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田舎の観光、今後狙うはオタク!

(いつもよりトプ画力いれてもうた、、、)

こんにちは!

秋田県の仙北市で地域おこし協力隊をしているこちひらです。

先週、インバウンド戦略として狙うは「〇〇人」ではなく「〇〇好き」であることを書きました。今日はもう少し「〇〇好き」を深堀します。

田舎の観光に携わってまだ年月浅いのですが、仙北市もGoToや県の宿泊助成を利用して客足も徐々に戻ってきています。

ですがアフターコロナで国や県の助成金が途絶えたあと、いったいどれだけの人が継続して仙北市ひいては秋田を訪れるでしょうか。

タイトルの通り、僕はアフターコロナの田舎の観光の狙うべきは「オタク」だと確信しています。

オタクの定義は調べても曖昧ですが、ここでは特定の物事に強い興味・関心のある人としましょう。
その意味ではマニアや知識人、学者とあまり変わりない気もしますが、僕自身がアニメ・漫画好きということもあって、今回は「オタク」に呼称を統一させてください。

以下、僕の主観ですので悪しからず。。。

オタクの心理① 時間と金銭と労力の消費は厭わない

オタクの心理② ハードルが高いほど燃える

オタクの心理③ 価値を共有できる仲間に伝えたい

心理①は想像に難くないと思います。(アーティストやスポーツ選手のファンクラブなどに属する人たちなど)

心理②は例えばアニメの聖地巡礼で目的地が到達しづらい場所ほど価値があがったり、登山家がより険しく、難易度の高い山に登頂したいという心理がそれです。

心理③について人間の社会的欲求を考えれば、同じ趣味趣向を持つ人たちが集まり共通の話題で盛り上がる構図ができるのは当たり前かなと。

アフターコロナの田舎の観光推進はオタクの人たちの心理をくすぐるコンテンツを整え、オタクがお金を使いたくなるような仕掛けをしていく方がベターだと思います。

なぜなら、田舎はオタクウケはしても大衆ウケはしないから。
(もちろん例外的に白川郷のように世界的なコンテンツがある場所もありますが)

田舎のように「不便」を絵にかいたような場所は、オタクの挑戦心に火をつけます。
田舎でしか手に入らない物や体験があれば、オタクは喜んでお金を投じます。
そしてオタクは総じて独自の情報ネットワークやメディア媒体があり、1人釣れればあとは芋づる式に「同類」のオタクが寄ってきます。

だから僕はオタクとお話しできる機会をとても大切にしたい。
(そして僕のアニメ愛も伝えたい笑)
その人たちの行動原理を細かく読み取って、その人たちが楽しめるものを田舎の観光に落とし込みたい。
協力隊残りの任期でどれだけ実現できるかはわかりませんが、僕の目指す一つの指針として据え置きたいなと思います。
皆さんも何かの「オタク」であれば、ぜひお話を聞かせてください!

秋田県には「君の名は」の聖地になった前田南駅という無人駅があります。(みつはの田舎で通っていた駅)
僕が訪れたのは、映画公開から数年後ですが、無人駅にしてこんなにたくさんファンの方々が訪れていました。(ファンノートも積み上がっていました笑)

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