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無関心も悪くない

19時頃から先程まで、我が家ではTHE MUSIC DAYを視聴していました。私はテレビ東京の旅番組が好きなのですが、チャンネル争いをしてまで観たいわけではなく、興味がない番組になった場合は別室で何かするまでです。今はTVerという便利なものがあるので、リアルタイムで見られなくても問題はありません。

さて、THE MUSIC DAYを観ていてまず思ったのは「俺もオッサンになったなぁ」ということでした。出演しているアーティストのほとんどが知らない人なのです。時々知っている人が出てきて、中学1年生の長女に「この人は俺が大学生の頃に…」などと昔のことを話すのは、まさにオッサンの行動でしょう。

「あ、お母さんが好きな人たちだ」

あるとき長女が言いました。出ていたのはBE:FIRSTというグループでした。妻は私と同い年ですが、ちゃんと流行についていっていて、最近のダンス&ボーカルグループ(という言い方でいいのかな?)はだいたい知っているようです。

もっとも、流行についていっていると言うよりは、好きだから自然に知識が入ってくると言う方が適切かもしれません。私は流行を追うような人間ではありませんが、将棋の棋士や競馬の騎手の情報は頻繁にアップデートされるのです。中年になると好きなことの知識は相当蓄積されているはずですから、それが新しい知識を得るのに役立つのは言うまでもありません。逆に、興味のないことを覚えるのは、若い頃よりもさらに難しくなっている気がします。

少し前に私の父が「妻は無関心」と言った話を書きましたが(詳細は下記記事をご覧ください)、私と妻もお互いの仕事や趣味については無関心です。夫婦の会話のほとんどは子どもの話と業務連絡で占められているように思います。

若い頃はお互いのことを知りたいという意欲があリましたが、今は必要以上のことは知らなくてもいいという姿勢になっているような気がします。おそらく相手の理解できる部分と理解できない部分がわかってきて、余計なことをしなくなったのでしょう。

すると、無関心は安定の証と言えるかもしれません。コミュニケーションがないのは問題でしょうが、子どもという共通の関心事でいくらでも話せますから、それで十分なのです。

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