【Webtoon制作会社による】Webtoon制作をもっと効率化するツール開発の話
スマートゲートのWebtoon制作スタジオ広報担当の砂田です。
9月1日、弊社はプレスリリースにて「Webtoon制作における作業効率化ツールの開発」に着手したことを発表いたしました。
https://www.dreamnews.jp/press/0000286008/
今回のnoteでは、こちらの発表に関して「なぜツール開発に着手しようと思ったのか」「どんなツールを構想中なのか」など、プレスリリースでは伝えきれなかった弊社のツール開発への思いやきっかけを深掘りしてお話します。
とはいえ、まだ開発中ですので「スマートゲートってこんなこと考えながらWebtoonを作ってるんだな~」と気軽に読んで頂ければと思います!
なぜツール開発に着手しようと思ったのか
①画面サイズの違い
弊社では、制作したWebtoonをチェックする際、基本的にパソコンを使います。Webtoonはフルカラーで3Dモデルも多用しており、制作データが重くなりがちなため、スペック的にパソコンの方が円滑に進むからです。
ですが、閲覧するユーザーはスマホなど小さな端末で見ます。画面が小さいとちょっとした線画の粗や色のはみ出しに気づきやすいので、完成品をチェックする際はスマホなどの端末での見え方を想定しながら見るわけですが、これがなかなか大変です。
Webtoonは週刊連載ですから1コマ1コマに時間を掛けられないですし、画面を凝視しなければならないディレクターの負担も大きいのです。
②レギュレーションの存在
スマートゲートではWebtoonを分業で制作しています。ネーム、線画、着彩、背景、効果など、工程ごとに細かく担当を分けて制作しており、1つの作品に多くのクリエイターさんが携わっています。
クリエイターさんは絵の描き方、レイヤーの分け方、データ管理の方法などそれぞれ違います。
そのため、1つの作品を一定のクオリティで連載していくには、ルールが必要になります。それが「レギュレーション」です。チェックする際には、レギュレーション通りに制作できているのか、ディレクターが確認するのですが、これもまた大変な作業です。
完成したWebtoonのデータは何十枚ものレイヤーに分かれ、それぞれフォルダ分けされています。それをひとつずつチェックすると考えると、なんとも気が遠くなる作業です。
これらの作業をなんとか効率的にできないものか……と思い悩んでいたとき、「それなら人の目をカバーできるようなツールを作れば良いのでは?」ということで、ツール開発に思い至ったのです。
どんなツールを構想中なのか
今回のツール開発では「クリエイターのスキルが必要な作業とテクノロジーで補える作業を分ける」ことで効率化を目指しています。
地塗りやレイヤー分けなどの単純作業をツールで補い、クリエイターさんにはより作画や着彩における個々のスキルが必要な作業に注力していただきたいのです。
また、人の目では限界があるチェック作業を効率化することでディレクターの負担を減らし、企画立案や作品のブラッシュアップに努めることで、読者の皆様にもっと面白い作品を提供できるようにしたいのです。
このようにスマートゲートでは「Webtoon制作における作業効率化ツールの開発」に色々な思いを持って、今回発表させていただきました。
どんなツールができるのか、楽しみにしていてください!
クリエイター募集中!
現在、スマートゲートではWebtoon制作のクリエイターを募集しています。もし、弊社のWebtoon制作に少しでもご興味がありましたら、是非ご応募くださいませ!
■募集業務
・編集担当(正社員)
・線画担当(完全在宅・業務委託)
・着彩担当(完全在宅・業務委託)
・仕上げ、効果担当(完全在宅・業務委託)
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