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SeraReview

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セラちゃんが書いた映画の感想です。 主にTwitterの引用です。
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鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

鬼太郎誕生ゲゲゲの謎を観た。 感染症の流行やらなんやらですっかり遠のいた映画館。ひさびさに足を運んだ。 あまりなじみのないタイトル。行くかどうか本当に迷ったのだが、結果として行って損は無かったように思う。 一番懸念していたのが、男性二人のキービジュアルでアニメ作品であることから、女性向け作品なんじゃないだろうかというところ。 個人的な話になるが、わたしは本当に男性キャラクターというものに興味がなく、その辺をメインに(しかもコテコテに)据えられるとちょっとなあ……と思っていた

残酷で異常

そんなわけで、残酷で異常も観ました。 妻が死に、必死で心肺蘇生を行うも甲斐無く、妻は死に自分も何故か死んでしまう。しかし次に気付くと見覚えのない建物で、自らの罪を認めるワークショップに参加させられてしまう。果たして事件の真相は!?的な話。 ジャンルはなんだろ。ミステリ?サスペンス? なんだろう。うーむ。やっぱりわたしの中で感情移入ができない作品って好きじゃないのね。 今回も主人公に全く共感できなかったのでいまひとつ。 話の展開やつくりも、そんなに衝撃も感動もなく、割とだらだ

私はダニエル・ブレイク

そんなわけで、私はダニエル・ブレイクを観たよ。 病気になり医者から働くことを止められた老人が、制度やシステムに阻まれながらも、「隣人」と共に人間らしく生きようとする話。ヒューマンドラマ。 なんか感動作!みたいな感じだったのに、ナチュラルにしんどい話だった。まあ現実だからね。 人はレールから外れたって、その瞬間化け物になったり犬になったりするわけじゃないのに、外れることを恐れるあまり、白眼視したり軽くみたりする人が多い。 そういう冷たい社会のなかで、人と人の愛が感じらたり、人

楽園追放

楽園追放を観たよ!人々が肉体を捨て電子の世界に住むようになった未来世界で、度重なる不可解なハッキングの犯人をエリート捜査官が調査する話。SFのフルCGアニメ。 CGでもちゃんとかわいいが、やっぱりところどころ汚くなるところがある。特に髪の毛の影。スッと入るところがもにょっとなるのは残念 この映画、否定的感想を見ることの方が多く、わたしもそんなには期待していなかったが、観てみると彼らの言っていることが確かに解った。 曰く、ケツしか見るとこがない、というものだが、そういいたくな

コンジアム

そんなわけでコンジアムを観たよ☆ 廃墟となり心霊スポットとなった精神病院に若い配信者グループが潜入する!一同を襲う恐怖とは!?という話。ホラー。韓国映画ですね。 まずもって前評判的に同じアジアだからかなり怖い!みたいな話を聞いていたのですが、あんまり刺さらなかったな。 なんだろう。まず恐怖パートに入るまでが長い。とても長い。 残り30分くらいになってからやっと怖くなってきたかも!と感じる程度。それまでひたすら若者のキャッキャを観なきゃならないので年寄りにはつらいというか、若

ジョン・ウィック:パラベラム

アクション映画。アクションにおまけでストーリーが付いてくる感じ。結構ゲーム的な作りだよね。 でもこれ、多少の加工とか脚色はあるだろうけど、ゲームじゃないと思うと頭おかしくなるな……そしてこんなに動けるなんて同じ人間なのか?と思う。 ここまで動けたら楽しいでしょうね。当然鍛えたりなんだりしてるんでしょうけど、同じことやったとしても、こうなれない自信ある 3は共闘が多かったのが好み。特に犬。バイオとかでも犬出てくると緊張が走るもんな。わかる。 しかしジョンさん大きすぎでは……?

