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SeraReview

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セラちゃんが書いた映画の感想です。 主にTwitterの引用です。
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2021年8月の記事一覧

ジョン・ウィック:パラベラム

アクション映画。アクションにおまけでストーリーが付いてくる感じ。結構ゲーム的な作りだよね。 でもこれ、多少の加工とか脚色はあるだろうけど、ゲームじゃないと思うと頭おかしくなるな……そしてこんなに動けるなんて同じ人間なのか?と思う。 ここまで動けたら楽しいでしょうね。当然鍛えたりなんだりしてるんでしょうけど、同じことやったとしても、こうなれない自信ある 3は共闘が多かったのが好み。特に犬。バイオとかでも犬出てくると緊張が走るもんな。わかる。 しかしジョンさん大きすぎでは……?

シライサン

久々にとちくるって和ホラーを観てしまった やっぱりこわかった、というかなぜなのだ。 グロ表現ひとつとっても、洋だと気持ち悪さが先にくるけど、和だと怖さが先にくるのよね。 なんだろう。やっぱり被写体の人種の違いなのかしら。 もし本当にそうならおもしろいよね。 被写体人種の違いで恐怖心にマスクできるなら、というか究極的に他人種には(本能的には)共感できないことの証左なのかもしれない。 当然、だからといって差別とか拒絶することを許容するわけではないけど。人間は本能だけでいきてない

アナと雪の女王2

そもそも、アナと雪の女王はわたしにとっては「佳作」であった。 粗のないつくり。綺麗な話の展開。素敵な音楽。魅力的なキャラクター。 しかし「傑作」に至る一手が欠けていた。 レリゴーがさほど刺さらなかったのも痛いかもしれない。それでも「生まれてはじめて」や「雪だるまつくろう」などのディズニーらしいきらめきのある曲は抜群に好きだ。 ギャグも所々で光り、意外性のある展開にも驚いた。 最後にすべてが丸く収まるストーリーも大好きだ。 でも、まだ「うん、よかったよ」を越えられなかった。 そ

アナ雪2考察

さて、所感については前項で述べたとおりなので、こちらではわたしの感想と考察を主に述べる。 なぜエルサに魔法の力が宿っているのか、というキャッチコピーのようなこの謎については、わたしは「母からの遺伝」だったと考えている。 ノーサルドラの民は自然と生きる。そうであるならば自然と仲立ちをし導くものが存在してもおかしくない。 そしてその正体こそが第五の精霊なのではないだろうか。 「由緒正しい家系」という表現が不親切ながら、「村の祈祷師」とでも言い換えれば後の展開も含めてすんなりと納

トイ・ストーリー4

今回、登場したキャラクターの半数以上に魂が入っていなかった。 というか、ギャビーギャビーとボーピープ以外生きていなかったといっても過言ではない。 ウッディすらも今までの積み重ねを忘れ去り、嫉妬深いカウボーイ人形に戻っているのだから嘆かわしい。君はそれを1で克服したんじゃなかったのか。 バズなどはほとんど活躍の場もなく、鳴り物入りで登場したフォーキーは重要な鍵を握っているかといえばそんなことはなかった。 挙げ句の果てにおもちゃは人間世界に干渉し放題で、もう普通に人間にバレるレ

ラ・ヨローナ ~泣く女~

そんなわけでラ・ヨローナ泣く女を観たよ。 児童相談所で働く女性は、夫に先立たれながらも明るく懸命に二人の兄妹を育てている。そんな折、担当している家族に問題が発生しその子供を施設に保護するも不可解な死を遂げる。しかも次の標的はどうやら我が子のようだ!やべえな!という話。 結局のところ、わたしはエクソシスト的な霊と対峙する話が好きなようで、この話もかなり好きな方だった。 リメンバーミーでも同じ題材の曲「悲しきジョローナ」があったりして、メキシコではメジャーな怪談話のやうだ。そう

死霊館 エンフィールド事件

死霊館エンフィールド事件観た! 笑って泣ける2時間ちょい!しかし最後一件落着して家で踊るってどんな心境なんだろうな! 両親が離婚し生活が困窮するも前向きに過ごす母と4きょうだい!でもある日次女が奇怪な行動を起こすようになってしまう!彼らを救うべく、ウォーレン夫妻は奇妙な予知夢に不安を抱きつつも原因追求に赴いた!という話。ホラー。 あらすじからわかるように、要素がふたつあるのよね。 主軸は次女(と家族)なんだけど、副軸で夫妻側の要素もあるので、最後に噛み合ったときの盛り上が

