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SHADOWTIMES

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港千尋+勝又公仁彦フォトメールマガジン
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2014年5月の記事一覧

SHADOWTIMES 2013/01/17 Vol.9

SHADOWTIMES 2013/01/17 Vol.9

《shadowtimes》 Post.5
「オート三輪に乗って」港千尋前回、勝又さんが書いていた谷保天神はすこし懐かしい。高校の頃、国立に近かったので谷保の駅を利用するときなど、立ち寄ることもあった。その谷保天神をとおして、甲州街道の歴史が意外にも自家用車の歴史と結びついていることを知って驚いた。というわけで、今回は車つながりの話である。

12月にインドを訪れた。10年ぶりなので、さぞ大きく変わ

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SHADOWTIMES 2013/01/10 Vol.8

SHADOWTIMES 2013/01/10 Vol.8

《Days and Lights》Post.4
「車とヤボ」 勝又公仁彦本号は新年が明けて初回になります。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。今回は前回の「attraction」で取り上げた遊園地のような祝祭空間の乗り物ではなく、もう少し身近な乗り物の話を。

憂鬱な時期がやってきた。 どんよりと曇った寒い冬、ではない。車検の期日、である。 以前までは当たり前のように車検を通していたが、ここ最近

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SHADOWTIMES 2012/12/27 Vol.7

SHADOWTIMES 2012/12/27 Vol.7

《shadowtimes》 Post.4
「暦のなかで」港千尋2012の数字が入った手帳も、いよいよ最後の1ページになろうとしている。すでに来年のものに切り替えた人も多いだろう。なんだかはやかったなあ。ほんとうにいろいろなことがあった…ページを逆にめくりながら振り返りたい誘惑もあるが、そのための時間はあとにとっておこう。時間をとっておくことが、できればの話だけれど。

「Mt St Michel 

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SHADOWTIMES 2012/12/20 Vol.6

SHADOWTIMES 2012/12/20 Vol.6

《Days and Lights》Post.3
「attraction」 勝又公仁彦子供の頃家にはミッキーマウスの縫いぐるみがゴロゴロしていた。ディズニーが好きなわけではない。鹿とダルメシアンは好きだったけれど、動物のデザインとしてのそれが先でディズニーのバンビや101匹わんちゃんから発しての嗜好ではなかった。

“Japanoscape” 「2005年8月6日 広島県廿日市市」
「厳島(安芸の宮

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SHADOWTIMES 2012/12/13 Vol.5

SHADOWTIMES 2012/12/13 Vol.5

《shadowtimes》 Post.3
「船が行く」港千尋あれは長野県新野の「雪まつり」を見に行った道すがらだった。険しい山道を抜け、川沿いの道に入ってしばらくすると、電信柱にある地名の表示に「海」なる字がある。それは長野と愛知の県境、太平洋から遠く離れて海などもちろん見えはしない。
見たところ住んでいるのかいないのか分からない民家が一軒あるだけの、山の中に「海」。そこはかつて「雪まつり」を見に

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SHADOWTIMES 2012/12/06 Vol.4

SHADOWTIMES 2012/12/06 Vol.4

《Days and Lights》Post.2
「sunshine」 勝又公仁彦サンプル号でスザンヌ・ムーニー氏の池袋のサンシャイン60ビルから撮影された作品「Tokyo Summit A」をご紹介した。
そのときのテキストにもあるように「サンシャイン」というほとんど固有名詞化し、日頃気に留めずにいた名称について改めて考えてみると、自明ながら「太陽の光」を意味する英語であることがわかる。即ち最も明

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SHADOWTIMES 2012/10/25 Vol.2

SHADOWTIMES 2012/10/25 Vol.2

《Days and Lights》Post.1
「沈黙のレッスン」 勝又公仁彦前回の港さんの「ひと夏のレッスン」を承けて、少し思ったことを。
その前に、このメルマガは今回のように前回の記事に関連して連歌のように続くこともあれば、全く関係ない話題が出てくることもある、ということをご承知願います。

さて、動物に人間がものを教えられる、ということはままあることである。犬の飼い主への忠誠心は駅前で銅像に

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