シライサン

久々にとちくるって和ホラーを観てしまった やっぱりこわかった、というかなぜなのだ。 グロ表現ひとつとっても、洋だと気持ち悪さが先にくるけど、和だと怖さが先にくるのよね。 なんだろう。やっぱり被写体の人種の違いなのかしら。 もし本当にそうならおもしろいよね。 被写体人種の違いで恐怖心にマスクできるなら、というか究極的に他人種には(本能的には)共感できないことの証左なのかもしれない。 当然、だからといって差別とか拒絶することを許容するわけではないけど。人間は本能だけでいきてない

アナと雪の女王2

そもそも、アナと雪の女王はわたしにとっては「佳作」であった。 粗のないつくり。綺麗な話の展開。素敵な音楽。魅力的なキャラクター。 しかし「傑作」に至る一手が欠けていた。 レリゴーがさほど刺さらなかったのも痛いかもしれない。それでも「生まれてはじめて」や「雪だるまつくろう」などのディズニーらしいきらめきのある曲は抜群に好きだ。 ギャグも所々で光り、意外性のある展開にも驚いた。 最後にすべてが丸く収まるストーリーも大好きだ。 でも、まだ「うん、よかったよ」を越えられなかった。 そ

アナ雪2考察

さて、所感については前項で述べたとおりなので、こちらではわたしの感想と考察を主に述べる。 なぜエルサに魔法の力が宿っているのか、というキャッチコピーのようなこの謎については、わたしは「母からの遺伝」だったと考えている。 ノーサルドラの民は自然と生きる。そうであるならば自然と仲立ちをし導くものが存在してもおかしくない。 そしてその正体こそが第五の精霊なのではないだろうか。 「由緒正しい家系」という表現が不親切ながら、「村の祈祷師」とでも言い換えれば後の展開も含めてすんなりと納

トイ・ストーリー4

今回、登場したキャラクターの半数以上に魂が入っていなかった。 というか、ギャビーギャビーとボーピープ以外生きていなかったといっても過言ではない。 ウッディすらも今までの積み重ねを忘れ去り、嫉妬深いカウボーイ人形に戻っているのだから嘆かわしい。君はそれを1で克服したんじゃなかったのか。 バズなどはほとんど活躍の場もなく、鳴り物入りで登場したフォーキーは重要な鍵を握っているかといえばそんなことはなかった。 挙げ句の果てにおもちゃは人間世界に干渉し放題で、もう普通に人間にバレるレ

ラ・ヨローナ ~泣く女~

そんなわけでラ・ヨローナ泣く女を観たよ。 児童相談所で働く女性は、夫に先立たれながらも明るく懸命に二人の兄妹を育てている。そんな折、担当している家族に問題が発生しその子供を施設に保護するも不可解な死を遂げる。しかも次の標的はどうやら我が子のようだ!やべえな!という話。 結局のところ、わたしはエクソシスト的な霊と対峙する話が好きなようで、この話もかなり好きな方だった。 リメンバーミーでも同じ題材の曲「悲しきジョローナ」があったりして、メキシコではメジャーな怪談話のやうだ。そう

死霊館 エンフィールド事件

死霊館エンフィールド事件観た! 笑って泣ける2時間ちょい!しかし最後一件落着して家で踊るってどんな心境なんだろうな! 両親が離婚し生活が困窮するも前向きに過ごす母と4きょうだい!でもある日次女が奇怪な行動を起こすようになってしまう!彼らを救うべく、ウォーレン夫妻は奇妙な予知夢に不安を抱きつつも原因追求に赴いた!という話。ホラー。 あらすじからわかるように、要素がふたつあるのよね。 主軸は次女(と家族)なんだけど、副軸で夫妻側の要素もあるので、最後に噛み合ったときの盛り上が

アナベル 死霊館の人形

そんなわけでアナベル死霊館の人形も観た。 このへんは本当にタイトル似通っててわかりにくい。何を見て何を見てないのか混乱する。数字つけてくれ。 アナベル死霊館の人形は、ウォーレン夫妻が保管している禁断の人形の前日譚!出産を目前に控えた夫婦がカルト教壇が主犯の殺人事件に巻き込まれてしまう!命は助かるも奇怪な現象が発生し始めてしまう!!こまった!という話。ホラー。スピンオフ(といって良いのか…?) 西洋ホラーでカルトといえば悪魔。でも和ホラーのカルトといえば邪神。そういう宗教観

犬鳴村

ひさびさの和ホラー。和ホラーは観終わったあとトイレ行けなくなることが多いので、かなり覚悟して観るのです。 でもやっぱり性に合うなあって感じですね。こわいしおもしろい。(もちろん、合わないのもあるから結局はアレですが) 主人公の兄とその恋人が心霊スポットに突入!しかし途中恋人が恐ろしい目に遭い命からがら逃げ帰るも、それは怪奇の幕開けに過ぎなかった…!という話。ホラー。 結構怖いがまだ耐えられるレベル。ほどよい。 怖い話のお約束とか定番ネタとか民俗的な話とかを一通り楽しめるお得