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奨学金完済を機に、社会人生活を振り返る

ご無沙汰してます。shinonomeです。転職活動など色々ありましてnoteをお休みしてましたが、この度復活することになりました。また改めて、よろしくお願いいたします。

さて、表題の話になります。
先日、大学進学時に借りた奨学金を完済しました。完済までに10年と少しかかりました。長かったような短かったような。ある意味、社会人生活としての一つの節目を感じました。
そこで今回は、奨学金を借りるに至るまで~完済までを書いていこうと思います。


高校進学時から成績を意識

高校ではやりたいことが漠然としていたのですが、元々学ぶことが好きだったり好奇心旺盛だったので「だったらとりあえず勉強はしよう」と、頑張って学校で良い成績を取るよう、なるべく心がけていました。やりたいことが決まった時「あの時、勉強しておけばよかった」と極力後悔したくなかったですし、ただただ漠然と「学校の成績も何かに役立ったらいいなぁ」とも思っていました。

自分で言うのもあれですが、高校入ってすぐこの判断ができたのは我ながらGJでした。この選択肢が、後々の自分を楽にしてくれたとも思っています。

奨学金の選択

学んだことをきっかけに、大学へ進学することになりました。その時知ったのが「日本学生支援機構(JASSO)」の存在です。
JASSOの奨学金制度は「一種(無利子)」と「二種(有利子)」です※。
諸々説明を受け、一番最初に思ったことは「有利子にしたところで貸与額は上がるが、自分は返済できるのか?」でした。
それは、「奨学金は借金」という認識と、キャリア形成も意識した上での気持ちでした。

キャリア形成といっても綿密な計画ではなく、ざっくりと、まずは「妊娠・出産」というイベントが生じても有利子で完済できるか?を自分に問いかけましたが、答えは「No」でした。

また、自分の高校の成績が「一種」の申請資格を満たすことから、一種で申請することになりました。

※2020年からは「給付奨学金」もスタートしたそうです。

在学中のこと

無事に一種を利用できることになり、大学生活がスタートしました。
在学中の成績も上位をキープしながら、学びたいことはしっかり学ぶ、そして遊ぶ!をモットーに、学校生活を送っていました。
(在学中の成績が奨学金にも影響することを気にしていました)
部活も入ってたし、アルバイトも色々経験しました。

就職、想定外の出来事

そして、就職したのですが。秋からいよいよ返済スタート!という中で、想定外の出来事がありました。

お給料が想定以上に低い。そして、会社の経営悪化もあって、ボーナスが殆ど出ない…その辺の子どもが貰ったお年玉の額の方が確実に上だった位出ませんでした。

このような状況の中で一人暮らしをしていて、どうやって月数万円を返済していこう…という課題に常に悩まされながらも「1日でも早い完済を目指す(妊娠・出産時期までには完済)」「貯金をする」ことを重視して生活していました。
(詳しい生活については、また後日お話しできたら…)

転職

数年後に転職し、年収もアップしたことで返済と生活もちょっぴり楽になりました。貯金も少しずつ増えていきました。
正直、転職しなければ完済は難しかったです。。

そして一括返済へ

貯金が目標額に達し、返還残高も残り僅かになってきたので、最終的には一括で返済しました。勿論私の貯金から返済しましたが、高額な支出でもあるので夫と話し合って決めました。

「ご利用は計画的に」の計画をどうやって立てるのか

改めて高校~社会人生活までを振り返ると、高校生の時に4年以上先のことを見据えて多額の借金をするってかなりハードですよね。「計画的に」「よく考えて借りましょう」と言われても、ピンとくる学生の方は少ないと思います。
幸い私は一種を利用しましたが、会社のことなど色々想定外のことが重なり、返済はきつかったです。それでも、先のキャリアや生活を極力意識したことで返済を続けることができました。

そのため、今の私の気持ちとしては、「自分で自分を褒めたい」気持ちが半分、「給付奨学金を拡大してほしい」気持ちが半分です。
将来、私の完済した奨学金が、少しでも給付となって未来の学生達の支えになれば…。そう思う今日この頃です。