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2022.9.29 学習の質と量の問題

何事の学習においても、成長するには質と量、この両方とも大事。
 
というのは、一定の習熟を得るための質(没入、夢中)というのを繰り返さないと、それまでがゼロにリセットになる。だから、中途半端なことを何度繰り返して量をこなしても、意味がない。
 
他方で、質を突っ込んでもやはり継続的に刺激を与え続けないと減退して行く。そして、成長が時間軸に対して辿る軌跡、すなわち成長曲線は、直線でも曲線でも一次関数でも二次関数でもない。階段上のグラフになる。したがって、質と量の両追求とは何かと言うと、この階段グラフを一段登るだけの質を突っ込み、そしてその段から実力を落とさないための継続的な突っ込みを要することである。要は、階段を上がっていく成長ラインを描くために「質と量」のどちらも必要ということ。
 
これを二元論で語り、どちらが大切だと唱えて成果の出ない人は、習熟に必要な(ゼロに戻さないだけの)質も突っ込めていないし、習熟したものを減退させないための量も突っ込めていない。結局、意味がないということ。

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