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347. だからクリエイティブって面白いんだろうな。 #超クリエイティブ を読んで。

✅ 今年注目していた人物の一人、三浦崇宏氏の「超クリエイティブ」を2回読みました。わざわざ2回と書いたのは、この書籍、情報量というか浴びれる言葉が多すぎて1回では溺れそうだったので、2回読みました。今回はその感想文ですが、いつも通り感じたキーワードを軸に展開していきます。

コアアイデア

この書籍では、「コアアイデア」という言葉がクリエイティブという言葉以上に感じられます。コアアイデアとは、

ものごとの本質を見抜いた上で、状況を一変させる考え方

とされており、これは、

「本質発見力」×「世界の複数性への理解」から生まれます。

とあります。少しこの表現だけではわかりにくかったので、書籍にかいてある言葉でそれぞれの言葉のイメージをつけてみます。

「本質発見力」
・目に見える現実を言葉にして「抽象化」するプロセス
・社会においてどういう価値を持っているかと可能性ベースで考え直し、言語化する

「世界の複数性への理解」
・複数の視点へ細やかに想像力を働かせる必要がある
・多面的な思考力を持たないと、多くの人の心に響くもの、(中略)は生み出せません
・多面的考察は、同時に「みんなが共通して持っている欲望」を発見する力にもつながります。

コアアイデアというのは、気がつけば結構自分の普段の行いの中でも行っているものだったのだということがわかりました。ただ、それがきちんとこんな風に言語化できていなかったため、強めるべきところ、ふと力を抜くべきところが見えていなかったように思いました。

モラルと教養というベースメント

"モラルはアップデートされ、教養はアップデートの履歴だ"と書籍内に書かれていますが、こういう類の言葉がクリエイティブの本で結構深く明言的に語られているのは新鮮でした。

読みながら「コアアイデア」に通じるもの、「コアアイデア」で一発逆転を狙うために必要なものというように受け取りました。僕は「コアアイデア」というものに"諸刃の剣"のような感覚を初め感じていました。

理由はただひとつ。「本質をつくもの」だからです

世の中には「本質をつかれる」と反発する人もいます。そんなときに、モラルや教養というものがベースにあった上で本質をついていくことと、そうでなくただいたずらに無作法に本質をつくのでは、その企画が「通る」「通らない」の差が大きいのではないか。後述されていますが、コアアイデアが企画として通らないと意味はないものですし・・・。

だからこそ、モラルと教養がベースメントにあり・・ということではないかと感じました。

現実的に「通る企画」にする必要があります。

コアアイデアの話は非常にわくわくしますし、頷いてばかりの内容なのですが、書籍にもあるように「通る企画」にしてなんぼです。そのチェックリストが掲載されております。

❶GOAL
❷Vision
❸Fact
❹Moment
❺Insight
❻Catalyst for Change
❼Rule
❽Action
❾Flow
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これらの言葉が何を意味するか、そしてその細かな説明は書籍を読まないといけない内容だと思うので、ここでは割愛しますが、この整理(因数分解)は非常にありがたいものでした。自分の思考においても整理できそうな予感がします。

中でもVisionは、今自分自身とても考えることが多い内容かと思います。ぼやくわけではないですが、やはり短期的なものをあたかもVisionとしているようなケースに出会うことが多々あり、書籍に書かれているレベルのVisionに対して本質をつくことが難しい自分がいます。

しかもこれが初旬となるとなおさらですね。気合が入ります。

他の内容はぜひ書籍にて。(誰だよw)

個の強い組織が生き残る

よくよく見ると面白い言葉です。シンプルに考えると個が強すぎると組織が成り立たないような気さえしますが、この言葉の真意は次の文章にあります。

誰かのために頑張ったほうがクリエイティビティは活性化します。

ここですね。個が強い前にまずはいいチームであることが前提ですね。今の自分の状況に引っ張られ過ぎました笑。

まとめ

正直書ききれない感じです。この感想文を書きながらまた読み込んでしまい、拾いやすい言葉がたくさんありすぎでポケットがいっぱいです。そうやら5周くらいはしそうです。

三浦さんの本は「言語化力」「人脈なんてクソだ」に続いて3冊目。正直、読了まで一番時間がかかりました。3冊を読んで本当によくわかるのが、この人は物凄く言葉の力を信じてるなぁというところ。そして言葉を上手に扱う人だなと改めて感じます。

喩えが行き過ぎず、難しい言葉(すんなり意味がわからない言葉)を使っていても、だからこそわかる「雰囲気」というか、そういうのを本当に感じます。各書籍についての感想文は以下にリンクを貼っておきますので、よかったらご覧ください。

先日、福岡にいらっしゃったイベントでは前列で「生三浦」に出会えたわけですが、「準備」「切り替え」「瞬発力」の凄さを感じ、ますます今ファンになってるという感じ。

最後に・・・

あとがきにあります、「クリエイティブとは何か。」という質問。
今のところの俺の答えはこれです。

問いを与え、考えるきっかけを与えるもの

願わくば、俺も「福岡のビジネス芸人」になりたいものです。
遅咲きですが笑。

おすすめの一冊です。※何度も読んじゃいますよ。




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