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プレゼン資料を作る時の手順

あくまで僕の場合ということですので、参考程度に読んでもらえるといいかなと思います。ここでいうプレゼンというのは、例えば社内での報告発表のプレゼン、クライアントへの提案プレゼン、講演会などでのプレゼンのどれにおいても同じような手順でやっています。

1:まずは全体像の大ラフを手書きで書く

なんてったって始めは手書きです。ギリギリ自分でも読める程度の感じで書いています。ここで全体的な構成を決めるのですが、当然この先には変更も平気で行います。

資料作りのゴールを自分にわからせるためなのかもしれません。

「ここまでやったら終わりだよ」

というゴール設定をすることで時間の使い方を自然に産んでるのかも・・とこれを書きながら思いました。

2:手書きにしがたってまずはタイトルだけのページをパワポで用意する

なんのこっちゃという感じですが、まず手書きで書いたページ数分のスライドを先に用意します。できればその際にページのタイトルくらいは付けておきます。最悪、流れさえあれば、喋ればいいし・・・という逃げでもあるかもです。

3:各ページを作っていくけどアニメーションはしない

プレゼンでのアニメーションは結構設定に時間がかかったり、うまくいかなかったりでイライラしたりと時間の使い方としてあまりよくないような気がしています。

アニメーションにも良し悪しがあります。「悪し」になりがちかなと思っているのが、アニメーションが主になりそうなプレゼン資料です。「なんじゃ?このギミックは!」という方に目がいってしまうような資料では本来のメッセージを伝えることはできません。メッセージを伝えるための補助としてアニメーションがあるということを考えると、アニメーションなしでも成立するものを作るべきです。

その状態で大丈夫!といえるものに味付けでアニメーションをするのですから、まずは全体をきちんと仕上げます。

4:タイルビューにして全体を眺め、ざっとシミュレーションする

スライドの前後も含めて全体をみながら、頭の中でプレゼン自体のシミュレーションを何回か行います。この時に流れやスライドの取捨選択を行いますが、細かくは行いません。あくまでざっとです。

5:一回寝る

僕の場合、結構根気よく作ってしまうので、一旦の出来上がり時にはかなり偏った見方をしてることがよくあります。なので、ある程度タイルビューでシミュレーションをしてざくっと追加、削除を行ったら、その日は資料作りはしません。

6:翌日にスライドショー モードで数回シミュレーションと修正

一回寝た後に、今度はタイルではなく実際のスライドショー で全体を流します。仮に気持ち悪くても途中で止めず一旦最後までいきます。この時、少しタイムは測るかもしれませんが、あくまで結果的にどれくらいの時間だったかで最初は測ります。

そのあと追加したほうがいい、削除したほうがいいを繰り返し、仕上げていきます。

7:仕上がったらアニメーションを追加

アニメーションを追加しますが、まず先にやるのが、ページの切り替えのアニメーションです。僕の場合少しこのページ切り替えには意味を持たせるようにしています。例えば、

・章が変わる時は縦にスライドイン
・同じ章のなかでの展開は右から左のスライドイン
・アニメを行わず要素追加するときは、アニメなしでスライド切り替え

といった形です。勝手な思い込みですが、聞く方も何かしらのルールを感じたほうがわかりやすいかなというところです。

ページ切り替えのアニメーションがおわったらいよいよ、個別のアニメーションですが、基本的に「出現」だけしかやりません。しかもスライドイン程度です笑。ただ順番やタイミング(クリックしたらなのか、要素がでたらなのか)は結構慎重に施します。

8:アニメーションも出来あがればあとは、練習

シミュレーションを何回も行います。現状のスライドが見えれば、次のスライドの話ができるようになる感じまでやり込みます。当然タイムも測ります。この時、1分程度長いくらいの納まりがちょうどいい気がします。

実際のプレゼンでは意識せずに勝手に早口になります。何度練習してもです。だから少し長いくらいの納まりになるように喋りの内容を組み立てます。※この時にページが追加されることはよくあります。

なんどもスライドを使った練習をしていると、概ね頭に入ってくるので、例えば移動中などでも頭の中でシミュレーションをすることができます。

まとめ

「よく、話ができますね」とか「喋るのどうやってるんですか?」とか言われることがあるのですが、「やってるし」というのが僕の心の中の回答でした。練習は最低でも20から30回はします。もっとするときだってあります。それをして初めてスタートラインに立てるかなというイメージです。

もっとやってる人もいるでしょうから、「そんなんで立つなや!」と言われるかもしれませんがそこは許してください。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!