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【連載コラム】今年から「ゆるベジ」はじめます」

こんにちは!シェアシマ広報担当の山口と申します。
この連載コラムは、『シェアシマ広報・山口のサステナブルトーク』と題して、わたしがサステナブルをキーワードに、いま関心を寄せていることに焦点をあて、ご紹介するコーナーです。このコラムを通じて、1人でも多くの方がジブンゴトとして、”持続可能な社会の実現”に目を向けるきっかけとなれば幸いです。

【自己紹介】
長野県長野市出身。大学卒業後、人材サービス会社にて勤務したのち、IT企業の広報を経てフリーランスPRに。「地元長野に貢献したい!」という想いがつのり、2023年に長野市発・スタートアップ企業のICS-netと出会う。
現在はICS-net広報担当として、「シェアシマ」を知っていただくため、さまざまな広報支援を行う。好きなことは、ラーメンの食べ歩き。


2024年、『ゆるベジ』をはじめてみる

さて、2024年がはじまって半月が経ちました。

「新しい学びを取り入れたい!」
「海外旅行にいきたい!」
「富士山登山にチャレンジしたい!」 などなど…。

この1年で達成したい目標を、今月に掲げる方も多いのではないでしょうか。 ちなみに、今年わたしがチャレンジしようとしていること。それは、『ゆるベジ』をはじめてみることです!

「『ゆるベジ』とは何ぞや?」という方のためにご説明すると、『ゆるベジ』とは別名フレキシタリアン(flexitarian)ともいいますが、ベジタリアン的な生活をしながらも、時には肉や魚を食べることをいいます。

ではなぜ、『ゆるベジ』をやろうとしているのか?それは、肉食が環境に与える負荷が大きいことが明らかになってきたためです。むろん、わたしは大のお肉好き。いきなり「NO MEAT」と謳うことはできないのですが、「大切な食資源を活かす」というパーパスにもとづき、シェアシマ広報担当として、まずジブンゴトで出来ることとは何か?考えた時に、この『ゆるベジ』が思い浮かびました。

もう少しだけ、肉食が環境に与える負荷をご説明します。じつは、肉の生産には大量の飼料と水が必要であり、特に牛肉は環境負荷が高いとされてるのです。ちなみに、飼育に際して発生するCO2の量は、1位が牛肉、続いてラム肉・豚肉・鶏肉となるそうです。 なお、家畜の排泄物による環境破壊も深刻な問題とされています。

これこそが、肉の生産が気候変動を引き起こす要因となっているのです。これらの環境負荷を減らすためにも、最近では宗教的な理由・健康への配慮以外で、ベジタリアンを選択する方が増えているそうです。

▼詳しくは、以下記事もご覧になってみてくださいね!

とはいえ、最初はあまり肩に力を入れずに、文字通りゆる〜く始めたいと思ってます。『ゆるベジ』の進捗は、折にふれてまたご紹介します!

サステナビリティが問い直すフードシステム

お肉はさることながら、食品産業は環境に対して大きな負荷をかけていることはご存じでしょうか?

その影響は、ほかの産業に比べてあまり明るみに出ず、なんなら過小評価されている傾向があります。しかし、国連が開催したフードシステムサミットによると、食品産業が気候変動や生態系の損失、淡水資源の70%の消費の主要な原因であることが指摘されています。

国連は、約80億人の世界の人口を支えるために、このフードシステムは解決すべき重要な課題であると位置付けています。その解決策として「持続可能」、つまり”サステナブルな経営”の必要性が強調されているのです。日本は、少子高齢化がすすみ人口減少が続いておりますが、ひとたび世界に目を向けると、人口は増え続けています。そのため、現在のフードシステムはやがて限界を迎える日が来ます。だからこそいま、大きな変革が求められているのです。

「人口減少が続いているから、日本には関係ない」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、大手の食品企業をはじめ海外にも事業所や取引先はあるため、いずれ海外の仕様・要件に合わせていく必要があるでしょう。もしもそれが出来なければ、たちまち海外の取引先から敬遠されてしまう可能性すらあるそうです。

例えば、『卵』を産むニワトリの飼育方法。世界のスタンダードは、ケージから平飼いに変わりつつあります。EU・アメリカ・オーストラリアのいくつかの州、そしてアジアですら、ケージの使用が禁止される法律が出されています。そして、多くの世界的なホテルやレストランのチェーン、そして食品メーカーが、調達方針としてケージ卵を使用しないとしていることをご存知でしょうか。

日本では平飼いは一般的ではないものの、先ほど申し上げたように、今後世界のスタンダードに日本も合わせていく必要があるのです。そうした際、いま当たり前とされている食品の製造方法では、成り立たない可能性があることを忘れてはならないかと思います。 したがって、”サステナブルな経営”はいまや企業にとって重要なテーマであり、これを無視することは、企業の存続にも影響を及ぼすやもしれません。

サステナブルな食品業界への第一歩:シェアシマセミナーで学ぶ

「そうはいっても、日々の業務にどうサステナブルを取り入れたらいいかわからない」

このように、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。おっしゃる通り、サステナブルを経営に取り入れることは、決して容易なことではありませんよね。けれど、わたしから一つご提案があります。それは、有識者の意見や、先進的な取り組みを行っている企業の事例を参考にしてみることです。

すぐには行動できないかもしれない。けれど、他者の知恵やアイデアをインプットすることで、いずれは行動をかえるキッカケになります。知らないことには何も始まらないけれど、知ってさえいれば、次の行動にうつせる日が来るかもしれません。そしてその行動は、持続可能な社会のあるべき姿を映し出せると思います。

来たる1月30日。まさにこの「サステナブルな経営とはなにか?」をテーマに、シェアシマでは特別セミナーを開催いたします。国内のサステナビリティの第一人者であり、環境省や農水省の委員も歴任した足立直樹氏をメインスピーカーにお招きし、その知見に基づく洞察に触れることができます。

ほかにも、農林水産省様よりサステナブル経営に関するガイダンスについて、そして先進事例として日本マクドナルド株式会社様にもご登壇いただきます。 サステナブルな未来への第一歩。これを踏み出すためのアイディアや戦略を手に入れたい方は、ぜひこの機会にご参加ください!

なお当日は、わたしが司会をつとめさせていただきます。セミナーで皆様にお会いできますことを、楽しみにしております!

▼セミナー参加はこちらから


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