書評ブログ「インクの匂ひ」 vol.10
無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。
≪読み終わった本≫
『新聞大学』 外山滋比古
諸事情でしばらく新聞を購読していなかったのですが、やはり毎朝ポストに届かないと寂しくって全国紙を購読し始めたわたし。
それもただ流し読みするだけではもったいないと思い、気になった記事をノートに自分の言葉で簡単にまとめることをやり始めました。
そんな時に、インスタグラムでこちらの「新聞大学」という本が紹介されていて私の脳みそはこの、”新聞” ”大学” という二つの言葉にビビッと反応したのです。
本の中で、日本の新聞は「毎朝じっとしていてもポストに届く素晴らしい大学」であると著者は言っています。確かに、新聞を読んでいると毎日のニュースだけでなく生活の知恵や、最近ではニュース用語の解説などもとても分かりやすく書かれているのでとても勉強になるのです。それが毎日毎朝自宅のポストに届くので、パジャマのまま(笑)中身の濃い読み物を手に取ることができる。活字中毒の私としては、願ったりかなったりです。
そしてひそかな楽しみがもう一つ。それは新聞の下欄に掲載されている本の広告です。雑誌の発売日や新刊の紹介などが載っているので、またしても積読本が増えていくのですが…(^^♪
そして、毎日気になる記事をノートにまとめているというお話ですが、”こんなことして何になるんだろ?”と、我ながら疑問に思ったりもしたのですが、何かの時にそこに書いたことが話のネタになったり、ニュースを見ていてもより興味が沸いたりと、無駄ではなかったことが分かってきました。
新聞を一つの大学と見立てたこのお話。とても共感できました。
新聞をノートにまとめる日課、もう少し続けていきたいと思います。
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