日本の大学入学者数と中国の海外留学生数は、ほぼ同じ。
こんんちは、北京大学MBAに通うShanbenbenです。
中国へ留学する外国人は、2018年1年間で49.2万人(教育部公表数字)。その中で、日本人は1.4万人で約2.8%を占めます。
この数字多いと思いますか?
下記ランキングを見てわかる通り、かなり少ないというのが、私の感想です。1位は韓国で5.0万人で約10%を占めます。私が通う北京大学MBAには、韓国人:4人、日本人:1人(私)なので、合点が行きます。また、日本人はアメリカ人よりも少ないんです。
国別ランキングは、1.韓国50,600人,2.タイ28,608人,3.パキスタン28,023人,4.インド23,198人,5.アメリカ20,996人,6.ロシア19,239人,7.インドネシア15,050人,8.ラオス14,645人,9.日本14,230人,10.カザスフタン11,784人で、日本から中国への留学生は、ラオスよりも少ないのです。
では一方で、中国から国外へ出ていく中国人留学生は何人いると思いますか?
2018年1年間で、66.2万人(教育部公表数字)で、1978年から統計を開始して、累計で585万人となります。中国の人口13憶人と比べると少ないかなとも思ったのですが、2018年の大学合格者は790.9万人なので、7.7%程度は海外へ留学していることになります。また、最も多い留学先はアメリカで36.9万人(Institute of international education《New Open Doors Data》)もいます。
日本人の留学生はどうでしょうか?2017年1年間で5.5万人で、最も多い留学先は同じくアメリカで1.8万人(文部科学省公表数字)です。2017年の大学(短大含む)の入学者数は68.6万人(総務省)なので、7.4%程度は海外へ留学していることになります。
日本人の総学生数68.6万人と同じぐらいの中国人66.2万人が海外へ留学しており、日本人の20.5倍もの中国人学生がアメリカに留学しているのです!
中国人の国際社会でのプレゼンスは良い意味でも悪い意味でも高まりますよね。
Institute of international education《New Open Doors Data》
人口減少、留学生の日本での就職など色々な問題があるとは思いますが、長期視点で国際社会の中で日本のプレゼンスを高めていくためには、留学生をもっと支援していく必要はあるんじゃないかと思った次第です。
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