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死霊館 エンフィールド事件

死霊館エンフィールド事件観た!
笑って泣ける2時間ちょい!しかし最後一件落着して家で踊るってどんな心境なんだろうな!

両親が離婚し生活が困窮するも前向きに過ごす母と4きょうだい!でもある日次女が奇怪な行動を起こすようになってしまう!彼らを救うべく、ウォーレン夫妻は奇妙な予知夢に不安を抱きつつも原因追求に赴いた!という話。ホラー。

あらすじからわかるように、要素がふたつあるのよね。
主軸は次女(と家族)なんだけど、副軸で夫妻側の要素もあるので、最後に噛み合ったときの盛り上がりはとてもおもしろい。長めの話(2時間強)なのでやや中弛みはするが、家族が可哀想だし健気だし、近所の人々のやさしさにもホロリとする。

苦しい状況でも前向きに乗り越えようとして、でも心霊現象という不可抗力的な脅威が邪魔をしてくるのは、本当に精神が磨り減る。気の毒。
そういう場面を見て、やっぱり単純だけど応援したいししあわせになって欲しいと思うんだよね。
ホラージャンルではそれを裏切りがちなんだけども。

死霊館シリーズは(と言えるほど網羅してないのだけど)そういう不条理に、いわゆるマッチョイズム的に立ち向かっていくウォーレン夫妻の活躍が楽しめる、まさにハリウッドホラーの金字塔。エンタメ。割と安心して観られる。
それを裏打ちするキリスト教的な観念。観てると本当に改宗したくなりますね。

困ってる誰かを助けたい、その力があるなら助けるべきだっていう考えは本当に尊敬するし自分もそうありたいと思うし、社会がそうであってほしいと思う。
日本の「困ってる誰か」は『困ってる誰か』であって、割と特定の状況というか、本当に困って助けを求めてるか、みたいなとこが重視されるんだよね。

そういうところが心の底からめんどくさいし無駄だと思ってるから、ウォーレン夫妻の献身は(たとえ映画であっても)やっぱり格好いいし胸を打つのです。


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