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ささのは結婚式ができるまでのリアル #17

ささのは結婚式ができるまでのリアル#16 はこちら

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支度が完了して、挙式会場の外に到着した。
中からは司会のあっちゃんの優しい声。

まずは旦那さんと旦那さんのお父さんお母さん、3人で手をつないで入場。
私とお父さん、お母さんは外で中の声を聞いていた。

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旦那さんは会場に入り、そこで両親への手紙を読む。

お父さん、お母さん、今日は来てくれてありがとう。
そして29年間、ここまで育ててくれてありがとう。

から始まるお手紙。

小さい頃は自営業のお父さんが旦那さん兄弟の送り迎えや日頃のお世話をしてくれていたこと。
お父さんに教えてもらった教えである、自分がされて嫌なことは人にするな。人に優しくしなさい。この言葉が旦那さんの軸になっていること。
「あんたらがやりたいことを見つけたときに、ちゃんとやれるように育ててやらんとね。」と優しい言葉をかけながら勉強をおしえてくれていたお母さんのこと。
とっても小さく生まれたけど、お兄ちゃんやお父さんやお母さんに守られて大きくなったこと。


感謝のいっぱいつまったお手紙を読み終え、旦那さんは前に歩いていく。


それから私もお父さん、お母さんと手をつなぎ入場し、手紙をよむ。

「お父さん、お母さんへ。」

もうここで泣いてしまい、すっごく早口にお手紙を読む。


無口だけど誰よりも人のことを考える優しいお父さん、いつも太陽のように明るく笑顔で家族を明るくしてくれるお母さんに大好きな弟が2人もいて、私は本当に幸せなこと。
家族がとても仲良く、どれだけ小さな水族館でもなにもない大草原でも、家族で行けばどこだって楽しくなること。
自分に自身のない私でも、家族はいつも味方でいてくれ、私のことを大事に思ってくれるってわかるくらい大切にしてくれたこと。


もらっている愛情に、いつも安心させてもらっていたこと、そして私も家族が大好きなことを伝える。

泣きすぎてぐしゃぐしゃになったがなんとか手紙を読み終え、母にベールダウンをしてもらう。

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私はここで母にハグをして、バージンロードを父と歩く。

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旦那さんの前に来たところで、父にハグをする。
父にもハグをすることは内緒にしていたので、リハーサルのときと違う動きに、「えっ!なんか!?さっきと違うじゃん!こうじゃろ!?」と笑って戸惑う父。
ちなみにそのあとの動きはその一瞬で忘れてしまったようで、バトンタッチは、「あれ、こうじゃったかね?」と首をかしげながらしていた。笑


無事旦那さんのもとへついたところで、次は近いの手紙を読み合う。

まずは旦那さんから私へ。

みーさん。
まず、今日ここまで、この最高の結婚式を一緒につくりあげ、そしてひっぱってきてくれてありがとう。
思えばちょっとばたばたしたこともあったけど、2人ともいつだって妥協せず、全力で結婚式づくりを楽しんできたからこそ、最高の仲間にめぐまれた、sensationalな1年になったんだろうね。
おかげで、7月7日、この七夕という日が1年で1番好きな日に変わりました。

そして私の家族に向けて、私の家族がこれまで、そしてこれから私に向けるとてつも大きな愛以上の愛で私を支えていくということ。
そして、僕らの青春に、終わりなんてない。これからもずっと、一生よりもずっと、隣で一緒に、これでもかというほどの夢を叶えよう、ということ。

旦那さんからもらうお手紙はすべて愛情にあふれていて、旦那さんのくせのある字で紡がれる、愛情のこもったお手紙が大好きだ。

このお手紙も本当に宝物だなあと、お手紙を聞きながら涙があふれる。

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こんな素敵なお手紙を聞いたあとで、私は自分がちょっとポップなお手紙を書いてしまったことを、あちゃー!って思いながらお手紙を開く。

