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47都道府県の郷土料理つくってみた

しゃけです。

今日は、以前に私が大学の長期休みを利用してやった

「47都道府県の郷土料理を作ろうプロジェクト」(タイトルは今考えた)

について書いていこうかなと思います。

これを実行したのは大学一年生の春休みです。

課題のない丸2ヶ月の期間、

ダラダラするほど勿体無いことはないし、かといってバイトに明け暮れるのは何か嫌だ、

と思って、何か春休みの縦企画ができないかと考えていたときに突然パッと浮かんだものでした。


一年生の秋学期の地誌学の授業で、

各自一つの都道府県が割り当てられその都道府県の郷土料理を一つ取り上げて発表する、

という活動がありました。

私はその時宮崎県の冷や汁について取り上げたのですが、

作り方を調べたら意外と簡単に作れそうなことが分かり

いつか作ってみようと思ったまま放置していたことを春休みになって思い出し、

「作るか。」

となったのがきっかけだったと思います(あんまり覚えてない)。

どうせ冷や汁作るのなら、他の皆んなが発表していた料理も作れるのでは?

なんてことを考え、全都道府県から一つずつ選んで作ることにしたのでした。

結局他の学生がどの料理について発表していたかは控えていなかったため、一から自分で考えました。


私にしては珍しく、思い立ってからすぐに図書館で郷土料理の本を借り、

各都道府県で何を作るかの計画を立てました。

これが結構大変で、

手に入る食材だけで作れるもの、お金がかかりすぎないようにすること

などを考慮すると結構作れるものが限られました。

同じ名前の郷土料理が複数の県で取り上げられていたり、

絶望的に作れるものが無い県があったりして、

結構頭を使いました。

企画を進めるにあたって、私はいくつかルールを設けました。

・作る前にルーツや料理名の由来を調べること
・「ご当地グルメ」はなるべく避けること
・どの都道府県からやってもOK

自分の中ではあくまでも地理の勉強の一環だと思っていたので、

作って終わりにならないように工夫しました。


2月の半ばから実際に作り始め、終わったのは3月31日。

ギリギリで間に合いました。

作っていくうち、

やたらにんじんとこんにゃくの登場率が高いことや

「農業・漁業の合間に食べていた」ことがルーツになっている料理が複数見られることなど

初めて気づくことが出てきて、面白かったです。

どうしても自分の住んでいるところ以外の地域は観光する場所(=非日常)だと

捉えがちですが、

この企画は、

その土地で暮らしている人たちの普段の暮らし(=日常)

にフォーカスできた初めての機会でした。


この企画を通して、

学校で習うような一般的な地理の知識だけではなく、

普段の人々の普段の暮らしについて、もっと知りたいと思うようになりました。

当初はかなり見切り発車だったのに、

終わってみればかなり得るものがあったと思います。


長期休みを有効活用できたこと、

新たな学びが得られたこと、

一つのことをやり遂げたのが自信につながったこと


など、個人的にはかなり好感触でした。

2ヶ月間料理ばかりしていたので、すっかり自炊も習慣化されました。

作ったものたちは以下の通りです。

北海道    鮭のちゃんちゃん焼き
青森県    せんべい汁
岩手県    盛岡じゃじゃ麺
宮城県    はっと汁
秋田県    きりたんぽ鍋
山形県    ひっぱりうどん
福島県    いかにんじん
茨城県    パイタ焼き
栃木県    にらそば
群馬県    こしね汁
埼玉県    おっきりこみ
千葉県    なめろう
東京都    深川丼
神奈川県 よこすか海軍カレー(風)
新潟県    けんさ焼き
富山県    ぶり大根
石川県    ハントンライス
福井県    越前そば
山梨県    せいだのたまじ
長野県    ニラせんべい
岐阜県    鶏ちゃん
静岡県    とろろ飯
愛知県    鬼まんじゅう
三重県    てこね寿司
滋賀県    鯖そうめん
京都府    衣笠丼
大阪府    たぬきそば
兵庫県    姫路おでん
奈良県    にゅうめん
和歌山県 めはり寿司
鳥取県    どんどろけ飯
島根県    うずめ飯
岡山県    えびめし
広島県    呉の肉じゃが
山口県    瓦そば
徳島県    そば米雑炊
香川県    しっぽくうどん
愛媛県    宇和島鯛めし
高知県    どろめ汁
福岡県    がめ煮
佐賀県    シシリアンライス
長崎県    ヒカド
熊本県    太平燕
大分県    やせうま
宮崎県    冷や汁
鹿児島県 鶏飯
沖縄県    ちんびん

※写真は一部です
                                                   

大学生の自由研究のお話でした。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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