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今年のベストはこれだ!【SF007 OF THE YEAR 2023 】

開会のあいさつ

会場にお越しの皆様こんにちは。
ついにこの日がやって参りました完全自己満足で各方面になんの価値もない賞を精神的に贈る表彰式『SF007 OF THE YEAR 2023』
実はこういった一年を総括する記事を書くのは今回がはじめて。毎度その年のベスト記事を書こうとして面倒でやめてしまう筆者ですが今回は違います。なんせnoteに対するモチベーションは記事を書き始めた数年の中で最も高かったからです。
ヘッダーのデザインを一新した事、そしてゲームレビューの目次を用意し過去の記事にも目を通しやすくなった事で、noteに対するやる気は爆上がりの年だったんですよ。なので、その勢いのまま今回この表彰式も開幕することが出来ました。

さてそんなSF007の今年の様々なベストを発表する「SF007 OF THE YEAR 2023」一体なにが受賞したか早速発表していきましょう。



映画部門

今年劇場で観た映画は21本。しかしその半数がリバイバル上映でした。
観た本数はコロナ禍の時よりは増えましたが、コロナ禍前よりは少ないですね。


📽️ 新作映画賞 📽️

今回ノミネートされた映画はこちら。見事にアニメ、ヒーローものばかりになりました。

・スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
・ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.3
・THE FIRST SLAMDUNK
・エブリシング・エブリウェア・オールアットワンス
・トランスフォーマー・ビースト覚醒

そして2023年のSF007新作映画賞に輝いたのは…

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」

ついに登場したマリオのアニメ映画。正直ここまで面白いと思わなかった一本で鳥肌ものでした。次々と展開するアクションが楽しく、実写映画に対するリスペクトがあるのも嬉しい。「こんなゲーム映画を俺は待っていたんだ!」と高らかに叫べる素晴らしい映画でした。
受賞おめでとうございます。👏👏👏👏


🎥 リバイバル上映賞 🎥

今年は午前10時の映画祭以外にもリバイバル上映が多い一年でした。映画館で観たかった名作作品をたくさん観られる一年にもなりました。
さてリバイバル映画賞にノミネートされた作品はこちら。

・劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト
・スーパーマリオブラザーズ 魔界帝国の女神
・ガメラ2 レギオン襲来
・007 私を愛したスパイ
・007 ロシアより愛を込めて

そして2023年のSF007リバイバル上映賞に輝いたのは…

007 ゴールデンアイ (4Kレストア版)

今年007映画60周年記念ということで4Kレストアされた007映画10本が全国で劇場公開されました。その中で抜群に楽しかった1995年ピアース・ブロスナン主演「007 ゴールデンアイ」が今年のリバイバル上映賞受賞です。おめでとうございます!

…というかシンプルに僕の思い入れが強く、一番好きな007映画が映画館でついに観れたという喜びからの受賞です。はい。
ちなみに僕が今回上映された10本のうち観ることが出来たのは8本。なんだかんだスケジュールが合わなくて「007は二度死ぬ」は観ることが出来ませんでした。それと「007 ノータイムトゥダイ」は当時見たショックが大きすぎて、今だに向き合うことが出来ませんでした…。

そして他にも今回は友人に勧められて、気づいた時には劇場公開が終わっていて家で観てその出来に劇場で観れなかったことを大変悔やんだ「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」を今回映画館で観れたのには感動したし、札幌に新しく出来た映画館「TOHOシネマズ すすきの」が開館記念に上映してくれた名画中の名画「ガメラ2 レギオン襲来」もガメラにぶっ壊された建物と同じ場所で観ることが出来て非常に感動しました。
そして前述のアニメマリオ映画に狙って上映した実写マリオ「スーパーマリオブラザーズ 魔界帝国の女神」もカルト映画として非常に楽しい一本ですね。ダイノハッタンのイカれたセットはいつ観ても良い!


