見出し画像

グレーじゃなくて、”虹色”と呼びたい(発達の凸凹)

今朝も、お寺(オークランド禅センター好人庵)の坐禅会に家族で参加して、日曜の朝が清々しくスタート✨

お元氣者(Neurodivergent/ADHD)の息子にとって、この坐禅会に参加することは、心の修養のみならず、ここで出会う優しいみなさんとの関わりを通じて、”ソーシャルスキル(社会性を育む)セラピー”でもあり、静かに座ることを通じての”マインドフルネス ”の練習の場にもなっています。とは言え、彼のとっては、坐禅の後の”お茶の時間と猫ちゃんとのふれ合い”が1番の楽しみなのですが…笑
なぜ彼が坐禅会に参加するのが好きなのか、そのいくつかの理由を、次回改めて綴りたいと思います。

さて、本題の <グレーではなく”虹色🌈”と呼びたいこと> に関して、以下に述べてみます。

わたしが去年たまたま見つけたコラムを読んで、感銘を受け、目から鱗なワークが掲載されていたので、ここでご紹介しておきます。
そこには、わたしが望む”多様性が尊重される”社会、教育について、特にニューロダイバーシティ(Neurodiversity)の視点を含んだ内容がコラムに書かれていました。
*コラムのリンクは、以下をクリック↓

“違う“の不安をどう乗り越えればいい? グレーではない「色」で表現する発達の特性                    by 星山麻木さん

以下は、わたしのメモ📝。
印象に残ったもののみを箇条書きしているので、あしからずです。

グレーゾーンではなく、
『虹色』でND(NeuroDiversity /脳の多様性)を考える🌈 

*「多数派に近づけさせる」という捉え方を手放す。
* “違う”に”誇りと自信”を持つこと✨
その”尊さ”にまず目を向け、価値観を転換する。私たち人間も群れをつくって生きる動物である以上、共通項を見つけて「仲間だ」と認識するようにできている。そして、何もしないと少数派は排斥されていく。←ここ、注意⚠️

*「教育」は、少数派への排斥を乗り越えるためのもの。
“違う”人同士が群れていっても、実は大丈夫なんだと学ぶことができる。
教育は、そうした知識や知恵を次の世代に送ることそのもの。
保護者に対しては「この子らしいやり方をわかっていれば、それで大丈夫」
目の前の子どもの姿に応じて、学び方をクリエイティブに✨←ここ、大事!

* 違いを「虹色🌈」で表現
すごく多様な私たちを色で表現するとしたら、むしろ「虹色」になるんじゃないかと。
一人ひとりの違いは、その組み合わせの違いです。
ダメな色はなくて、”豊かな色の組み合わせ”だけがあります。
子どもには、虹色で”特性”を伝えて、生じやすい困難への対処を知ってもらうんです。知識があれば、生きやすくなる。
特性によって、人間それぞれ”得意なものと苦手なもの(凸凹)が違う”とガイドする。例:車好きな子には、車で例える。 お元氣くんは、ポルシェ🏎🔥

「君の得意なことを、お友達は苦手にしているかもしれない。〇〇得意だから、助けられるよね💛」と伝える。これがわかれば、あとはジグソーパズルの組み合わせです。みんなが”自分の輪郭を知っておくこと”が、人とつながっていくためには大事なんです。

* この世は『ジグソーパズル🧩』
違う人同士がうまく組み合わさって一緒にいる
「合理的配慮」(一人ひとりの特徴や状況に応じた調整・変更)はひとつのカギ🔑  
例:少数派への通訳も配慮。異年齢での「鬼ごっこ」においては、”この子は(小さいから)2回タッチで鬼”など。💡ただワクワクする楽しいことを、一緒にやるための行為

*『みんなが当事者』
状況と場所によって”誰でも対象”になり得る支援。
私たちは人間です。一生の中でも、時に支援が必要だったり必要でなかったりして、循環しているに過ぎない。場面によって”少数派”になったり、”多数派”になったりもするわけです。だから、みんなが「困っている人がいたら当たり前に手を貸せる人」であってほしい。

* 大人が『自分の中の多様性』に目を向ける✨
お互いに楽しいことをわいわいとやれる”工夫”が必要→老若男女”で寄り合い”をするとか?
「自分が何者か?」ということは、人と触れ合わないとわからないんです。それも、あたたかくて安心できる仲間と。

*「子どもから見るとそうじゃなかったんだ」「正解はいっぱいあるかな」

* 自分の”そのまま”を表せる場があること、そして誰もが、互いを支えたり、支えられたりする”当事者”になること。

このコラムの途中に掲載されている

”違い”を「虹色🌈」で表現

“違う“の不安をどう乗り越えればいい? グレーではない「色」で表現する発達の特性       こここスタディ vol.07

この部分を知るための親子でできる「ワーク」も掲載されていたので、チェックしてみて下さい。
うちのお元氣くんは、まさにイエロー!わたしは、グリーン強め、でもオレンジな部分もあるなぁ。相方は、アクア。
お子さんのカラー、ご自分のカラー、パートナーさんのカラーを知ってみると、家族の関係性のヒントになるかも知れません。

最後に
わたしは、人間の特性・個性をたった2色のカラー(白黒)のみで表すのは、極端すぎると感じていました。そこには二極化(良い悪いという観念)があり、そのどちらにもなりうるということでグレーを使うというのは、あまりにも短絡的すぎるような気がしていました。グレーという色が悪いわけでないのですが、人間の特性には、もっと多くのカラーバリエーションがあり、”多様性”を表すのに2色、いやグレーを含めた3色だけでは足りないと感じていました。そして、そんな時に出会ったのが星山さんのコラム”違いを「虹色🌈」で表現”するというもの。そのコンセプトに心惹かれ、わたしの中での”希望”が満たされました!✨

みなさん、お子さん、ご家族はどんな色を持つパーソナリティ(特性)ですか。そして、ご自分のどんな部分を”強み”として、社会のみなさんのお役に立っていきたいですか。

今日も長文を最後まで読んでいただき、有難うございました。
明日から始まる1週間も、どうぞ和顔施、ごきげんで✨🌈


この記事が参加している募集

多様性を考える

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?