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"リーダーとして最後にできること"を考えておくことも仕事だと思う。

チームを運営していると、出会いもあれば別れもあります。出会いとは新しい仲間が加わる時。別れとはこれまで仲間だったメンバーが退職や異動でチームを離れる時です。

出会いは楽しいものでワクワクします。特に入ってくる側が希望に満ちていると圧倒されそうになるくらいパワフルなコミュニケーションが発生します。このとき、既存のメンバーには3つの様子を見ることができます。

1:同じくワクワクしてる
2:妙なライバル心でギラギラしてる
3:興味がない

どれが正解なのかは人それぞれでしょうが、僕の中で3は論外です。仲間が加わるのに興味がないは話になりません。ので割愛。

僕の場合は1であって欲しいと願っています。どうせなら楽しくというベースの感覚がそうさせます。入学の日にいきなりメンチ切られたら、僕は縮み上がるという性格なのもありますけどね。

入る時はそれでいいのですが、出る時が問題です。そう、別れの時です。僕はこの時に必要な考え方として、卒業としてあげることだと思っていますし、実践してます。

仮にメンバーが残念ながら抜けることがあれば、心から「卒業」と言えるような環境を日々作っておくことがリーダーの仕事だと思います。
ここで言う卒業とは別に「証書があります」とかいう形の話ではなく気持ちの部分です。つまりは、

「ここで学ぶことはすませた。次に向かうぞ」

という気持ちを持てるかどうかだと思っています。もっといえば、そう思わせることができるかどうかだと思っています。仮に本人が卒業という感覚を持てないならば、せめて卒業という言葉が使えるように演出をしてあげることも必要な気がしています。これは、「次」に向けた心構えにもつながります。

100%卒業とおもわれることはたぶんあり得ませんが、せめて10%くらいは卒業という感覚を持ってもらわないとそれまでの時間が意義のあるものであったかが消化できないと思うのです。別れに向けた最後の仕事だとも思います。

もちろんできれば、そういうシチュエーションには出会したくはないんですが、そういうときには・・・という話でした。

もし気に入ってもらえたら嬉しいです。情報の発信とコミュニケーションについていろんなチャレンジをしていきます。どうぞよろしくお願いします!