逆算思考(中尾隆一郎)
今日も頑張った仕事。
重要な仕事にどれだけ時間を割きましたか?
本書は、生産性の高い人が実践している”3つの考え方”をとおして、最小の投資で最大の成果を得るための実践的な方法を解説する一冊。
1日の労働時間のうち、重要な仕事に割いた時間が75%以下。
この場合は、そもそも仕事の中身を見直すべきだと著者は指摘します。
いかがでしょうか。
ここ数日の仕事をふりかえって計算してみてください。
お分かりの通り、生産性の高い人は、このパーセンテージが高いのです。
それを支えているのが、”3つの考え方”です。
”3つの考え方”とは、
①ゴールから逆算する
②重要な仕事に絞る
③広げて、閉じる
この3つになります。
本書では、章に区切って、それぞれの考え方を解説していきます。
そして、最後の5章で、複数の活用事例を用意して使い方を示しています。
ただ、一気に学び取ろうとすると、消化不全を起こすかもしれません。
本の中の内容と合わせて、PMBOKや制約条件理論など、学ぶ範囲も広範囲になるからです。
そのなかで、すぐに実践できて大切な部分だと感じる点が1つ。
それは、『仕事の重要性を意識しながら仕事をする』という意識を持つことです。
時間・お金などを、どれだけ重要なポイントに投資(Investment)できるか。
それによって、得られる成果(Return)が変わってくるのです。
つまり、生産性の指標となる「ROI」を、個人の活動でも活用するということです。
この意識をもって、日々活動しふり返るだけでも、生産性は変わってくるでしょう。
ゴールから逆算し、絞り、広げて閉じる。
くり返すごとに、成果に向かって加速していくのです。
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