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セプテーニグループらしさって、なんだろう

こんにちは。セプテーニグループnote編集部です。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、セプテーニグループで在宅勤務指示が出てから1ヶ月が経過しました。入社式は中止、入社後の集合研修もすべてオンラインでの実施となるなど、創業以来初となる対応が続いています。少しでも早く事態が終息することを祈るばかりですが、こんなときだからこそセプテーニらしく、この状況を乗り越えていきたいと考えています。ではセプテーニらしさってなに?そう思われる方もいるかもしれません。そこで今回は、グループ代表の佐藤さんと、コーポレートデザインや新規事業創出などを担当する加来さんに、セプテーニらしさについてオンライン対談で紐解いていただきました。

septeniHD-佐藤プロフィール写真_肩上

佐藤 光紀(さとう こうき)
セプテーニ・ホールディングス 代表取締役社長

1975年東京都出身。 セプテーニ・ホールディングス新卒入社3年目にネット広告事業を立ち上げ、 同社を国内トップクラスのネット広告会社に育てる。2009年に代表取締役社長に就任。 2013年より新規事業としてマンガ関連サービスの開発に注力しており、 現在オリジナルマンガ配信サービス「GANMA!」の編集長を務め、 マンガ家の育成にも取り組んでいる。

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加来 幸樹(かく こうき)
サインコサイン 代表取締役社長

1983年福岡県出身。2006年セプテーニ新卒入社。ネット広告事業のクリエイティブ部門などを経験した後、新規事業コンテストを通じて2018年にグループ会社としてサインコサインを設立。セプテーニグループ全体のコーポレートブランディングを推進するコーポレートデザイン室、グループ新規事業創出を支援するセプテーニ・ベンチャーズ取締役も兼務。

セプテーニらしい「人のよさ」って、なに?

─ いきなりですけど、セプテーニグループらしさって、なんでしょう?

佐藤さん:
まわりの方から言われる「セプテーニさんて○○ですよね」の「○○」の部分が、セプテーニグループの「らしさ」、遺伝子、特徴みたいなことだろうなと思うんですよね。取引先、社内、アルムナイメンバー、いろいろな人と話す中でよく言われるのは「セプテーニさんは人がいい」なんですけど。じゃあ「人がいい」ってなに?というと、僕が思うに、付き合っていて気持ちがいいとか、裏表がないとか、そういうことなんじゃないかなと。人としての真摯さ、インテグリティみたいなところだと思うんですよね。

※アルムナイ:会社を退職したOB/OG。セプテーニグループでは「セプテーニグループ・アルムナイネットワーク」を構築し、キャリア開発サービスを提供するほか、ビジネス面におけるパートナーシップも築いています。

─ そういう人を採用している、ということでしょうか?

佐藤さん:
そうですね。でも入社してから変化していく人もいると思います。人は環境によって作られる面もありますから。最初から真摯さを持っている人と、そういう人が多い集団に所属することで徐々に考え方に変化が生じる人。逆にいうと、その考え方が自分自身にフィットする人が残ることで、組織全体により真摯さが生まれている、ということでもありますね。

─ 佐藤さんが入社された頃から、セプテーニは「人がいい」組織だったんでしょうか?

佐藤さん:
徐々にそう言っていただけるようになった、という感じじゃないですかね。以前は採用のミスマッチもありましたし、組織状態が悪い方向に行くことを防げなかったこともありましたし、色々な失敗をしてきました。
それらの失敗から、一緒に働きたいと思う人を採用して、その人たちがいいチームになって活躍できるような環境・仕組みを作りたいと考えて、20年前から経営の最優先事項の一つとして人の採用・育成と組織づくりに取り組んできました。

今ではAI型人事システムを活用して、かつてface to faceでしていたことをデータドリブンに対応できるようにしているわけなんですけど、そう考えると、僕たちは「学習」してきているな、とも思うんですよね。環境の変化を素直に受け止め、学んで、自分たちのものにしていく。ここがグループ全体で得意なのも、セプテーニらしさなんじゃないかなと思いますね。

▲ データ×テクノロジーの力で人事課題の解決を目指すDigital HR Project

変化を受け入れて、これからの当たり前を創る

─ 今回の全員在宅勤務も環境の変化ですよね?

佐藤さん:
そうですね。過去我々が取り組んできたものの、なかなかうまく定着していなかったリモートワークも、今回こういう状況だったらやるしかないでしょ、と実行してみると、大きな混乱も起きず、みんな対応できている。現状を素直に受け止めて、その上で成果を上げられるように変わっていこうという環境変化に適応する力は、けっこう強いんじゃないかなと思います。

加来さん:
昨年セプテーニのロゴをリニューアルした際に、グループ内でセプテーニグループを構成する要素ってなんだろうとヒアリングを重ねた結果、「変化」と「仕組み化」というキーワードが出てきました。今回のテレワークでいうとまずはチャレンジしている今の状況が「変化」、この経験をしっかり「仕組み化」して当たり前の環境にして新たなチャレンジに進む、そんなサイクルをぐるぐる回していくのがセプテーニらしさなんだと思います。

05.変化と仕組み化

▲ヒアリングでまとめられたセプテーニを形作る要素

─ ちょうどこのインタビューが公開される頃、セプテーニグループに100名超の新入社員が入社します。社会人になる喜びと不安に加えて、グループで初めて入社後すぐにリモートでの勤務が開始することになり、何かと戸惑うことも多いのではないかなと思うのですが。

