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藤子不二雄エッセイ

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藤子不二雄マニアの視点で、世の中を感じていくエッセイ集です。
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#ドラえもん

藤子・F・不二雄先生、生誕90周年企画が続々発表!

藤子・F・不二雄先生、生誕90周年企画が続々発表!

2023年12月1日、我らが藤子・F・不二雄先生が、生誕90周年を迎える。

節目の年である今年は、様々な企画が出てくるんだろうと思っていたが、目立ったものとしては、今春に放送した「SF短編」の実写映像化と、それに合わせた書籍企画の「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス」の刊行くらいであった。

しかし、偉い人たちは考えてくれておりました。本日都内(恵比寿)で行われた「藤子・F・不二雄

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2024年3月、映画ドラえもん新作公開&タイトル決定!!

2024年3月、映画ドラえもん新作公開&タイトル決定!!

本日ついに来春公開の「映画ドラえもん」の新作タイトルが発表となりました~~!

気になるタイトルは「ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー)」です。本作で実に劇場版は43作目。今回は完全オリジナルストーリーとなるとのことです。

音楽がテーマとなることは、今春の「のび太と空の理想郷」のポストクレジットで明かされた映像で分かっておりました。ただ内容としては、「もしも地球から音楽が消えてしまった

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祝! ドラミちゃん、生誕マイナス92周年

祝! ドラミちゃん、生誕マイナス92周年

昨日(12月1日)は藤子F先生の誕生日だったが、翌12月2日はドラえもんの妹、ドラミちゃんの誕生日なのである。2114年というから、今から92年後。ちなみに兄のドラえもんは2112年9月3日が誕生日なので、2歳違いの兄妹ということになる。

藤子先生が描いた作品の中ではドラミの誕生日は出てこないが、藤子スタジオのチーフアシスタントを務めていた方倉陽二先生による「ドラえもん大百科」において、この設定

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早くも来春のドラ映画のタイトル発表!【特報ミニ考察つき】

早くも来春のドラ映画のタイトル発表!【特報ミニ考察つき】

「のび太の宇宙小戦争2021」の公開から4か月。ピリカ星でのバトルの興奮冷めやらぬ間に、早くも来春のドラ映画の新作のタイトルが発表されました。

その名もずばり・・

ドドーン。

合わせて特報も公開されましたので、リンクを張っておきます。

「宇宙小戦争」のポストクレジットで飛行船がフューチャーされたティザーが流れていたので、次作は空を舞台にしたオリジナル活劇になると予測していましたが、やはりそ

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世界が緊迫している今だからこそ読むべき藤子作品を紹介

世界が緊迫している今だからこそ読むべき藤子作品を紹介

プーチン・ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は衝撃的だった。今のこの時代にこんなことが起こるのかというショックを受ける。

個人的には、自分が16歳の時の「クウェート侵攻」からの湾岸戦争、27歳の時の「9・11」からのアフガン戦争に次ぐ、歴史的転換点に立ち会っている感覚を持つ。

こうした大きな「戦争」が起こると、世界から争いごとが消え去っているわけではないことを痛感させられる。自分が平和な環境を

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ああ僕はどうして 大人になるんだろう

ああ僕はどうして 大人になるんだろう

「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が公開されたのは10歳の時だった。

僕はこの映画の主題歌のタイトルのように、「少年期」真っただ中だった。

この頃何をしていたとか、どんなことを考えていたのか、全く思い出せないが、毎年「ドラえもん」の映画の公開が近づくと、心がざわめいたことだけは、体が覚えている。

来年の「のび太の宇宙小戦争」のリメイク作公開を記念して、期間限定で旧作の「のび太の宇宙小戦争」が

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【新企画予告】ドラえもんミニ考察始めます。

【新企画予告】ドラえもんミニ考察始めます。

藤子F先生の著作を全て記事化すると豪語して、日々記事を書き溜めております。

noteを始めるきっかけの一つに、コロナ禍で夜の会食が一切無くなってしまったので、空いた時間を有効活用しようということがありました。

遥か以前、ブログや自作のHPで文章を書いていましたが、本業が忙しくなるにつれて、遠ざかっていました。やっぱりある程度まとまった文章を書くためには、大変時間がかかります。