アナベル 死霊館の人形

そんなわけでアナベル死霊館の人形も観た。 このへんは本当にタイトル似通っててわかりにくい。何を見て何を見てないのか混乱する。数字つけてくれ。 アナベル死霊館の人形は、ウォーレン夫妻が保管している禁断の人形の前日譚!出産を目前に控えた夫婦がカルト教壇が主犯の殺人事件に巻き込まれてしまう!命は助かるも奇怪な現象が発生し始めてしまう!!こまった!という話。ホラー。スピンオフ(といって良いのか…?) 西洋ホラーでカルトといえば悪魔。でも和ホラーのカルトといえば邪神。そういう宗教観

犬鳴村

ひさびさの和ホラー。和ホラーは観終わったあとトイレ行けなくなることが多いので、かなり覚悟して観るのです。 でもやっぱり性に合うなあって感じですね。こわいしおもしろい。(もちろん、合わないのもあるから結局はアレですが) 主人公の兄とその恋人が心霊スポットに突入!しかし途中恋人が恐ろしい目に遭い命からがら逃げ帰るも、それは怪奇の幕開けに過ぎなかった…!という話。ホラー。 結構怖いがまだ耐えられるレベル。ほどよい。 怖い話のお約束とか定番ネタとか民俗的な話とかを一通り楽しめるお得

サリー 死霊と戯れる少女

引っ越した先でポルターガイストに悩まされる少女とその家族の物語。実話ホラー。 実話モノって大体つまらないのですが、これも例に漏れずエキサイティングではなかったね。うん。 でも、それだけにリアルではあった。 立派ではない両親に、頼りにならない神父さんや霊媒師、というかもう周りの大人たち。そして思わせ振りな友達の存在。そういう人々が関わって状況が進展するような気がしたが、別にそんなことはなかったぜ! でもそれがリアルな現実よね。 結局現実に霊がいたとして、そうなれば人間のでき

ユージュアルネイバー

ホラー的な並び(のおすすめ欄)にあったから観てみたんですけど、観てみればホラーではなかったね。オバケはでません!! 両親を亡くし祖父母の家に引き取られた女の子が、近所の家でベッドで寝たきりの少年と出会う!というハートフルサスペンス。 ええ。そう。ハートフルサスペンス。ハートフル殺人鬼みたいな繋がりの異様さがあるけど、これはハートフルサスペンスね。 うまくいかない。でも時は流れる。 もどかしさ溢れる序盤はやや退屈ながら、とてもハートフル。しかし中盤から雲行きが怪しくなり、後半

ヘレディタリー 継承

祖母の死をきっかけに日常が崩れていく話。ホラー。 うーむ、好きじゃないやつ。個人的には怖くなかった。どちらかといえばグロ系。 わたしが感情移入志向なので、こういう俯瞰系作品とは相性が悪い。素材は好みでも調理方法が好きじゃなかった、みたいな。 狂気があるにも関わらず、狂気そのものにはスポットを当てないから、なんとも贅沢ではある。暗躍する狂気というか。 おいしそうなにおいだけがする。味はしないし見えない。最後にちょっとだけ味見させてくれる感じ? なんかもっとおいしくできそうなん

Shutter

奥菜恵主演!!ハリウッド発スピリチュアルホラー!とかいう煽り文の、しあわせいっぱいな新婚アメリカ人が日本で心霊現象に悩まされるお話だよ☆ なんといっても煽り文というか、説明文のパワーがすさまじい。 芸能人に疎いわたしでも、やや、これが奥菜恵さんかー!としげしげと眺めてしまったし、スピリチュアルホラーって言っとけばこれはスピリチュアルホラーだよね!って観られるからいいね! いやあ、本当にこわくなかったのよ。これ。奥菜恵がエロかわいいだけだわ!逆にすごい。 外国人受けしそうな

ジェーンドゥの解剖

ベテラン検死官と見習いの父子のもとに外傷の無い女性の死体が持ち込まれ、検死を進めていくうちに次々と明らかになっていく不可解な事実!彼女の死の真相は果たして!という話。ホラー。 グロ警戒してたけど、かなり綺麗な感じだったので割と大丈夫だった。 死体が綺麗すぎて、ちょっと人形感が残っているのはやや残念。たぶん人形だと思う。たぶん。いや血の流れる感じとか肌の質感がね。マネキン感。だから安心して見られるとも言う。本物すぎると見てる方まで痛いからね。 どんどん前のめりになっていく感