雰囲気があるのに、とあるマスターのおかげで固定概念が変わったお話。

      「ここでお酒を覚えて、他のバーで飲んだときに格好良く頼みなさい」 とあるマスターが私に言ってくれた言葉です。 私が居酒屋に1人で行き始めたのは23,4歳くらいの時でしょうか。 最初は職場の先輩に連れられて、お酒や雰囲気を楽しんでました。 その後、1人でも通うようになり、ある居酒屋の常連になるのですが、全然勇気がなくて行けなかったのがバーなんです。 そんなあるとき、勇気を出してバー行ったんです。 店内はとても雰囲気がよく、シックな感じもあり、ジャズやクラシック音楽が

      • 高齢者と関わる難しさ、その①

        私は鍼灸あん摩マッサージ指圧師という資格を使って、仕事をしているのですが、特に高齢者と関わることって本当に難しいと感じます。 臨床経験も10年以上経った今でも毎回、勉強させられています。 今回は何回かに分けて書くかもしれませんので、その①というタイトルにしました。 まず始めに とにかく疾患が多すぎます。 10代~20代の方ですと、体調に不具合があっても疾患としては少ないように感じます。(もちろん、中には多い方もいますし様々です。) 痛みや不調の原因も割とポイントが

        • 逃げ場をつくる。

          逃げ場って、必要ですか?不必要ですか? これって、職種や業種、仕事の形態で変わると思うのですが、大体の人は必要だなって感じます。 普段、仕事や育児、むしろ生きている中で必ずストレスを感じます。 逆にある程度ストレスを感じないと人間的に成長しないというか、生きていく面白みが少ないと思うのです。 ただ、ストレスを強く感じてしまい、それが長期化すると、人(動物)って、逃げるor機能停止します。 それが、鬱だったり、燃え尽き症候群だったりします。 ここまで来てしまうと、や

        高齢者にとってのルーティン。

          気付きを得る為には?

          先日、心理系を専門として臨床に出ている、同期と話をする機会がありました。 いわゆる、「気付き」「マインドフルネス」とかある意味流行のように言われていますが、どのように気付く必要があるのでしょうか? 私は同期と話していく中で感じたことは 言葉 違和感 の二つです。 気をつかわない人(誰でもいいです、動物でも)と話しているとつい、言葉に出てくる事ってありますよね。 それが、プラスマイナスどんな表現でも良いと思うのですが、 その言葉が「本音」です。 その「本音」か

          気付きを得る為には?

          お金で時間を買う。

          お金。 とても大切です。 時間。 とても大事です。 どちらを優先するべきか。 僕にとってはケースバイケースかなと思っています。 お金は大切で、働きまくればある程度の収入(業種にもよりますが)をもらえると思うのですが、時間がなくなってしまうと何も出来ません。 人生を豊かにするには時間をどう使っていくかも大切だと思うのです。 そんな局面に私はいるような感じがします。 稼ぎが一般的に比べて多かったとしても、周りが上手く回っていかなければ面白くないし、楽しくない。

          お金で時間を買う。

          立場は同じになって気付くこと。

          最近、ふと昔の事を思い出しました。 確か、中学の友人結婚式余興で撮影しようと集まりがあった時のこと。 私の出身中学やその友人達は、割と早くに子どもを授かってる人が多くいまして。 集合時間になってもほとんどの人が全然来ないんです。 ちらほら来始めて、全員集まったのが集合時間から2時間くらい経ってでした。 当時、独身だった私からしたら時間を守らないのなんてありえない、この人の脳内はどうなっているんだ、とか色々な感情や思いがありました。 ただ、子育て中の身になって思うこ

          立場は同じになって気付くこと。

          自分の空間を作る。

          仕事や家事、育児をしていると自分1人の時間はなかなか取れないものです。 そんな時期が長く続くと悶々とした状態が続き、不定愁訴や自分の弱いところに反応が出ます。 私は皮膚や、気管、持病の坐骨神経痛がありますので、だいたいその辺りに症状が出てきます。 そんな時、 あ、無理してるな と感じて、ちょっと立ち止まったりします。 以前は休むことや止まることに不安がありましたが、今は全くないわけではありませんが、少しずつ休むようにしています。 性分はありますけど、自分の立ち位

          自分の空間を作る。

          休んでみよう。

          最近、仲の良い友人から「休んだ方がいいよ」と言われることが多い。 18歳からこの業界に入り、時代遅れかもしれない「修行」と積み、 今に至るわけですが。 確かに、ゆっくり休んだ記憶なんて、ほとんどないし、家でゆっくりした記憶なんてあんまり思い出せないことに気付きました。 あぁ、確かに私って休んでいないなと改めて気付かされるわけです。 そのせいか、数ヶ月前に咳が止まらず、体調不良も続いておりまして。 なるほど、これは体が求めているサインだと考えさせられます。 なかな

