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【夏休み企画】5,000ビュー突破した過去記事をご紹介②「ラジコン大海戦」

相変わらず夏休みを田舎で満喫しています。

子供と普段出かけない場所で遊んだり、普段食べない料理を堪能したりと、仕事から離れてリフレッシュしております。

しかも今日藤井聡太七冠の最後のタイトル戦出場をかけた対局もあり、そちらにも熱中しているうちに、noteの更新も危うく忘れそうになっていました。

子供を寝かしつけて、慌てて記事を書いている次第です。

今回も過去記事に頼る夏休み企画として、昨日に続いて5000ビュー達成している記事をご紹介して、お茶を濁します。しかも時間の都合により一本だけ。。


なお、これまでの夏休み企画記事はこちらです。


戦争は金ばかりかかって、虚しいもの『ラジコン大海戦』/藤子不二雄と戦争③
2021年8月3日掲載
5581ビュー(2023年8月3日現在)

本稿は、初めて「バズった」経験をさせてもらった印象深い記事です。偶然この記事を書いてちょうど2年経ちますが、時の流れの早さは何とも恐ろしいことです。

さて、本作は藤子先生における宮崎駿の『風立ちぬ』みたいな作品という認識を持っています。

その心はと言いますと、『ラジコン大海戦』も「風立ちぬ」も、作者の戦争の道具(軍艦や零戦)に惹かれてしまう趣味の部分と、戦争の否定という考え方という、ある種相反する二つの特徴を合わせ持った作品だと言えるからです。

戦争自体はあってはならないものだと考えているにも関わらず、戦争で使用される兵器や乗り物、兵器が使われる戦いには興味が向いてしまうという点において、「風立ちぬ」と双璧をなす戦争作品ではないかと考えています。


本作はコミック収録時に、「戦争は虚しいものだなあ」という、有名なスネ吉兄さんのセリフが書き加えられました。

読み返してみると、特段戦争反対を声高に主張しているわけではありません。本作に限らず、藤子作品では、分かりやすい作者のメッセージが直接的に描かれないことがほとんどなのです。

なので僕は本作を、反戦作品ではなく、嫌戦作品だと定義しているのはそういうことからなのです。




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