逆を言えば時間

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自分で自分を褒める振り返り

最近振り返りばかりしている気もしますが、ついにこの記事で250本目となるので、よくやったと自分で自分を褒める文章を書きたいと思います。

ちなみに連続更新としては245日連続です。これまで書いてきた記事の内容は、我がnoteのメインテーマである藤子・F・不二雄先生の作品に関するものが、全体の75%となります。3本藤子記事を書いて、1本その他の記事というリズムとなっています。

藤子先生の著作全てを

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結局、何から読めばいいの?/「藤子・F・不二雄」読書ガイド

結局、何から読めばいいの?/「藤子・F・不二雄」読書ガイド

ハタと気づきました。

膨大な藤子作品、何から読めば分からない人が大勢いるのではないかと。

僕はほぼ全ての藤子・F・不二雄先生の作品を繰り返し読んでいるので、その面白さを十分にわかっているつもりです。

けれどたいていの方は「ドラえもん」は知ってるけど、あとは作品の名前しか分からない、というような感じではないかと思います。

このnoteは基本的に藤子F作品に触れた人を対象としていますが、もっと

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大みそかだよ!ドラえもん の思い出など

大みそかだよ!ドラえもん の思い出など

また一年が終わろうとしている。

2020年は、コロナという大災厄が世界的に襲った、生涯でも忘れられない一年となった。そして、何か時代が5年先に飛んでしまったような感覚を持つ。人と直に対面をしない仕事の仕方、エンタメ業界における配信ビジネスへの転換、各業界の勝ち組と負け組が一夜のうちに入れ替わるパラダイム・シフトが目の前で行われた。

しっかりと、自分の頭で現状と行く末を捉えていかねばならない、真

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新潟の大雪と、「のび太の結婚前夜」と、子供が生まれた日のこと

新潟の大雪と、「のび太の結婚前夜」と、子供が生まれた日のこと

新潟県では、大雪によって、高速道路上で千台以上の車が立ち往生となっているいう、心配なニュースが伝わってきている。豪雪地帯で雪慣れしているはずなのに、この大騒ぎということは、余程の想定外の積雪量と積雪スピードだったのではないかと想像される。被害に遭われている方々がご無事であることを願わずにはいられない。

新潟地方だけではないが、豪雪地帯では、まず12月に一度ドカ雪が降ることがある。

ちょうど6年

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「のび太の大魔境」の原点は、幻の名作「ジャングル黒べえ」だった!

「のび太の大魔境」の原点は、幻の名作「ジャングル黒べえ」だった!

「ドラえもん」は、1979年にTV放送(2回目)が始まり、すぐに国民的アニメへと成長を遂げる。そしてその翌春、早速映画化されることになった。

記念すべき第一作目は「のび太の恐竜」(1980年3月公開)。この原作は、1975年9月に「別冊少年サンデー」で発表された中編を、劇場版に際して長編化させたものである。

二作目は「のび太の宇宙開拓史」(1981年3月公開)。これは劇場版を前提に、コロコロコ

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「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が好きではなかった理由

「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」が好きではなかった理由

noteは毎日投稿した方が良いと言われているようですが、これまで書いてきた「考察」は、毎回原稿用紙6枚から8枚程度の分量を念頭においていて、思いの外準備が大変!

とても毎日書いていられない、と言うことで、まとまった執筆時間の取りずらい平日などでは、藤子先生にまつわる雑談をさらりと書いていきたいと思います。軽い気持ちなら毎日書けるかも‥。

さて、先日「STAND BY ME2 ドラえもん」の公開

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