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コロナ禍で取り組んだプロジェクトの成果を活かして開始した「外国人労働者の健康課題解決のための情報普及・保健医療サービスへの道筋整備・連携体制強化」プロジェクト(進捗報告)
こんにちは、代表理事の仲佐です。 トヨタ財団の「外国人材の受け入れと日本社会」の助成を受け、2023年5月から「外国人労働者の健康課題解決のための情報普及・保健医療サービスへの道筋整備・連携体制強化」が開始され、6か月が経過しました。 本プロジェクトは、2021年から2023年の2年間実施された「新型コロナウイルス感染症パンデミック下における在日外国人コミュニティへの情報提供体制整備と検査・診療へのアクセスを可能にする道筋づくり」の第2フェーズとなるもので、シェア=国際保健協
ガザ戦争と古居みずえ監督作品「ぼくたちは見た」―パレスチナはいま何を私たちに問うているのか?《Dr.本田徹のひとりごと(87)2023.11.20》
1. ヨシュア記とイスラエル人入植者 旧約聖書 「ヨシュア記」 を書いたとされる、英雄ヨシュアは、モーゼから「嗣業」(しぎょう)を委ねられ、「出エジプト」の後、ヨルダン川を渡ってパレスチナの地に入り、ユダヤ人にとって建国の父となりました。旧約聖書6番目のヨシュア記は、現代イスラエルの極右勢力が、そこはすべて自分たちユダヤ国家のものだと主張する、地中海からヨルダン川西岸に至るすべての、「乳と蜜の流れる地」の征服記です。この豊かな土地は、神からユダヤ人に与えられたもので、パレ