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アナベル 死霊館の人形

そんなわけでアナベル死霊館の人形も観た。
このへんは本当にタイトル似通っててわかりにくい。何を見て何を見てないのか混乱する。数字つけてくれ。

アナベル死霊館の人形は、ウォーレン夫妻が保管している禁断の人形の前日譚!出産を目前に控えた夫婦がカルト教壇が主犯の殺人事件に巻き込まれてしまう!命は助かるも奇怪な現象が発生し始めてしまう!!こまった!という話。ホラー。スピンオフ(といって良いのか…?)

西洋ホラーでカルトといえば悪魔。でも和ホラーのカルトといえば邪神。そういう宗教観の違いが面白い悪魔ネタホラー。
能力的(?)には悪魔も邪神もそんなに変わらないと思うんだけど、やっぱあっちはディーメンなのよね…ディーメン…

ややネタバレになるのですが、前日譚というだけあって(そしてアナベル人形の現状的にも)直接対決とかはほぼ無いのでそこはやっぱり不完全燃焼。
一方的に翻弄されるので、やや退屈。そして怖いシーンもそんなに無い。まあかわいそうなのは抜けない的なところがあるからね、いいんだけどね。

ただまあ、結末はやっぱり納得いかないのでそこは残念。
キリスト教観念の一環ではあるけど、ウォーレン夫妻のように力の無い人間はそうすることでしか救うことができないのね、と割と絶望する。
あと意外とヘレディタリー継承の対となる展開なのが楽しかった。好きなのはもちろんこっち。

全般的におもしろそうな雰囲気があるけど、核がないのね。生クリームの付いていないシフォンケーキのようなつまらなさ。のんべんだらり。
ホラー描写も割と地味でワンパターン。疑心暗鬼はやや強めだけど不安要素はそれくらい。
やっぱり刺激がねー、適度にほしいねー。安心して怖がれるネタみたいな。

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