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【英国滞在備忘録】#68 Turkey(鳥の方)

【本編無料】このシリーズは学生時代にイギリス滞在した当時の記録をそのままに、現在のスギヤマが振り返る備忘のためのコンテンツです。有料エリアでは今振り返ってのコメントや人物が鮮明な写真などが表示されます。

8th January (Sunday)

日曜は買い出し。巨大なTescoでパンや牛乳などを仕入れる。
目に留まったのは、「Turkey!」
イギリス滞在中にしてみたかった七面鳥の料理。ついに現実になる時が来たのか。
意を決してカゴに入れる。といっても値段は1ポンド足らず(約200円 ※2006年当時)。
問題は調理できるかだ。

220度に設定したオーブンで焼くこと小一時間。

25cmの皿からはみ出す800gの肉塊

表面がこんがりして美味しそう!

写真では大きさがいまいち伝わらないのが残念。
重さ約800g、直径25センチのお皿からはみ出す勢いだ。

初めてにしては上出来。うむ、及第だろう。

いざ、ナイフとフォークを手に「いただきまーす!」
食べるというか、格闘した。
筋繊維に逆らうと、なかなか切れない。安物のナイフが頼りない。
独り部屋でターキーの脚を相手にギコギコ格闘している姿は滑稽そのもの。
フライドチキンを食べるかのように喰らいつこうにも大きすぎる。

だが、そこで諦める俺ではない。
なんとか解体し、貪り食った。
貪り食うというのは、こういうことかと思った。
かの有名な「二郎」のラーメンを食べるときのように、食べるというか格闘をした。
俺は焼くときにかかった時間以上を費やし、この強固な肉塊を平らげた。骨の髄までとはいかなかった。いけるわけがない。いや、いきたくない。
とにかく、ものすごい量だった。

Turkeyといえば、七面鳥ではなくてトルコで鳥インフルエンザ(Bird flu)の患者が出てきて、その広まりが懸念されている。
イギリスのスーパーで牛肉を買ったことは一度もない。
鳥まで食べられなくなったら豚を食べるしかないのか?
その前にもう1度くらいやってみようかな。

9th January (Monday)

今朝も8時からのアルバイトに出かける。
順調に終わったので、午後は市街で買い物をして帰ることにした。

イギリス滞在の記念にCDを購入しようと思い、HMVで品定め。
今年のヒット曲を集めた2枚組アルバムを購入した。
James Bluntの「You're Beautiful」、Daniel Powterの「Bad Day」が収録されているので、これでよいだろう。
あとは、テレビで流れていたThe Verveの「Bittersweet Symphony」が気に入った。全編流れるわけではないので、交流会で知り合った人に曲名を教えてもらった。この曲がリリースされたのは数年前のようだった。

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スギヤマが学生時代にイギリスで語学学校やインターン、ストリートで多文化と戯れた記録です。 22歳の青臭い感覚を読み物としてお楽しみいただけ…

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