見出し画像

夫と世界一周中に考える、最強の宿の選び方


世界一周に出て4ヶ月半が経ち、これまで19カ国、33都市ほどに滞在した。
ということは、それだけの宿を予約し、泊まり、成功体験も失敗体験もしているということ。

ということで、今更ながら、私たちにとっての「最強の宿」の条件を考え、今後の宿選びに活かしていきたいと思う。

私たちはどんな旅人か

まず、自分たちのことを客観的に分析してみる。
条件1:夫婦2人
条件2:Youtube を毎日更新している
条件3:どちらかといえばインドアで、観光大好き人間ではない。寝るのが好き
条件4:自炊はしないが、買ったものを部屋で食べることが多い
条件5:贅沢志向でも節約志向でもない
条件6:見知らぬ人と同じスペースになることにはストレスを感じがち
条件7:体調をくずしがち
条件8:虫が無理
条件9:洗濯は自分で行なっている

「最強の宿」必須条件

条件5・6・8より:ドミトリー「以外」

ホテルタイプでもアパートメントでも良いのだが、とにかくドミトリー以外を選ぶしかない。
旅人が誰しも交流好きで、世界中みんなお友達とは限らない。
4ヶ月旅してきて、人と関わる楽しさももちろん味わっているが、やはり人目を気にしたり、気遣ったりすることの精神的なストレスは馬鹿にならない。
相手を疑いたくないが盗難は怖いし、いつ何時もアンテナを張り続けるのは疲れてしまう。
ついでに、衛生的にかなりハズレも多い。
ドミトリーは自炊も基本的に可能で経済的だが、2人部屋のホテルは、意外とコスパがいいことが多い。

条件2より、Wifiが無料で使える

これも必須だ。仮にYoutube をやってなくとも、旅人に調べ物はつきもの。
いちいちデータを使用していたら大変なことになる。

これは私たちの体験談だが、一度スリランカの高地のホテルに泊まったことがあった。
気候も良く、広々としたホテルだったのだが、唯一wifiが弱かった。
少し弱いのではない、非常に弱かった。
どれくらい弱かったかというと、1分間とWifiマークが続かず、すぐ「圏外」の文字が表示される。
仕方がないので、廊下にあったルーターのアンテナを自室の方に傾けた。
しかし一度部屋に入ってしまうともうダメなのだ。
部屋のドアに張り付いて、見えないルーターの方にスマホを傾け、オフラインでも視聴できる漫画やらビデオをダウンロードしていた時間は永遠のように長かった。ダウンロードする前に自分たちがチェックアウトしてしまうかと思った。

旅をしているのだから、デジタルデトックスを試みればいいと思ったのだが、無理だった。デジタル大好きである。

条件7より、ホットシャワー

これは譲れない。どんなに暑かろうと暑いシャワーを浴びることができないと風邪をひいてしまう。
これまで3箇所ほどホットシャワーが浴びられないホテルがあったが、それらがそのまま、私の思うワースト3だ。


最強の宿「なるべく」条件

条件1・3より、ツインベッド

これはあくまで「なるべく」なのだが、ツインがいい。
私たちはラブラブなのでダブルベッドもそれはそれで歓迎なのだが、やはりより深く、質の良い眠りを欲するならばツインが最適だ。
寝返りを打つと相手を起こす。タオルケットの引っ張り合いが起こる。
寝る前のお楽しみのスマホいじいじの時、ブルーライトが相手の邪魔になる。
そんなこんなを考慮しても、やはりツインがいい。
ただし、観光都市では予算に対して部屋の面積が小さい場合が多く、そんな時はダブルベッドを選んだ方が、足の踏み場が多いことが多々ある。

条件2・4より、机と椅子2脚がある

机については、はほぼ「必須」に近い「なるべく」だ。
やはり調べ物や動画作成、そして買ったものを宿で食べたい私たちにとって机は神様のような存在である。
「必須」でないのはなぜかというと、一応椅子(机なし)やベッドの上でもどうにかなるからである。
でもものすごく体が痛くなり、今体に悪いことしているなあ、と思う。

願わくば、腰や首が痛くならないようなちょうどいい高さの机・椅子がいい。
そしてわがままを言うなら、椅子が2脚あるといい。向かい合って、もしくは隣り合って机をシェアできると夫婦ともに楽なのだ。

この机と椅子の条件は、こんな旅の仕方をするまで宿に求めたことはなかった。国内旅行でも、床や畳やベッドにごろごろしていればよかった。
これが最も、今の私たちならではの「最強の宿」条件かもしれない。

条件4・5・7より、食堂やスーパーが徒歩5分圏内にある宿

これも予算や部屋の内装との兼ね合いで「なるべく」なのだが、
やはり低価格で食料を調達できる場所が近くにあるといい。
物価の安い国ならまだしも、高い国では都度の外食が命取りになる。

そういえば、学食のような、指差し注文できる食堂を最近トルコで見つけた。
現地の言葉が分からずともご飯を選べることがとても嬉しかった。
英語メニューを置いている店は、世界一周をしている体感では、4分の1もないだろう。
食事の満足度は1日の満足度にかなり直結するので、栄養あるご飯を自分の意思で選べるお店は貴重で、ホクホクした。
そういった食堂や、あるいは言語がわからずとも勝手のわかっているスーパーが宿から歩ける距離にあると、最高である。

私たちは条件7の通り結構めんどくさがり屋なので、徒歩圏内にない場合は大人しく、高いお金を出して外食してしまう。
バックパッカーとしてやや不適格であるが、夫婦2人揃ってそんな感じなので割り切っている。

条件9より、風通しのよい部屋

窓がない部屋、ダメ。
エアコンがない部屋はもっとダメ。
洗濯物が乾きやすい部屋が正義である。


「最強の宿」条件、こんなところであろうか。
まだ旅はあと8ヶ月続く。
今後もagodaやBooking.comのグレードを上げながら、「最強の宿」を探求し続けたい。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?