結婚してから今日で1年が経ちましたね。
去年の私達は、社員旅行で沖縄に行き、肌を真っ黒に焼いて帰ってきて、世田谷区役所に向かっている頃でしょうか。
婚姻届を出し、区役所の外で「よろしくおねがいします」と握手をしてからはや一年、毎日たくさんの幸せをくれてありがとう。

と読み始めて、このあとは旦那さんの好きなところ3つ。

しっかりと自分で歩く道を決め、その道を自分であるけること。
私の相談に、いつだってわくわくする提案で答えてくれること。
人の気持ちを大切にできること。

たくさんの愛情をもらって、世界一幸せな彼女として過ごした約3年、付き合って999日目からは妻として過ごしてきた。

この手紙を読んでいる今、私はきっとこのひとと一緒になってよかったと思っていることでしょう。

という一文に、本当にそのとおりだなあ、と自分で書いておきながらまた涙がとまらなくなった。


涙がとまらないまま指輪交換にはいったが、まさかのここで私が右手を出すハプニングにより、笑ってしまい涙がいったんとまる。笑

21号と5.5号の指輪を交換する。

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幼いかもしれないが、おそろいのものを身につけるのが好きだ。
旦那さんともお揃いのTシャツや靴、アウターにコーヒーカップなどを持っている。
その中でも結婚指輪はこの上なく憧れのもの。
指輪を作るときも、別にデザイン別でもよかったが、この憧れにより、全くデザインの同じ、大きさだけ違う指輪を交換した。

ベールアップをして、旦那さんと誓いのハグをする。

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その後は結婚誓約書に二人の名前を書き、ゲストの皆さんに披露する。
この証明書はゲスト1人1人の名前が星として、それがあつまって天の川になっている。
この素敵なデザインもアートディレクターのあっしーが考えて作ってくれたもの。

誓約書を上げると、拍手が聞こえた。
前からも上からも。改めて幸せな気持ちにつつまれ、また涙がでてきたところで締めの言葉がきてしまった。

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最高すぎて忘れられない1日、いつ思い出してもきっと勇気になってくれる1日。辛いことがあったときに戻ってこれる1日をゲストのみなさんとつくることができたこと、そしてお礼を言って私達は退場した。

2人でバージンロードを歩いて退場する。
本当に夢のような1日。一緒につくてくれたゲスト1人1人の顔を見ながら退場する。


退場して、入り口でのクロージングキス。
(zenちゃんがとびきりロマンチックな写真を残してくれて、恥ずかしいけどとてもお気に入りの写真!)

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このあと、カーテンが閉まって、プロデューサーさんとハグをし、クリエイターさんと外で、いや〜〜緊張した〜〜!何いったか覚えてない!とか、最高だったよ〜〜みたいな会話をして知花さんにリップをひきなおしてもらってもう一度挙式会場へ。

「たくとさん、みさきさん、ご結婚おめでとうございます!終わらない青春を、きみと〜!」とみんなで写真をとった。

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そこからはお見送り。108人のゲストにプチギフトをわたしながら、父と母にゲストを紹介したり、また遊んでね!来てくれてありがとう!など、おしゃべりしながら見送った。
全員を見送るのに1時間くらいかかったのかな。
受付からゲストと一緒にいて、中座もせず一緒にいて、お見送りもたっぷり一緒にいて、これまで参列してきた結婚式よりもゲストとの時間を多くとってきたつもりだった。それでも時間が足りない!と思った。
もっとしゃべりたいことがたくさんあって、結婚式はジェットコースターだよ!楽しくて一瞬でおわっちゃうからね!という先輩花嫁さんの言葉に、本当だったなあ〜と思い直した。


ゲストをお見送りして、私達はもう一度披露宴会場へ。
今日を一緒につくってくれた、プロデューサーさんはじめ、クリエイターのみなさん、キャストのみなさんが集まってくれていた。