音楽部門

僕は朝はラジオでNorthwaveを聞き、通勤中はAppleMusicで常になにかしらの音楽を聴いています。新曲もあれば過去の名曲も色々と聞きました。
ちなみに普段音楽をnote上で語らないのでここの部門は若干長いです。


🎵アルバム賞🎵

今年はアルバム単位で曲を聴くことがあまり無く、なので今回はノミネート作品は割愛します。来年はもうちょっとアルバム単位で聴くことをしていこうかなと思います…。

さて2023年のSF007アルバム賞に輝いたのは…

『Steppin' Out』KIRINJI

キリンジとしては16枚目、バンドをやめて堀込高樹単独体制になって2枚目のアルバム。結構早いペースで新譜が出てくるのは嬉しいです。
2曲目「nestling」の軽快さと生きにくいけれど頑張っていこうという明るく一曲が素晴らしく、非常に現代のキリンジらしい洒落たサウンドの5曲目「ほのめかし(feat. SE SO NEON)」も良いですね。
そしてこのアルバムで最も強烈なのは7曲目の「 I ♡歌舞伎町」現行で起こっている問題を切り取る一曲となっており、洒落たメロディで心にグサりとくるエグい一曲になっています。

キリンジは2019年のアルバム「cherish」の「『あの娘は誰?』とか言わせたい」といい現代の地獄を軽やかに歌うのでたまりません。
最後「Rainy Runway」もしっとりとしても軽快に納めてくれました、現代の「雨は毛布のように」のようですね。(今だにあの曲が20年以上前の曲とは思えん…)


🎶シングル賞🎶

今年のシングル曲も素晴らしい曲をたくさん聞きました
今年ノミネートされたのはこちら

・bloom / ネクライトーキー
・トドメの一撃(feat.Cory Wong) / Vaundy
・凛と / クリープハイプ
・スマイルあげない / ano
・どこだっていい / 曽我部恵一
・Paradise / Sophie and the Giants & Purple Disco Machine

して2023年のSF007シングル賞に輝いたのは…

『光の中へ』結束バンド

若干遅く「ぼっち・ざ・ろっく!」どハマりしてアルバム「結束バンド」を何度も聴いていた7月に突如現れたシングル曲は劇中歌ではないのに超クオリティの高い一曲。ぼっちちゃんのネガティブさと吐き出したい感情が最もドラマチックに熱唱される素晴らしい一曲でした。

他にもノミネートされた曲は本当にどれも素晴らしく、クリープハイプの「凛と」も歌詞も良い上にMVのアニメーションも二人の関係性を考えてしまう作品でたまりません。エモいぜ!

ネクライトーキーの「bloom」はNetflixで配信されたアニメ「スコット・ピルグリム テイクスオフ」のオープニング曲はあのスコット目線であのアニメの世界観を表している一曲で最高!というかカナダの漫画が原作のアニメなのに日本のバンドがオープニングアニメを歌っているのは原作者の日本愛があるからなのでしょうね。

そして曽我部恵一の軽快なポップスである「どこだっていい」もファンなだけによく聴いていました。

にしてもこのペイント感溢れるジャケットのユルさがたまらん。


🎧ゲーム音楽賞🎧

さて今年登場したゲーム音楽はたくさんありました。
イースシリーズを始めたことで大量のイース曲も聞きましたが、新作ゲームや今年発売の曲も色々と聞きました。
今年ノミネートされたのはこちら

・Donut Dodo (Original Game Soundtrack)
・ADOL CHRISTIN ~イース生誕35周年音楽作品~
・404 GAME RE:SET -エラーゲームリセット- サウンドトラック
・プロになる麻雀DS ORIGINAL SOUNDTRACK
・Atomic Heart, Vol. 1 (Original Game Soundtrack)

そして2023年のゲーム音楽賞に輝いたのは…

Game Changer / The 8-Bit Big Band

本作は2022年に星のカービィスーパーデラックスの名曲「戦艦ハルバード:甲板」のアレンジ曲でグラミー賞「最優秀インストゥルメンタル編曲賞」を受賞という歴史的快挙を遂げたニューヨークで活動するゲーム音楽演奏集団「The 8-Bit Big Band」の4枚目のアルバムです。
これはゲーム音楽なのかと言われたら非常に微妙ですが、普通の音楽にも入れるのも微妙なので今回はこちらで扱わせていただきました😅

