ささのは結婚式ができるまでのリアル #5
ささのは結婚式ができるまでのリアル#4 はこちら
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さて、いい夫婦の日。
ずっと更新できていなかった結婚式ノートの再開にふさわしい日だ!
今日はnoteを書いて本を読み漁って勉強したいことがあったので午後お休みをもらって、お家の近くのカフェにきた。wifiも電源もある!
コーヒーはあんまりおいしくなかったけど、今日このカフェにいるのはわたし一人。よし、書くぞ!
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ドレス探しは引き続き難航しながら、ついにやってきた。
コンセプト提案のためのヒアリングの日。
2018年11月。
会社をでて打ち合わせは夜19時から。
プロデューサーさんと3人、この日のmtgは約4時間に及んだ。
何をしたかというと、長い長い自己紹介。
プランナーさんからいただく質問にふたりで答える。
今日の話でコンセプトが決まる。思いの丈はすべて話そう!
そうおもってのぞんだのを覚えている。
「まずは改めて、わたしの自己紹介からさせてもらいます。」
プランナーさんの自己紹介からはじまったmtg。
「それではお二人に質問をしていきますね。」
そこからはいろんな質問をされながら、生まれたときからいままでの私達をお話する。
相手のことを紹介したり、相手のいいところも言う。
自分がどんな人生を生きてきて、どんなときに楽しいとおもうのか、一生懸命になったのはいつかなど、きかれた質問にエピソードを添えて話す。
わたしのお仕事はエンジニアだ。
新規事業を立ち上げ、そのメディアを運用している。
新規事業を立ち上げたとき、立ち上げの事業の責任者は私の1つ年下の女の子だった。その子の好きなものが事業になる。ウエディングドレスだ。
その子はわたしにこれからどんなに素敵なことをやるのか。いまその業界がかかえている課題はなんなのか、ウエディングドレスを着て結婚式をあげる1日がどんなに素敵か、わたしたちの事業はどういう人たちを救いたいのかを目をキラキラさせてよく語ってくれた。
とってもかわいい子だったけど、ドレスの話をするときのその子の目は本当にきらきらしていて、その子の夢を叶えたいとおもった。
私はこれといった好きなものがなかったし、夢も特になく、毎日楽しいと思えることを選んで生きてきた。
でもその子の話を聞いて、その子の夢が、私の夢になった。
夢があるってすごい、なんだか力がでてくる。
その子の夢を叶えるためにがんばりたい、しっかり支えたい。そう思って一緒に立ち上げた。
立ち上げも立ち上げたあとも楽しかった。お互い会社から泣きながら返った日もあったけど、それはそれでいい思い出だった。
事業は苦しかったけどその子がいたから私は前を向けた。
毎日かわいいドレスを見つけてはシェアして、かわいいよね〜〜〜!!!と言い合う。
新しくできたドレスショップのレセプションにいっては、すみからすみまで見てときめきをたくさん充電した。
メディアが立ち上がって1年くらいたったとき、その子から「退職することになりました」と聞かされる。
実家の手伝いをするために地元に帰ることになりました。という理由だった。
そう決めた背景もとても素敵で、応援する!だからこの事業はわたしがずっと守るから安心してねと言った。
このヒアリングはその子がやめて半年くらいがたったタイミングだった。
私の仕事を語る上で、いや人生を語る上で、この子と一緒に働いたことは語らずにはいられない。もちろんその日も話した。
「寂しいんです。その子がいなくなって。」
と言い、なんだか苦しくなって泣いてしまった。
お仕事の話もたくさんしたし、旦那さんのことについてもたくさん話した。
旦那さんと付き合ってから、わたしには良いことしかおこらない。
「たくさんいい方向に導いてもらっています」
そんな思いも伝えた。
みっちり話して約4時間、ヒアリングが終わった。
「次の面会いつにしましょうか?コンセプト作成に1ヶ月くらいはいただきたいです」
「クリスマスプレゼントとしてコンセプトをいただきたいので、クリスマス付近が良いです!」
「じゃあ26日、今日と同じ時間でどうでしょう」
「はい、よろしくおねがいします」
1ヶ月後、コンセプト提案だ。
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