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書評ブログ vol.31「幸せの北極星」を読んで

無類の本好きのわたし。どうせなら読んだままにせず思いっきり主観の入った書評を書いてみたいと思い立ちました。この記事がきっかけとなり、実際に読んでくださる方がいたらとても嬉しいです。

≪読み終わった本≫

幸せの北極星』 戸須眞理子

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”人生100年時代の生き方・働き方” といったサブタイトルに魅かれて手にしたこちらの書籍。ペーパーバックで154Pという薄い本でありながら中身の濃いものだったので、ずっと手元に置いてまた読み返したいなと思える一冊でした。

まず、「キャリア」と聞くとバリバリと仕事をしている人で高いスキルを持っている人たち。というイメージがありましたが、著者が言うキャリアとはこのような説明がされていました。

仕事で経験を積むことをいうだけでなく、その過程で自分が手に入れる技術・知識・知恵とともに自分自身の生き方を高め、磨いていくこと。

ということは、自分が生きてきた足跡全てを ”キャリア” と呼ぶんですね。では、どうやったらそのキャリアを磨くことができるのか。それについても書かれていました。

1.好奇心:新しい学習の機会を探し続けること
2.持続性:失敗に屈せず努力し続けること
3.楽観性:ポジディブに考えること
4.柔軟性:こだわりを捨てて進むこと
5.冒険心:不安を乗り越えて行動を起こす勇気

それに加えて大切なのが『笑顔』。
忙しかったりすると眉間にしわが寄り、同僚に「顔、怖いよ~」などと突っ込みを入れられることもある私ですが、相手が笑顔であると私もつられてニッコリしてしまうし、その逆で私がニコッとすると相手も笑顔になってくれることは既に実体験済み。
そう、笑顔には人を惹きつける力があるし、多少嫌なことがあっても笑顔でいれば脳はいいほうに騙される性質を持っているらしいので、口角を上げることに意識を向けてみることにします。

そして定期的に時間をとって、「今の私は去年の自分より成長しているだろうか?」、「5年後の自分は今の自分よりどう成長させたいか?」と、ひとり会議をしてみる。そんな時間を持つことで、自分の人生、迷子にならなくてすみそうです。

では、この本のタイトルになっている「幸せの北極星」とは何か・・・。

それは、「私にとって大切なもの」。自分の座標軸だと書かれています。

…それはあなたが熱中できることはどんなことなのか、ワクワクすることはどんなことなのか、どんなことをしているときなのかを観察してあなたの情熱のありかを探すことです。楽しいこと、熱中できること、ワクワクすること、生き生きさせてくれることを探してみましょう。

日々自分のアタマに浮かんできたこと、感じたことは一瞬で消え去ってしまいます。だから、可能な限りそれらの感情が起こった瞬間にノートに書き留めてみる。そして書くだけでなく後からそれを見返してみる。
そうやって自分の感情を観察し、アンテナを高く張っていれば私に必要な情報が向こうからやってきてくれる。心理学でいう「カラーバス効果」のようなものですね。

この本を読んでから、自分に起きた感情をノートに書き留めています。
まだ始めたばかりですが、書き溜めたものを見返すことで「自分が向かっていきたい方向」が分かるのかもと思いました。

*楽しいと感じたこと、生き生きと感じたこと。逆に嫌だなと感じたことをノートに書き留める。
*笑顔でいることを意識する
*「私にとって大切なことは何か」を頭にとどめておく
*そして去年の自分より成長できるように、学び続ける

これらが、この本から実行しようと思ったことです。

キャリアについて書かれているだけでなく、自己啓発本にもなりそうなこちらの本は、ほかにもある「これからの働き方」に関する本の棚に並べました。

なんだか、あと少しで私の北極星が見つかるような気がしてきました☆

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