「円錐」の伝え方
伝えるためには言葉が大切です。同じものを見ていてもそれをどう表現するかによって伝わり方が異なり、時に理解を深め、時に「は?」となります。
こんにちは。稲本です。
福岡でコミュニケーションや情報伝達に関わる仕事をしています。よかったらスキをお願いします!!!
さて、今回のテーマは、「伝え方」に関するものです。伝えるというのは、相手があってこそなのですが、僕らはついつい自分の言葉で、自分の言葉の範囲で語ってしまいがちです。
その結果、相手との文脈や背景や価値観や知識レベルが同じであれば、「親近感」という強い味方をつけて理解を促すのですが、逆の場合だと「距離感」を生み出してしまうことだってあります。
例えるならば、「円錐」です。
円錐という立体は、真上から見たら「丸」ですが、横から見たら「三角」です。
当たり前のことを言っていますが、この感覚は重要だと考えています。
つまり、今自分は円錐を「丸」と認識し、丸として伝えようとしています。しかし、相手が円錐を「三角」として認識していたら、「丸」という言葉では、それが円錐だということが伝わらなくなります。
ここが、伝えることの難しさなのです。
普段生活をしているとこんなことは考えもしないと思います。しかし、何せコミュニケーションや、情報伝達の仕事をしてる身です。
少しこの記事を読んでくださってる人にお伝えしたかったのです。
同じものを見てても表現が異なり、表現が異なるということは、認識が異なる。
それは歪なことではなく、よくあることだ。
ということです。
この事実を知ってくれたあなたには是非伝える際には相手に伝わるワードを選ぶよう努めてほしいです。
間違いなく「さぐる」しかありません。裏ワザみたいなものはありません。相手とのコミュニケーションの中で相手の文脈や見方を感じるしかありません。
しかし、この箇所がうまくなれば、間違いなく「伝わりやすい」言葉を選ぶことができ、「わかりやすい」伝え方ができるようになると思います。
一度「円錐」を思い出してみてはいかがでしょうか?
もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!