「ながら」オンラインお茶会をどうぞ。
オンラインで会うことが当然になりました。時代が進んでいるように見えて、電話主流時代と似た雰囲気が健在で懐かしさを感じたり。
その雰囲気とは、電話と違って顔は見えるけれど、何か別のことをしながらでも会話を楽しめること。それが家にいることや雑談の良さであって、窮屈な毎日にリラックスを与えてくれているのかもしれません。
というわけで、今日は「ながら」オンラインお茶会のアイデアのお話。
時間の共有を、モノで残す。
私がオフラインでの大人数の集まりがあまり得意ではない理由のひとつに、大盛り上がりしている話題に入れない「おいてけぼり感」があります。
それがオンラインだと、ラジオのように聞いているだけでもちゃんと参加できている感覚が心地いい。ただ同じ時間を共有しているだけで「なんだか楽しかったな」というのは心を元気にしてくれます。
さらに、オフラインでは物理的に端と端では別の会話をしていたのが、オンラインだと人数が多くなっても、ひとつの話題をみんなで聞いたり話したりするのがおもしろい。
この特徴を活かして、みんなでおしゃべりしている間に何か一緒にものづくりができたら思い出が残っていいなぁと思いついた。
この歴史的状況を記録する意味も込めてモノに残すのは、のちのちにとってもいいことかもしれない。
今日のあなたのお茶は?
私は染色を生業にしています。自分のイメージする色を出すことはとても難しいのですが、意図通りにならない方が案外いい染色手法があります。
それは、草木染め。
自然に任せた色は自然にしかつくれません。
…もうお察しの通り。
せっかくオンラインお茶会を開くなら、
お茶会で飲む、
そのお茶で、
ながら染めしませんか?
という提案です!
お茶はそれぞれの家にあるもので、「何を飲んでいるの?」をお茶会スタートの合図に、様々な銘柄の紅茶や緑茶、コーヒーが出そろうのではないかと思います。
色は飲料の淹れ具合や環境によって変わります。お茶会のスタートと同時に染めを開始、1~2時間のおしゃべりの間に世界に一色を染め上げて(実質、放置プレイ)、最後アクセサリーをつくってしまいたいと思います!
浸して、しゃべって、染まって、完成。
今回、「オンラインお茶会染めキット」を新たに企画しました(コロナに負けない応援プライス!)。
金具はイヤリングかピアスが選べます。
< つくりかた 5STEP >
1:飲み物の紹介
オンラインお茶会がスタートしたら、用意した飲み物をお互いに紹介しましょう。飲み干すと見れないので、色の共有もお忘れなく(味の紹介もぜひ)。
※今回は日々のお供、日東紅茶ティーバックを使用
2:染料(飲み物)の準備
キットの布花が浸るくらいの飲み物を別の容器(色が見えやすいので、白い器がベター)に移します。
量が多くても染まる濃度は大きくは変わらないので、色を濃くしたい場合は飲み物自体を濃く淹れてみましょう。
3:染色
ビーズがついている面を上にして、布花全体を飲み物に浸します。
浮かばないように馴染ませるのがポイント。浸すと閉じていた花びらが全開になる瞬間もお楽しみください。
4:おしゃべりタイム
時より布花の様子もうかがいつつ、おしゃべりに花を咲かせましょう。
5:金具接着~完成
1~2時間程度(おしゃべりの具合に合わせて)で、布花を取り出します。
ティッシュで挟んで軽く水分をとったらドライヤーなどで乾燥させます。
色はどうでしょう?
飲み物自体や乾燥前後での色の変化も気にしてみるとおもしろいです。
(画像は2時間浸したもの。やさしいヌーディーカラーになりました)
花が開いたままでも、花びらの先端をぐるっと指で折り曲げて立体にさせても雰囲気が変わります。お好みの形状を探しましょう。
最後に、付属のアクセサリー金具にお手持ちの接着剤をつけて、布花の後ろの縫い糸を隠すように接着したらできあがり。
できあがったら着用して、画面共有、記念撮影をぜひ。
楽しい時間を一緒に過ごしたおみやげとも言える、おそろいアクセサリーをつけて、また実際に会える日を楽しみに。
楽しみにする気持ちは、奪えない。
まだ先が見通せない日々が続きますが、きっとまた気負いなく実際に会える日がくると信じています。そんな日を楽しみにする気持ちまで、コロナは奪えないと思うのです。
だから、配送業の方をはじめ多くの方に感謝をしながら、「また会いたい。~~したい」という未来への希望をたくさんつくることが、今自分にできることかなと思います。
ひとりであってもお茶の時間は、心をほっとさせてくれます。
そんな気持ちを染めで残してみませんか?
#オンラインお茶会染め
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いろんな色をみんなで楽しみましょう!
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