全員とハイタッチをして、お礼をいって、もう一度高砂に座る。

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プロデューサーさんと、大成功!のハグをして、クリエイターのみなさんと写真をとった。

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「本当にありがとうございました!」なんて言葉では伝えられないくらいの感謝の気持ちをその一言におしこんで、クリエイターさんと別れ、私達はブライズルームへ。


大好きなドレスのファスナーを下ろす。
お色直しをしなかったので、一日中この大好きなドレスを着ていられて本当に幸せだったし、本当に、このドレスを着られてよかった。
脱いでしまうのが名残惜しい。
でもこのドレスもまた今日という日を最高の1日にしてくれた仲間。
お礼をして服に着替える。

旦那さんもタキシードを脱いで服に着替えて、ここからはバタバタと家に送るものをダンボールに詰める。
ダンボールにガムテープをして、荷造りが完了したが、式場のスタッフさんやキャストのみなさんはまだ式場の後片付け中。

話せる人何人かに改めてお礼を言って、旦那さんとタクシーに乗り込んだ。

タクシーの中でたまりにたまったLINEを読む。今日の結婚式の感想がたくさん届いていた。

中高を一緒に過ごした同級生たちは、この式を通して自分の青春時代を思い出したらしく、またみんなで集まりたいな〜〜!って思ってくれたようだった。

結婚式に興味ないって言っていたいとこも、結婚式したくなってしまった!って言ってくれた。

コンテンツについては会場ファーストミートの反響が一番大きかった。
そうだよね、自分たちも意味分かんないくらい感動したもん。笑


LINEを読みながら、喜びと達成感と疲れと、いろんなものがのしかかって、このまま2次会する人、本当に体力すごいねって話しながら旦那さんとタクシーで最寄り駅へ。日常がもどってくる。


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終わらない青春を、きみと。

この言葉を体現した一日になった。

そして、この言葉に動かされてきた結婚準備期間だった。

最初、旦那さんがCRAZYWEDDING行ってみる?と提案してきたときは、自分たちが行っていいところなのか、、と敷居の高さを感じ、不安に思ったこともあったけど、本当に行ってよかった。

最初はCRAZYは人と変わった結婚式をしたいところだ、と思うくらいにしか自分の中に情報がなかったけど、それは大変な間違いだった。

CRAZYは奇抜な結婚式をするところではなく、2人の結婚式の、結婚の本質を考えさせてくれて気づかせてくれるところだった。

最初のヒアリングがあったからこそ、私達はお互いの価値観をそこで確認し、知ることができた。
相手が何をしていることが好きなのか、人生の中で大切にしたいのは何なのか。そして自分はどうしたいのか。

CRAZYのみなさんとクリエイターのみなさんと過ごすことができた1年間は、自分の人生のなかで大事なシーンとなり、かけがえのない1年間ができあがった。
結婚式準備は、結婚式を準備するための期間だが、2人の大切なものをいろんなアプローチから改めて考え直すことができる期間だったと思う。

そしてこの準備期間で出会ったクリエイターさんたちとの出会いも、今後一生大切にしたいものとなった。

結婚式をしようと話したときから今まで、どの選択においても後悔が1つもなく、これから一緒に生きていく私達にとって、全てが必要なものだった。

そして、CRAZYの皆様につくってもらったのでも、自分たちだけで作ったのでもない。CRAZYの皆様はじめクリエイターのみなさん、そしてゲストと一緒にみんなで作った1日だと、はっきり思うことができた。


終わらない青春を、きみと。

そして、これからも私達はこの言葉とともに生きていく。

いつだって、何にだって楽しさをみつけ、やりたいことを全部やり応援しあう欲張りさで、人生を誰よりも楽しんでしまう2人で。

この結婚式がその第一歩。

青春な日々がまた、旦那さんと、みんなと、始まっていく。

ささのは結婚式は2019年の七夕予定で進んでいます。 人生が変わるほどの結婚式をあげるために、サポートを募集しております!