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成果が出る直感を持つ人と、持たない人の違い

こんにちは、川畑です。

今日は、「直感」について話したいと思います。

僕は昔「直感」というものが大嫌いでした。

ネットを見ていると、色んなところで“直感の大事さ”を言っている人がいますよね。

「直感は思考よりも正しいんだ!」

「考えるよりも直感に従って行動したほうがうまく行く」

とかとか、、、、

あの武術家の達人、ブルース・リーの「考えるな、感じろ!」という名言も、とても有名ですよね。

なるほど、確かに今の僕なら、直感を正しく使えた方が、ビジネスでもより良い成果を作ることができそうだと理解できます。

そう、“今なら”です。

というのも、実は僕、元来は直感というものが大嫌いでした。

あやふやなもの、目に見えないもの、感覚的なもの、、、

などなど、こういった不確かなもの全般は、信用ならないとずっと思ってきました。

僕の中で直感と理屈で食い違いが起きた時、必ず理屈のほうを正しいと信じていたんですね。

だから僕って理屈人間なんですよね。

ですが、そんな理屈大好き人間の僕は、最近になって「理屈で考えることの限界」を感じるようになってきました。

なぜ理屈の限界を感じるようになったのか。

それは、バスケです。

直感大嫌いの理屈人間が、ぶち当たった壁とは

僕はバスケを小さい頃からずっとやってきました。

どこからを本格的にと言えば良いのかはよくわかりませんが、習い事としてバスケを始めたのが小5ですので、もうかれこれ20年近くもバスケをやり続けてきたんですよね。

大学生の頃は、リーグ戦でいう2部に所属している部活に所属していて、ぎりぎりベンチ入りするぐらいのレベルでやっていました。

そこのリーグ戦は、僕からすると本当にレベルが高くて

高校生の時にインターハイでいつもベスト8入りするチームのエースや、ウィンターカップ(インターハイよりもレベルが高い全国大会)でベスト5に選ばれるような選手たちが、うじゃうじゃいるような大会です。

(それこそ控えにいる選手が、高校では全国大会トップレベルの選手がいたりするぐらいでした。)

まぁ東京都の弱いところで、ちょっと目立ってただけの僕なんて、全然通用するような場所じゃありませんでしたよw

でもなんとかそのレベルについていこうと、自分なりに必死に練習を積み重ねてきたんですね。

ただ、今でもまだまだ上手くなりたいという気持ちは強く、できればプロとやりあえるぐらいのレベルまで自分のスキルを高めたいと思ってます。

とはいえ、プロと今の僕とでは、絶対に埋められない差が1つあります。

それは「練習量」です。

僕には今、マーケターという本業があるので、プロと同じ量の練習をしたらお金が無くなっちゃうわけですw

でも、少しでもプロレベルに近づきたい。

そう考えたら、なんとか隙間時間を縫って、バスケのプレー上達につながる何かをしないといけないんですよね。

本当に微々たるものではありますが、自分なりに上手くなるための工夫をしてます。

例えば、仕事の休憩時間に筋トレしたり、移動時間中はNBA(世界最高峰のバスケリーグ)を見たり、空いた時間で体の使い方に関する情報を集めたり、、、

そして今は週に2回ほど、地元で草バスケをする機会があり、そこでちょっと実践練習ができたり、、、

そんな程度の練習を、日々しております。

バスケから学んだ、直感の大事さ

で、最近ちょっとバスケが上手くなってきたというか、バスケIQが上がってきている手応えがちょっとあるんですよね。

というのも、あれだけ嫌ってた直感が上手に働くようになってきてるんですよね。

どういうことかというと、バスケって頭でごちゃごちゃ考えてると、チャンスが全部無くなっちゃうんですよ。

例えば、バスケは1秒間の中で色んな出来事が起こります。

バスケは味方5人 vs 敵5人で戦う攻防戦をずっと繰り広げていくので、コート上には10人いるんですよね。

で、コート上にボールは1つしかありません。

バスケでは、1秒間の間に

  • ボールを持ってる選手が何を狙ってるのか

  • ボールの近くにいる味方選手は何を考えているのか

  • 相手選手は、シュートを防ぐためにどうしようと思っているのか

  • 他の味方、敵の選手は何をしようとしているのか

これら全てを、コート上にいる選手の位置、体の向きや姿勢、目線から、常に読み取り続けないといけないんですね。

これ全部を頭で理屈で処理しようとしたら、1秒のシーンを理解するのに10秒ぐらいかかっちゃいます。

バスケは数秒ごとに目まぐるしく展開が変わっていくので、理屈で考えてどうにかしようとしている限り、絶対にバスケの展開に追いつけないわけですね。

バスケで大事なことは、その瞬間の展開がパッと目に入った瞬間に、次何をやるべきなのかを正確に判断し、コート上で表現できないといけません。

要は、頭の中の思考を

今ボールを持ってる選手は1対1を仕掛けようとしてて、ボールサイドのウィングにいる選手はドライブに対して合わせようとしてて、逆サイドにいる自分ともう一人はスクリーンを掛け合ってヘルプディフェンスが行かないようにしつつ合わせに行って、、、

と、ごちゃごちゃ考えるのではなく、これら全ての思考回路を

シュートを打つ!

