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【書き出し用】薄桜鬼二次創作

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2024年4月の記事一覧

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_23

「なにを考えている?」  千鶴の意識を割るのは、不機嫌な風間の声だ。  声と共に、桜色の唇…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_22…

「あ、ふぅ、う……」  ただ角を触れ合うだけなのに、こんなにも体が感じることは千鶴にとっ…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_21

「お前、あの女とも角を触れ合ったのではないのか?」  あの女とは、千姫のことだと気づくの…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_20

「馬鹿を言うな」  攫わねば。と、己と千鶴の浴衣の帯を解いていく。かすかに聞こえる衣擦れ…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_19

 耳元で紡がれた言葉は、残酷なほどに甘くて、美しくて、それでいてどこかほろ苦い。  報わ…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_18

「千景さん、愛しています」  自然と口から出た素直な告白に、一瞬、風間が固まった。この男…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_17

「ん……、ふっ」  千鶴は風間の舌に自分の舌を絡めて、そして強く吸う。すると風間が驚いたように一瞬動きを止めるも、すぐに主導権を奪い返すように激しく舌を絡ませてきた。 「んっ……はぁ……」 「ぁ……」  熱い吐息を混ぜ合わせるように、互いの舌を吸い合う。さぐりさぐりと息を合わせて、唾液を啜り合うような深い口吸いをしながら、ゆっくりと布団の上に横たわり、布団を背にして風間と向かい合う。風間の瞳に映る自分の顔が、どこか歪(いびつ)なのは気のせいではない。  白銀に染まりつつある黒

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_16

 あの時、土方さんは……。  脳の片隅にある記憶をたぐりよせて、千鶴は呼吸を整えるような…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_15

 そう言って鬼姫は、愛しい人の胸に埋めた顔を上向かせると、紅の瞳をじっと見つめて言うのだ…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_14

「……っ。恐れてなんか」 「いい加減、俺を観ろ。攫って欲しいのなら存分に攫ってやるし、と…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_13…

「当然だ。鬼は嘘をつかんし、雪村云々以前に、同族のお前を保護しようとしたのは本当だ」 「…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_12

「知っていたんです。私はその程度の存在だったんです。たまたま彼らの近くにいただけ。土方さ…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_11…

 不知火事態に悪意がなかったのが始末に悪い。  不知火は人間と親しくなったことで狂ってし…

【書き出し用】年単位で放置された18禁_二次創作の続きを書こう2_薄桜鬼_狂咲鬼哭_10水

「……お前は、おかしなことを言うな。幸福の種類に嘘と本当があるというのか?」 「そんな二つに分けられるほど、単純な話ではございません。私が幸せだと思ったから、それが幸せなのです。風間さんに対して、幸せになることを望んだように、新選組のみなさんの努力が、結実することを望んだように」  新選組の努力は花を咲かせたが、実を結ばずに散ってしまった。  ただ、その花の美しさは多くの人を魅了したはずなのだ。  彼らの生きた証が後世に続くのは良いことであるが、その先にあるのは歴史が生み出し