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『天才は作れる』幼少期に作り上げる体幹機能


人間は生まれた時点で身体のあらゆる機能が成熟していく過程がある。

そのなかで動作を安定させたり、動作をするにあたっての身体の動きというのはいつからつくられていくのだろうか。

前回の記事で、体幹についていくつか触れている中で
動作に必要である『腹腔内圧』の話をしている。

実はこの『腹腔内圧』は幼少期の生後3か月以降からすでに成熟させるべき必要な段階が始まっている。

それはどんな動きなのか、はたまた世間の子供たちに起きている問題の中には幼少期にしてこなかった『ある動作』などがある。

その辺を今回は紹介していきたいと思う


・赤ちゃんは筋力が無いのになぜ動く
・近年、子供たちの運動器低下の真実
・実はやってる?赤ちゃんに間違えてさせている事
・赤ちゃんが行う動作にはすべて意味がある
・大人になってからでも必要なトレーニング



【赤ちゃんは筋力が無いのになぜ動く】

生まれた子供はなぜ、大脳皮質の発達もしていない状況なのに運動が行えているのか。

それは随意運動で起こる筋肉の動作ではなく、無意識下で働いている『腹腔内圧』のみだけで動いているから、寝返りや四肢を動かすことを可能としております。

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成人の体幹機能が幼少期に獲得するのは、4か月目の『頸が座る』である。
頸定が起き、頭部と体幹の対称性、正中線の定位、四肢の対称運動、そして両側身体の強調運動の獲得である。




【近年、こどもたちの運動機能低下の真実】

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この図を見て頂くとわかるように、近年の子供たちの運動機能の低下が見られます。
特に男子は近年では過去最低と言われております。
ここの中に世間的には、スマホやゲーム、SNSの普及に伴い外で遊ぶなどの子供たちが減っているという見解があります。

ですが、私はそれだけではないと感じます。

前章で述べさせていただいた、子供が獲得していく運動機能。
これは誰もが自然と獲得すると思いきや、生活の習慣や過程で必要なことをさせない、やらせないなどという事が起きていしまい、本来はこの幼少期で獲得すべきことが出来ずに成長してしまうケースが多いです。



【実はさせている?赤ちゃんに間違えてさせている事】

まずはこれです。

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