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個人の成果発表 教育ハッカソン最終日

近畿大学アカデミックシアター x ブロックチェーン財団
教育・研究の産学連携(人づくり・モノづくり・コトづくり)

最終日(ハッカソン期間:2020年2月20日、21日)

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教育 x ブロックチェーンハッカソン

企業登壇

一日目はプロダクト開発への手順”着想・発想〜”について学びました。二日目はプロダクトを製品化するために必要な法的知識、スタートアップとして起業することを専門家からアドバイスを話してもらいました。

Jim Maricondo - WAVE Financial
スタンフォード大 コンピュターサイエンス修士課程終了。元ConsenSysの日本GMとして企業とブロックチェーン技術の実証実験を実施。シリコンバレーでのテックスタートアップの事例を紹介
高井雄紀 弁護士 - 法律事務所ZeLo・外国法共同事業
ZeLoはブロックチェーン技術を活用したプロダクト開発、ビジネス・暗号資産に関するサポートを提供。ブロックチェーン技術を活用したプロダクトのプライバシーポリシーについて説明。

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開発作業を継続

プロダクトのチーム発表と個人成果発表へ向けて作業に集中していました。

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ハッカソン終了!プロダクトの発表へ!

すべてのチームがスマートコントラクト(ブロックチェーン上で動くプログラム)をつかったプロトタイプのプロダクトをつくることができました。チームにはプログラム経験のない学生もプロダクトの一部のプログラミングに挑戦しました。

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TASM(1名加わってチーム名が変更)
入退室管理システム。MACアドレス(個人デバイス)をハッシュ化して、アクセスポイントとの接続と切断を入室/退室として記録する。近畿大学電子商取引研究室で実装する予定です。
IOSTicket
クーポン発行アプリケーション(スマホ対応)。名前を入力するだけでブロックチェーンのメインネットアカウントを作成する。発行者(企業・イベント主催者など)や利用者が履歴を確認できる。コミュニティの自然発生を促す。

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Good Job!
企業ウェブサイト(URL)のプライバシーポリシーの履歴を記録します。アプリケーションをブックマークとして追加できます。ITの巨人たちがわたしたちの情報を扱うことを可視化する。
健康志向
心拍数などの健康データを記録します。疾患をもったひとたちがオープンに交流できるコミュニティ形成を促す。このチームには近畿大学OBで遺伝医療情報プラットフォームのスタートアップを起業したひとが参加しました。

個人の成果発表 この2日間で自分がどう成長したか

ハッカソンに参加した学生はこの2日間で成長したことをひとりづつ発表しました。11歳からプログラミングを独学で学んできた学生から、プログラミング経験のない農学部、経営学部の学生も参加しました。

個人発表の項目
・プログラミング歴
・ハッカソン中の作業内容
・成長したところ

発表の後に、森山研究室の院生がつくったブロックチェーン技術を使った投票システムで、一番頑張ったと思う学生に、参加者みんなが投票しました。学生の名前をドラック&ドロップするだけで簡単に投票ができました。

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一番投票を得たのは、今回初めてブロックチェーン技術の理解とプログラミングに挑戦した近畿大学農学部の学生でした。おめでとう!

投票一位を獲得した学生の個人発表
プログラミング歴
Node-Red(2日間)、C言語(2時間)
成長したところ
この二日間で起こったすべての出来事が成長につながりました。

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多くのハッカソンでは大企業がスポンサーになったり、賞金を出したりしていますが、動く成果物(プロダクト開発)までつくることは稀です。今回SEYMOURと大学研究室の教授とで、ハッカソンの目標を2つ決めました。
・未経験の学生にプロダクト開発でプログラミングをさせる
・プロトタイプ(スマートコントラクトで動くもの)をつくる

そしてこの2つを達成することができました。
達成したの言うまでもなく”参加”した優秀な学生たちです。

ハッカソンに関わったすべてのひとたちに、ありがとう!

エンジニアを最優先に!