見出し画像

企業のコミュニティの成功事例 7選

 


シェア街のみーるです!


みなさんはコミュニティというと、どんなものを想像しますか?
オンラインサロンや学生団体、PTAなどもコミュニティですよね。そのなかでも企業コミュニティというのがあるのをご存知ですか?
今や企業の売り上げにも貢献するようになった、企業コミュニティ。この記事ではそんな企業コミュニティの成功事例をご紹介します。

スターバックス

オンラインコミュニティプラットフォームでの活動がメインで、このプラットフォームではスターバックスのファンからの意見やフィードバックを集めて、商品開発やサービス改善に活用しています。
このコミュニティの凄さは、スターバックスの熱狂的なファンだからこそ持っている強い当事者意識から真の顧客目線のフィードバックをもらうことができるところなんです。
コミュニティの運営理念もしっかりしているので、初めて企業コミュニティに入る人には安心できます。

世界中のあらゆるスターバックスのパートナーとともに、私たちは人々の暮らしに根ざすサードプレイスとして、人々をつなぎ、行動を起こすきっかけを生み出します。すべての人がスターバックスを自分の居場所と感じられる、コミュニティとのあたたかなつながりを重んじます。

出典:https://stories.starbucks.co.jp/ja/stories/community/

サイボウズ

サイボウズはチームワークあふれる社会を作るという企業理念をもっており、オウンドメディア「サイボウズ式」では会社や組織のあり方から働き方についてなど、個人の事例を含めて発信しています。
このサイボウズ式の読者が集まったチームが「サイボウズ式第二編集部」。
メンバーは会社や組織のあり方や働き方という切り口から、他企業とのコラボイベントの実施もしています。

ほかには、サイボウズのクラウドサービス総合イベント「Cybozu Days」にメンバーが登壇するなど、他社に所属しながらサイボウズと関わることができるコミュニティです。

カゴメ

カゴメはSNSのファンコミュニティの先駆けとも言え、2015年4月からファン・コミュニティ・サイト「&KAGOME」を運営しています。老舗ファンコミュニティと言えるでしょう。会員数も多く、21年9月時点で4.9万人もいるんです
単なる宣伝や情報発信のサイトではなく、能動的にお客さまとつながるために開設されたものというだけあって、サイトには「トマコミ」や「レシピのーと」などファンコミュニティに入っている会員とカゴメ社員が一緒に作り上げたコンテンツもたくさん。社外からファンとして会社に関わっているとはいえ、かなり力の入ったコミュニティ運営をしています
コロナ禍ではオンラインお料理教室など、オンラインでも楽しめるコンテンツに移行し、引き続き盛り上がりを見せています。
 
 そして、企業としては大きな話題にしたい新商品の発売やリニューアルにも、会員は関わることができるんです。中でも有名なのが「カゴメ 濃厚仕立てのトマトソース」のリニューアル。会員から直接意見を聞く「座談会」で出た、缶の容器だと少しずつ使うのが難しいという声を反映し缶での販売からチューブタイプに変更した実績があります。
ファンとしては社員ではなくても大好きな製品に思っている声を届けられるのは嬉しいですよね。

キリン

こちらの企業コミュニティは「ビールの魅力を知ってもらいたい」という社内の想いから、「キリンビールセミナー」として始まったのが現在の『KIRIN BEER SALON』の先駆けとなっています。
『KIRIN BEER SALON』では、サロンメンバーとキリンの社員が「わたしにとってのこれからのビール」を考えるというコンセプトのもと運営されている場所です。
オンラインでもオフラインでも開催しており終わりが明確な、体験型の講義にて実施されています。

サロンでは、毎回異なるテーマに沿って、五感でビールを体験します。回を追うごとにビールへの理解やメンバー同士の繋がりが生まれていきます。
さらにメンバー専用のオンラインコミュニティでは、講師やメンバー同士のより深い交流が行われ、この繋がりは卒業後も続いていきます。

出典:https://www.kirin.co.jp/experience/salon.html

サロンメンバーは当日の様子を個人SNSで自由に発信しています。
ビール好き、キリン好きの方にはより深く関われ、さらに同じ想いを持った仲間とも出会えるという嬉しいもの。コミュニティに参加することでキリンビールへの愛が深まります。

ネスレ

ネスレの看板商品でもあるカプセル式本格カフェシステム「ネスカフェ ドルチェ グスト」をファンコミュニティとして「ネスカフェ・ドルチェ・グスト・ロイヤルティクラブ」を運営しています。コンセプトも明確になっており、ネスレファンにはおすすめしたくなるコミュニティです。

淹れたてのコーヒーの香りと味わいで
おうちで過ごす時間が、もっと好きになる。
もっと楽しくなる。
おうちが、あなたのカフェになる。

出典:https://nestle.jp/brand/ndg/


ネスレはより社内に近く、商品開発やマーケティング戦略には、コミュニティで議論されたリアルな意見が取り入れられます。
販売単位はケースより箱がいいなど、一般消費者目線の意見は実際の販売方針にも取り入れられているんです。
SNSでは意見を投稿したりしてもなかなか企業の担当者まで届かず「こんな商品だったらいいのに!」が実現しにくいですが、ネスレは近くにそういったコミュニティを置くことで早期問題解決に取り組んでいるんです。
ファンとしても自分の意見が企業の売り上げに反映されているとなると誇らしいですよね。

森永製菓

森永製菓は「エンゼルPLUS」という企業コミュニティを運営しています。商品の画像を投稿するギャラリーにコメントや投稿をするとポイントがもらえて、貢献度などが可視化されるシステムを取り入れており、面白いと好評なんです。
また、メンバーが参加できるキャンペーンなどもあり、ファンにとってはたまらないコンテンツになっています。

JBUG

タスクやプロジェクト管理ツールであるBacklogのユーザーによる、企業コミュニティです。
このコミュニティの1番の特徴はメンバーの交流が盛んなこと。プロジェクトに関わる人の祭典もあり、YouTubeにもアップデートされているんですよ。
また、ツールに詳しいメンバーが、ユーザーの相談に乗ったことをきっかけに運営者側になるなど、自発的にメンバーがコミュニティを運用することにシフトしていった、好事例です。

さいごに

いまや一般的となってきた企業のファンマーケティング。ファンとしても企業に関われたりもっとよく商品について知れるのはうれしいですよね。コミュニティとしてイベントを開催したり積極的に企業の外から企業に関わることもできるという事例でした。
企業コミュニティは期間限定のものから無期限で製品に意見できるものまでさまざま。気になるコミュニティは是非詳しく調べてみてくださいね。

■シェア街とは?

シェア街はリアルとオンラインで新しい経済圏をつくるバーチャル都市です。​誰でも住民になって仮想のまちづくりを楽しめます。
リアルな「きょてん」として、東京浅草橋にあるゲストハウス「Little Japan」やその周辺のシェアハウス。新潟県の越後湯沢にある「Little Japan Echigo」があります。オンラインの「きょてん」では、コミュニティづくりの研究や実践をする「コミュニティラボ」、好きな音楽をシェアする「音街ろまん館」、みんなで体を動かしてサウナで整う「汗活studium」、バーチャル空間での街づくりに取り組む「バーチャルシェア街」などがあります。
住民募集も随時行っているので、下のリンクやSNSもチェックしてみてくださいね!

【クレジット】
ライター:猪原 麻友美


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?