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【フルタイムで留学する方へ】退職前にするべきこと(キャリア編)

「今働いているけど退職して留学したい」
「9月からの留学に併せて会社を退職予定」
という方向けの記事です。

私は2022年8月に会社を退職し、フルタイムの学生として同年9月に台湾大学GMBA課程に入学しました。自分の経験を基づいて、退職前にやっていてよかったこと・やっておくべきだったことを書いてみます。

卒業後の就職活動で見られるのは学業より職歴

私は8年ほど社会人をしてから入学したので、中途/キャリア採用枠での応募になるケースがほとんどです。(社会人歴2-3年で20代半ばであれば第二新卒枠の企業もあるかもしれませんので、個人・応募先企業の事情によって異なります。)

中途採用ですと「学生生活で力を入れたこと」よりも「前職の経験や実績」が重視されます。MBAの知識や経験もプラスになることはあるかもしれませんが、私が調べている限りでは職歴よりも重きを置いてみる企業はありませんでした。

退職日・入学日が近いてくると新生活に目が向いて浮き足だってしまいますが、退職前に実績・経験の棚卸しをしておかないと、学校の卒業が近づいたときに履歴書・職務経歴書がうまく作成できなくて書類選考通らない、なんてことになってしまうかも。

退職前に鍵となる数字をメモしておく

退職して半年になりますが、前職での工夫したことや成功したプロジェクトのストーリーはよく覚えているのですが、細かい数字は結構うろ覚えになっています。職務経歴書では自分の実績を数字で表すと文章より説得力が増すこともありますよね。

退職前に、採用の際自己PRに役立ちそうな数字は計算してメモしておいた方がよいです(機密情報の持ち出し・漏洩に注意)。営業の場合ですと、売上や新規顧客数などでしょうか。前年比はよく使うのですぐ手に入りますが、「自分が担当してから何%売上増えた」とか「自分が在籍してから新規顧客は何件増えた」のような自分ごとの数字は計算しないと出てきませんので、退職後に計算しようと思ってもデータにアクセスできず後悔することになるので要注意です。

あと、前職の給与明細も在学中しっかり保管しておいた方が良いです。希望年収を考える時や求人情報の福利厚生を考える時の比較対象になります。前職でいくらもらっていてどんな待遇だったのか把握しておかないと、転職後に実はトータルでマイナスになっていた、なんてこともあるかもしれません。

退職前に履歴書と職務経歴書書いてみるのが◎

卒業が近くなるにつれ遅かれ早かれ作成することになります。仕事のことを一番覚えているのは在職中ですので、記憶が詳細まで鮮明なうちにキャリアの一区切りの総棚卸しとして履歴書と職務経歴書を作成しておくのが、長い視点で見ると賢い選択だと思います。(後知恵ですが。。)

在学中、常に最新の履歴書を持っておくと。。。

MBAの醍醐味の一つに人脈があると思います。特に海外留学ですと現地在住の日本人コミュニティとも繋がることができます。駐在でこれらている方等中には経営層の方もいらっしゃるので、食事中などとっさの会話の中でオープンポジションの話が出ることがあります。

自分の興味があるポジションの話が出た時に、既に履歴書を作っていれば、「明日履歴書送るので人事や担当部署に回してもらえませんか?」というように直ぐに行動することができます。手ぶらで「お話聞きたいです」より真剣さが伝わる気がします(ケースバイケースかもしれませんが)。

個人的には、MBAの人脈を存分に活かすためにも最低限履歴書(あとできればLinked In、英語履歴書、職務経歴書)は退職前に用意して、在学中も日々アップデートするのが良いと、留学生活の中で感じました。

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