ペルソナ5の戦闘曲「Last Surprise」にゼルダの伝説時のオカリナの「嵐の歌(Song of Storms)」、アウトランの「Passing Breeze」(あの3曲の中でこの曲を選ぶとは!)、MOTHERの「Pollyanna」と名曲たちを素晴らしいアランジで演奏されており多福感たっぷりの一枚になっています。

そしてその中でも僕が最も感動したのはMAVEL VS CAPCOM 2のキャラ選択画面で流れる一曲「I Wanna Take You for a Ride」
本来この曲は数秒のループ曲であり歌詞もタイトルと同じ「I Wanna Take You for a Ride」しかない。それに独自の歌詞をさらに作り、4分の長尺の魔改造を施したとんでもない一曲になっている。初めて聴いた時は本当に感動したしそのアイディアに笑ってしまいました。
というかマヴカプ2全体のゲーム音楽の雰囲気とこのバンドとの相性は最高に良いんですよね。
そんなわけで今までのアルバムも素晴らしかったですが今回はド直球の名曲アレンジからとんでもない変化球を持ってきた最高のアルバムになっていました。(というかコレ、単品の記事にすりゃよかったな…)

ノミネート作品も「404:エラーゲームリセット」のサントラは名曲の尖ったアレンジが大変イカしており、その中でもアフターバーナーのアレンジである「Dark Hero」はまさしく名曲です。…にしてもエラゲはサ終するの早すぎませんか!?
他にもチップチューンが冴え渡りまくっている「ドーナッツ・ドド」のサントラもゲームを始めた瞬間からテンションがブチ上げまくる名曲ばかりでたまりません。

そして「ADOL CHRISTIN ~イース生誕35周年音楽作品~」はイースシリーズの名曲たちをアレンジした一曲なのですが、どの曲もヒロイックでドラマチックなアレンジが施されており、その中でもイースⅢの名曲「バレスタイン城」のアレンジはメインのメロディが始まるまで、溜めまくっているのが面白すぎて笑ってしまいますが、アレンジも超カッコ良くて何度も聴いてしまう一曲です。他にも「セルセタの樹海」や聴くだけで泣けてくる「イクルシアン・メモリーズ」とシリーズを通して遊んでいる人間にはたまらん曲ばかりで最高ですよ。

ちなみに今年旧作で最も聴いたゲーム音楽は「イース VI -ナピシュテムの匣- オリジナル・サウンドトラック」のクアテラ樹海で流れるBGM「QUATERA WOODS」でした。この00年代感溢れる希望に満ちたサウンド!たまらん!イースシリーズをたくさん遊んできましたが一番好きな曲はなにかと聞かれたらこの曲ですね。
…というか今年全体でも最も聴いた曲は実はこの曲なんだよね…。


ゲーム部門

今年は僕もたくさんのゲームを遊びました。新作ゲームはさる事ながら、旧作ゲームもnoteのモチベーションが上がったことやレトロフリークを購入したこともあり精力的にプレイしていました。他にもノミネート外ですが、今年は「ワールドウィッチーズ ユナイテッドフロント」がサービス終了したりなどもありましたね…ううう…😭
…そんなわけで受賞作の発表です。


🎮2023新作ゲーム賞🎮

さてテレビゲームは今年はゼルダにアーマードコア、スターフィールドにマリオRPGリメイクなど豊作でしたね。僕は相変わらず旧作ばかり遊んでいましたが、新作と言えるゲームも遊んでいました。
そして新作ゲーム部門にノミネートされた5作はこちら...

・スターフィールド
・Cypher 007
・ATOMIC HEART
・8番出口
・正義の取り調べ

そして2023年のSF007新作ゲーム賞に輝いたのは…

エターナルリターン(Steam)

7月から正式サービスを開始したMOBAとバトルロイヤルを組み合わせた全く新しいゲーム「エターナルリターン」が受賞しました。
緊張感と中毒性あるゲーム性もさる事ながら、魅力的なキャラクター、毎週のアプデごとにワクワクさせてくれる楽しさに満ちた一本でした。
あとみんなもやろうぜ!!!

