#22 X-T30のWB:蛍光灯3×フィルムシミュレーションによる発色の違い@御浜岬
夕景+WB:蛍光灯3
さて先週撮影した写真を見たり弄ったりしていて気が付いた点がありました。手馴れた方々には常識なのかも知れませんが、カメラ遊びを再開してまだ1ヶ月ちょっと、8回目の撮影だったので自分的には大発見です。
それは、フィルムシミュレーションとWB、露出補正の組み合わせによって発色が大きく異なると言う事。当り前ですかね?
先月の撮影で、フィルムシミュレーション:Velvia で夕景を撮る際に WB:蛍光灯3(白色蛍光灯)にすると RVPフィルム のような発色になる事が分かりましたが、PROVIA で 蛍光灯3 にしても何だか随分と大人しい。
Velvia×蛍光灯3
やはりマゼンタが強く出ますね
PROVIA×蛍光灯3
WB:AUTOと較べれば十分印象的な色作りですが、Velviaのような色乗りは抑え目
ASTIA×蛍光灯3
こちらはシアンが美しい
考察
自分は2000年以降のRVP100やRDPⅢなどのFシリーズは知らないですし、20年以上前の美化された記憶なので真贋はさておき、開発者が意図してやっている事なので拘りを感じます。
参考にフィルムデータシートでVelvia(RVP)とPROVIA(RDPⅢ)を較べてみると、RVPは相対露光量ってのが小さい領域でGとBの濃度がRDPⅢよりも高くなっています。これは光量が落ちてくると青味や緑味がより強調されるって事かしら。でも ベルビアって赤緑色強調(イメージカラー)ぢゃなかったっけ? PROVIA 100Fはナチュラルカラーとの事なので、まぁそうかな と。
次に露出を振って見ます
まずはVelvia×蛍光灯3
±0EV
-0.7EV
-1.3EV
-2.0EV
Velviaは結構シャドーが締まるので -1.3EV だと海面の階調が厳しいです。
次はPROVIA×蛍光灯3
±0EV
-0.7EV
-1.3EV
-2.0EV
PROVIAはシャドーが粘るので-1.3EVでも行けますね。
最後はASTIA×蛍光灯3
±0EV
-0.7EV
-1.3EV
-2.0EV
シアンが綺麗な-1.3EV辺りが好きです。
まとめ
今日はWB×フィルムシミュレーションで遊んで見ました。デジタルは手軽に色々と試せて良いのですが、選択肢が多過ぎるので素人には手に余ります。もう少し特性を掴んで、撮影時に「こんな風に撮りたいからカメラの設定はこうしよう」って判断できるようになりたいものです。先は長そう。。。
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