人生残り数時間
妻です。今日は、私が好きな夫の考え方について書いていきたいと思います。
1.夫の口ぐせ
夫と付き合う前、よく歩き飲みをしていました。コロナが蔓延している中でもお酒は飲みたい。でもお店で飲むのも危ない。かといって、コンビニ前で留まって飲むのも見苦しい。なら、歩きながら、飲みながら帰ろうとなったのがきっかけでした。
居酒屋で日本酒を飲んで、店を出たあとは、コンビニで缶酎ハイを調達。それを燃料にして、馬鹿話をしつつ、終電近くまで沿線にそって歩きながら帰るというのが私たちの定番でした。お行儀は悪いけど、10キロくらい歩くと運動にもなるし、話せるし、電車賃は浮くし、良いこと尽くし。
その歩き飲みのとき、必ず夫が口癖のように言っていた言葉がありました。
「あー、この人生も、あと●時間!」
最初は、「なに言ってんの?」と笑っていたのですが、「毎日0時で人生が終わると思って、過ごしてると時間がとても大事に思える。もう二度とこの時間って戻らないんだよ」と言われた時は、「確かに」と頷きました。
2.時間は有限
時間は永遠にありそうだけど、有限のもの。当たり前なことだけど、忘れがちなことだと思います。
時間は、全ての人に等しく与えられている。けど、今この文章を書いている時間も二度と戻ってこない。二度寝した時間も、YouTubeの動画を見た時間も、英語や大学のレポートを書いてる時間ももう戻らない。だったらやりたかったことをやるだけやって、死んだ方がいい。叶えたいこと、やりたいことができるように、なりたい自分になれるように動いていけばいい。世間体や根性論みたいなのに振り回されて、しなくていい努力はしない。時間がもったいない。
こんな気持ちにガソリンをかけてくれる彼だから一緒にいたいと思いました。
最近「あと●時間!」と言うワードは彼の口から出てきませんが、夜、「もうこんな時間だね」と言うことが多く、もっと色々やりたいことがあるんだろうなと思いながらも、「寝ようか」と声をかけます。6時台に家を出発して、副業を出勤前にこなして、仕事を淡々と片して、定時に退勤し、家の家事をニコニコしながらやったあと、また副業に取り掛かって、寝る。たまに、夫に対して、「そんなに生き急いで大丈夫?」と言いたくなる時もあります。
正直、私だけ自由なことをしていることに罪悪感を持つこともあります。でも、「○○さんが楽しんでいることを見たり、聞いたりすることが幸せなんだよ」と言ってくれる彼に感謝して、代わりに楽しんだことを伝えたり、いつか彼を自由にするために力をつけることが、今の自分の役目なのかなと思うことにしました。
たまには喧嘩したりもするけど、お互いにとってこれからも良い時間を過ごして行けたらいいな。
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