ノミネート作品の中でも「Cypher 007」は突如11年ぶりに現れた007ゲームとして衝撃的でしたし、「正義の取り調べ」は未来を予知したとしか思ないタイムリーすぎる事件を題材を取り上げたりと驚きが忘れられません。


🕹️旧作賞🕹️

今年の初頭はWiiUと3DSのゲーム販売が終了するなどでバーチャルコンソールを買い漁り、WindowsXPマシンやレトロフリークの購入などもあり古い作品に触れる機会もたくさんありました。
そんな訳で旧作のノミネート作品はこちら

・だるめしスポーツ店
・STRAY
・餓史シャチの幸
・Ghostwire TOKYO
・イースⅥ ナピシュテムの匣

そして2023年のSF007新作ゲーム賞に輝いたのは…

イースVIII -Lacrimosa of DANA- (PS4)

今年の自分は一体何をしていたか一言で言うなら「ずっとイースを遊んでいた」一年でした。その発端となった「イースⅧ」は楽しいゲーム性と感動的で切ないストーリーもさることなごら、他のイースシリーズも遊びたくなるくらい主人公アドル・クリスティンの魅力を存分に伝えてくれる素晴らしいゲームでした。
そのおかげで僕は本作をクリアした後もアドルの冒険の足跡を追うため
イースⅠ・Ⅱ (PCエンジン)
イースⅢ (PCエンジン)
イースⅣ The Dawn of Ys (PCエンジン)
イースⅣ MASK OF THE SUN (SFC)
イースV 失われた砂の都ケフィン (SFC)
イースⅥ ナピシュテムの匣 (PC)
イースSEVEN (Steam)
イース フェルガナの誓い (PC)
イース セルセタの樹海:改 (PS4)
…と10本のイースシリーズをクリアして現在11本目となる「イースⅨ -Monstrum NOX- (PS4)」を遊んでいます。我ながら駆け抜けてます。来年はイースXやるぞ!

そしてその中でもノミネートされた「イースⅥ ナピシュテムの匣」は歯応えあるアクションと素晴らしい音楽、2000年代前半のPCゲーム特有の空気感そしてヒロインのオルハが可愛くてイースⅧの次に気に入ってるイースです。

他にも東京を縦横無尽に冒険できる、まさしく僕が求めていたゲーム「Ghostwire TOKYO」や00年代の怪しいインターネットを追体験できる「餓史シャチの幸」、美しいサイバーパンク世界を猫として冒険できる「STRAY」任天堂作品の中でも課金システムが腹の底から笑える「だるめしスポーツ店」など面白いゲームをたくさん遊ぶことができました。今年の旧作ゲームは豊作です。


⭐️最優秀noteゲーム感想文賞⭐️

そして最後は前述通り今年はnoteに対するモチベーションが高くかなりの頻度でゲームをクリアしてはゲーム感想文を投稿していました。その数54本となかなかの量で個人的にも満足な数字となりました。
そしてこの賞その中でも「自分よ!よく頑張って作った!」と褒め称える賞です。つまり自画自賛賞です。

さてそんな優秀賞noteはこちら…

クリア不可能という理不尽を迫るパズルゲームと俺との21時間に渡る戦いの記録である。これは娯楽でも趣味でも無く意地の戦いでした。
おかげで今年Switchで最も遊んだゲームという記録が刻まれてしまいました。今年はエタリタ、イースⅧに並ぶゲームはまさしくこのパズルガールズだったのでした。

ちなみに今年Switchで最も遊んだゲームも本作となりました。なんてこったい。

閉会のあいさつ

長かったこの授賞式もそろそろ閉会の時間となってまいりました。いやこんなに長くなるとは…。
受賞、ノミネートされた作品を制作した皆様おめでとうございます。そして素晴らしい作品をありがとうございました!おかげでこの2023年も楽しく過ごす事が出来ました。

さて後は仕事を納め新年を迎えるだけというのが毎年恒例でしたが、今回の僕はこれから年末12月30日の「コミックマーケット103」に参加するという今年の一大イベントがまだ残っているのです。準備はすでに終わってるのですがかなりドキドキしています…飛行機ちゃんと飛ぶのかな…。
参加日は1日目。スペースは東B_27bです。地図上では東棟(東1)の一番左上。
もしコミケに参加した際にはゲームの本もあるのでよろしくお願いします!(最後は宣伝になってしまった...)

それでは今年一年ありがとうございました!
来年2024年もよろしくおねがいします!
良いお年を!!!

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