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もし路上で井上尚弥に遭遇したとき、我々はどう勝てばよいのだろうか。
シミュレーションしてみよう。

⚠️注意⚠️ あくまでシミュレーションのため、絶対に、実際にやってはいけません。


ボクシングの最強 井上尚弥

バンタム級4団体統一王者、4階級制覇者、そして、パウンド・フォー・パウンドランキング1位に選出された傑物。

疑いようもなく、最強。
間違いなく、日本が生み出した怪物。

戦闘の前提

これから戦闘方法、勝ち方を議論していくが、その前に前提がある。

体格、体重で井上尚弥を下回っていれば勝機は薄い。
井上尚弥の身長は165cm程度、体重は63kg程度(試合前は多分それぐらい)である。
そして、令和3年4月の統計で17歳の平均身長は170.8cm、平均体重は62.4kgである。
そのため、この前提条件をクリアすることはさほどハードルが高いことではないと考える。
もし井上尚弥に体格、体重で劣っていたら?
そのときは大声で助けを求めながら井上尚弥がいる方向と反対方向に全速力で逃げるべきだ。障害物をうまく使って逃げきれ。

そして、体力も必要だと考える。
取っ組み合い、揉み合いになり、数分間は出力を出しっぱなしにしておくための、全身の筋力、筋持久力、心肺持久力が必要だ。
過去に運動部経験者であっても、トレーニングしてある程度「戻し」をしておかなければいけない。

また、スーツを着ているときならやめておいた方がいい。
動きやすい私服のときならよい。

戦闘の心得

「あの」井上尚弥が眼前にいる。
有名人に遭遇した時の、ある種の浮かれ、緊張、尊敬、羨望。
それらの感情を破棄し、戦闘者にシフトチェンジできるか。戦闘者に成れるか。
無理だと思ったらすぐに大声で助けを求めながら井上尚弥がいる方向と反対方向に全速力で逃走すべきだ。

また、無傷で勝とうとしてはならない。
特に、眼窩底や肋骨は破壊される前提でいた方がよい。
こちらが最後にかろうじて意識を保っていればよい。
本論ではそういった辛勝を想定している。
生命が絶たれてしまうことも想定にいれるべきだ。その恐怖にまず打ち勝てるか。やりたいこと、やるべきことは、やりきってから戦闘に臨むべきだ。
戦闘とはそういったものだ。ゲームではない。観戦ではない。
圧倒的な当事者。リアル。痛み。苦しみ。長期入院。後遺障害。死亡。
全てを本当の本当に覚悟する。そうなってもいいと観念する。
それが被害に対する心得だ。

一方で、加害の心得も必要だと考える。
人を殴る、叩きつける、押し倒す、破壊するといった「覚悟」を持っておかなければならない。
骨が折れる嫌な手応え、生命活動に重要な器官を潰してしまう罪悪感、その人の家族・友人・周囲の人が悲しむということ、全てを受け入れ、全てそうなってしまった後のことを考え、それでも戦闘し、勝利したいという覚悟。そうあらねばならない。信仰にも似た、一種の特攻意識を持っておかなければいけない。できるだろうか。平時を生きている、平穏無事な日常を送っている我々に、それが。

戦略

タックルに入れば楽勝、そう思っているのなら考えを改めた方がいい。

タックルに入ろうと上体を屈ませた刹那、瞬時に間合いを詰められ顎を撃ち抜かれ、意識を刈り取られることが想定される。
失神して路上に横たわり、そのあとは病院のベッドの上かもしれないし、もうそれが最期になるのかもしれない。

では実際にどう闘えばいいのか。
それは、**路上で井上尚弥に勝つ方法 仮説その2**

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