ぐらい、シンプルに何も考えず、正しい判断をできるようにする必要があるんですね。

この判断の正確さと早さを兼ね備えた選手が、すごく良い選手なんですよね。

大学で、格上の選手とマッチアップした時、一番実力差を感じたのは、その「判断力」でした。

理屈で頭が凝り固まってたら、絶対にできないような、一瞬の隙を逃さない判断力が本当にすごいんですよね。

まさにこの判断力は、磨かれた直感によって為せる技なのです。

もちろん僕の判断力なんて、トップレベルの選手に比べれば遠く及びませんが、以前の僕と比べたら、なんとなく判断力が良くなってきた実感があるんですよね。

つまり言い換えれば、直感力が磨かれたのです。

どうすれば直感は、使えるものになるのか

では、僕がどのようにして直感力を磨いたのかというと、ひたすらイメージトレーニングと実践を繰り返し交互に行ってきたからです。

具体的には

  • NBAの試合をじーっと見る

  • プレーしてる選手の考えていること、体の動かし方を観察する

  • 自分に置き換えて、体の使い方、プレーをイメージする

  • チーム全体で何を狙った戦略をとってるのか。どんなフォーメーションが、どういうタイプの選手のプレーに活きるのか。

こういったを、オフの時間にずーっと考えています。

そして、自分の中である程度プレーのイメージを作り込んで、週に1〜2回のバスケでイメージしたことを実践するんですね。

自分のプレーは全部動画に撮ってるので、バスケが終わった後は試合を見返して、ミスしたプレーや、上手く行かなかったプレーは何がダメだったのか原因分析します。

(ちなみに、上手く行ったプレーは何度も再生してニヤニヤしてます笑)

上手くいかない原因が分かったら、次はどんなふうにプレーしたら良いプレーに変えられるのか、NBAを見ながらもう一度イメージを作り直して、また実践の場で試します。

こんなふうに

  • 上手い人のを見てめちゃめちゃ分析し、イメージする

  • 実践で試す

  • うまくいかなかったプレーの原因を分析

  • 修正

まさにPDCAをぐるぐる回してるわけなんですね。

すると、少ない練習量でも着実に上達していくんですね。

一流の仕事人は、必ず「磨かれた直感」を持っている

で、なんでこの話を延々としたかというと、当然あなたにもバスケをしてほしくて、、、

というわけではありません笑

「ちゃんと使える直感になるまで磨いてますか?」

という問いかけなんですね。

先ほど冒頭に「考えるな、感じろ!」というブルース・リーの名言をご紹介しましたが、ブルース・リーもただの直感人間だったわけではないと聞きます。

ブルース・リーは武術の道を極めるために、ノートにはメモがビッシリと書き込まれており、理屈を持って考えに考えて、さらに考えに考え尽くして、その最果てで「考えるのではなく、感じることが大事なんだ」という結論に至ったんだと思うんですね。

だから僕は、安易に「直感に従った方が正しい!」と軽々しくいう人のことは信じられないんですよね😅

(いやいや、それはあくまで直感が磨かれてるという前提があっての話でしょ)

と思うんですよね。

まだ原石の状態の人が、「直感が正しい!」と信じて行動を起こしたら、それはただの考えなしの行動にしかならないんですよね。当然、良い結果にはつながりません。

安易に直感無敵論を唱えてる人は、果たしてそこまで考えた上で言ってるんだろうか?と疑問が残ります。

おそらく、このメルマガを読んでくださってる方の多くは、

セミナーやセッション、コンサル、セールスなど、対人の仕事をされてる方が多いと思うんですよね。

対人の仕事は、相手にするお客様によって、当然状況は変わってくるので、その場その場でのベストな判断が求められます。

臨機応変に、ベストな判断を「直感」でできる人は、その瞬間に至るまでに、どれだけの努力と準備を積み重ねてきたかに依存します。

僕にビジネスを基本のキから教えてくれた金子さんが、セミナーへの取り組み方について話していた時、とても印象に残っていたことがあります。

「しっかり準備をすること。そして、それを捨てる勇気を持つこと。」

セミナーを始める時、当然準備を入念にします。

いざセミナーが始まった時、自分の状態、参加者の状態や反応、これらを見たときに「あれっ、想定していたものと違うな」と感じた時に、準備していたものを捨て、もっと受講生の役に立ちそうな話に切り替えていく。

いわゆる、アドリブが始まる、というやつですね。

しかしこのアドリブは、準備を入念にしたからこそ、「価値あるアドリブ」ができるわけであって、

準備なしのアドリブは「その場しのぎのアドリブ」にしかなりません。

本当に価値ある仕事ができる人は、徹底的に準備をしてからのぞみ、土壇場で直感を信じて準備したものを捨てることができる人です。

今、第一線で活躍してきたテレビディレクター(現YouTubeプロデューサー)の本を読んでいても、全く同じことが書かれていました。

使える直感は、「入念な準備と下積み」によって成り立ってるものなんですね。

そして、一流の仕事人を見ていると、みんな研ぎ澄まされた直感を持っており、それをフル活用しているなと思います。

直感を磨けば磨くほど、あなたの仕事ぶりはどんどん一流に近づいていくんですね。

極論を言ってしまえば、一流の仕事ができるようになったら、「マーケティング」なんて面倒くさいことしなくても、勝手に仕事がやってくるようになります。

(なぜなら一流の仕事ができる人は、それだけ少ないからです。)

今の時代は、一流に限りなく近い実力者が求められています。

一流の仕事を目指したい!という方は、ぜひ意識して直感を磨いていってくださいね。

僕もまだまだ精進せねばならない身なので、今日以降もたゆまずコツコツと努力を積み上げていきたいと思います。

今後も売れ続けていくためにも、お互いに確かな直感力を磨いていきましょうね😊

というわけで、今回は以上です!最後までお読みいただきありがとうございました!

川畑


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