          休んでみよう。

          自分のスタンス。

          仕事と家庭、生活。 よくどっちが大切なの?とか 生活する為には好きでもない仕事をしなければいけないとか 色々な考え方ってありますよね。 私は特に正解はないと思います。 もちろん、人それぞれの生活水準や基準があると思うのですが、 生活のことばかりを気にしてまで、仕事を無理する必要はあるのでしょうか。 家族や生活を支えるために自己犠牲を追求する。 そんな方も多いと思いますが、健康第一ですし、そこまで自己犠牲しなくて良い方も沢山いらっしゃると思います。 色々な方とお

          自分のスタンス。

          林伸次さんの小説が10月に出る予定です。

          林伸次さん。渋谷にある「BAR BOSSA」のマスターであり、文筆家として「大人の条件」や「恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる」などいくつかの本やコラムを執筆しています。 今度は10月に小説を出す予定でして、そのゲラを読ませていただきましたので、感想を載せたいと思います。 また、正式な発売情報につきましてはこれからのようなので、分かり次第またお伝えしようと思います。 簡単にですが10月に出る本は、それぞれの「小さな世界」が舞台となっています。それぞれの小さな世界で生

          林伸次さんの小説が10月に出る予定です。

          メサイアコンプレックス

          心理を中心に仕事をしている友人がいるのですが、メサイアコンプレックス、こんな言葉を教えてくれました。 医療従事者や介護者、要はケアする人が陥りやすい事なんですって。 無意識のうちに誰かの救世主になって、自分の自己肯定感の低さや劣等感を紛らわしたりしてしまう事らしいのです。 また、無意識に人の手助けをし過ぎてしまうとか。 それで、見返りがないと逆に怒ってしまったり。 ある意味お節介な感じですよね。 これを聞いて思ったのが、昔の近所のおばちゃん。(全員そうとは言ってま

          メサイアコンプレックス

          子供に説明できますか?

          子供って、どうして星人です。 言葉でも名前でも行動でも どうして? が付きものだと思います。 最近、5歳になる子としりとりをやっているのですが、 例えば、ルーレット(普段使わない言葉)とか言うと どうして星人が発動です。 もうね、説明するのがすごく大変で。 えーっと、こう言う感じで、こんな時使って、こんな形してて… でも、この伝える作業ってとても大切ですよね。 コミュニケーションにもなるし、説明も上手くなるし。 僕にとっては患者さんに説明するにも役に立っ

          子供に説明できますか?

          こんな歯医者さん、すごくないですか?

          私が定期的に診させていただいている歯科医師の患者さんがいらっしゃるのですが、こんなことを患者さんに聞くみたいなのです。 「最近、楽しいことありました?」 これって、すごくないですか? というか、本当に素敵だなと感じました。 私のイメージなのですが、医者ってあまり、その人の感情に入ることってしない気がするのです。 ただ、最近会う医師は人柄が良いというか、ある意味人間らしい方が多いのです。 語弊があるかもしれませんけど、医療人ってそういう傾向がある気がするのです。 こ

          こんな歯医者さん、すごくないですか?

          会話で分かること。(大人編)

          先日、定期的に会っている友人と飲みました。 遠方にいるため、年に数回しか会わないので、何となくお互いの近況報告が中心になってくるんですよね。 その中で会話をしていると、自分の現在の環境や心理状況がすごくよく分かるんです。 逆に昔からの友人だからこそ、忖度なく話すので耳の痛い話を聞かされたりもします。 自分が何となくそういう傾向あるよなー、とか思っていることをズバッと言ってくれたり。 一瞬、イラッとしたりもするのですが、そうだよなぁ、と納得したり。 自分が何を求めて

          会話で分かること。(大人編)

          医療従事者がなりやすい事。

          私も医療従事者の端くれですが、つい疎かになってしまう事があります。 そう、自己管理です。 ついつい、患者さん、利用者さんを優先的に考えしまい、自分の優先順位が落ちてしまう事です。 この現象って、一生懸命な医療従事者に多いんですって。 (該当しない方が手を抜いていると言うわけではありません。) 確かに、最近私も体調を崩しまして。 個人で仕事をしているのもありますが、依頼が来たら断れないんですよね。 あと、自分のスケジュールを過密にしてしまう傾向がありました。 ああ

          医療従事者がなりやすい事。