佐藤さん:
新入社員のみんなにいちばん伝えたいのは、こういう環境を楽しんで、むしろ機会だと捉えてほしい、というところですね。事態は深刻ですが、自分自身のこれからの社会人人生において、今の特殊な環境がスタート地点になることを「おいしい」と思えたほうが、視座や景色が変わると思うんですよね。

新型コロナウイルスへの向き合いは、この数十年、あるいは数百年で人類が初めて経験する類のものです。リーマンショックのときも、東日本大震災のときもそうでしたが、このような大きな出来事に向き合うと、人の価値観は大きく変わります。何がほんとうに大切なのかを真剣に考えますから、大切な物事の優先順位、行動様式などが変容します。今回の新型コロナウイルスの影響も、価値観、ライフスタイルが丸ごと置き換わるくらいのインパクトがあると思っています。

今日もオンラインでの対談という形をとりましたが、もしかしたらこれからの世界では、定例会議はオンライン開催が当たり前になったり、そのオンライン会議の中でも新しい当たり前の所作が生まれてくるかもしれない。例えばZoom会議のバーチャル背景をおもしろく使って商談のアイスブレイクにつなげるとか…!(笑)

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▲リモートワーク中のセプテーニグループオフィス。平日の朝10時くらいの様子です。

─ たしかに大小様々な新しい作法が生まれそうですね。

佐藤さん:
それってニューノーマル、新しい当たり前なんですよね。このタイミングで入社してくるみなさんは、その新しい当たり前からスタートするので、当然ながら身につけやすい。これから先どうなるかはまだ見えないけれど、世の中が変わっていくことだけは確実。不透明、不確実な状況においては、変わっていくことだけが唯一の真実。そして、それ以外のことは不確か。となると、変われる人が強い。ダーウィンの進化論のように。

─ 「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」ですね。

佐藤さん:
そうそう。変化していく世の中で、ニューノーマルをいちはやく体現出来る人になる。それがセプテーニグループの仲間として求めたいこと。数年前からセプテーニグループではオンライン採用を本格的にスタートしているわけだけど、これって人の個性に向き合うためにAIなどの技術を使ったところが起点なんですよね。デジタル化していく社会において、うまくテクノロジーを使って成果を出すことで、人が豊かになるとか幸せになるとか、そういう有意義なことができるのかなと思っていて。

─ 新型コロナウイルスの件を受けて、オンラインでの採用もニューノーマルの一つになりつつありますよね。

佐藤さん:
オンライン採用はまさにニューノーマル先取りの事例ですね。未来のニューノーマルになるような新しい取り組みにチャレンジしていることがセプテーニグループの個性なので、その環境に所属することで、ニューノーマルを体現する人材になりやすいとも強調していきたい…!(笑)

─ 「いい人」の話にもありましたけど、環境によって変化が生じるということですね。

佐藤さん:
セプテーニグループはミッションに「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」を掲げてるんですけど、つまるところアントレプレナーシップって、「これからの当たり前をつくる」ってことだと思うんですよね。

ミッションって、今がそうなっていないからミッションとして掲げられるわけで。何かしらの課題や問題があって、それを解決して今よりも良い未来に向かっていくためにミッションがある。そう考えると、これからの当たり前をつくる、を言い換えると、ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に、なのかなと。

これからの当たり前をつくれる人になるためには、まずはこれからの当たり前を身につける必要があって。一気にこれからの当たり前をつくるのは、ものすごく高いハードルで。もちろんセプテーニグループのみんなに求めていきたいことに変わりはないですけど。だからこそ、これからの当たり前を身に着けていることが、変化への第一歩かなと。

そういう意味で言うと、対面での入社式がなかったってことは、おもしろい機会を得ていると。ニューノーマルな人材になるチャンスなんだと、そう思いますね。

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▲オンライン対談の様子

おもしろがって、楽しみながら挑戦しよう

─ テレワークが始まってから毎日、グループ危機管理対策部会から「緊急企画 テレワークチャレンジ!」というメールが配信されていますよね。社内から寄せられたテレワークの成功事例や失敗事例を、すぐに役立つものからくすっと笑ってしまう内容までバランスよく紹介してくれていて。楽しみながら乗り越えようという姿勢を感じられて、個人的にはこういう取り組みもセプテーニらしいなと思いました。

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▲毎日配信される「緊急企画 テレワークチャレンジ!」。危機管理対策部会のみなさんありがとう。

加来さん:
新ロゴのデザインコンセプトは「つよく、やさしく、おもしろく。」なんですけど、まさにこの「おもしろく」が表れた事例なんじゃないですかね?

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▲ロゴのデザインコンセプト

▲ロゴリニューアルについて詳しくはこちら


佐藤さん:
「つよく、やさしく、おもしろく。」は、みなさんから言っていただく「人がいい」の「人」部分を構成する要素でもあると思うんですよね。

たとえば今回のテレワークでも、環境適応=慣れること、ではなく、結果を出すために環境に適応しよう、こんな状況であってもパフォーマンスを上げて、お客様、取引先、さまざまなステークホルダーに対して結果を出し続けようという社内の雰囲気を感じるんですけど、そういう結果に対するこだわりは以前から遺伝子としてあると思っていて、これは「つよく」の部分ですよね。

片や、一人ひとりの個性に向き合って、その人にとっていちばんいいことをしていこう、良いところを伸ばそうとかっていう考え方は「やさしく」を表していると思っています。

「おもしろく」は、厳しい環境やタフな状況であったとしても、ネアカに面白くやっていこうよ、という心意気ですね。
この3つ要素のバランスが、セプテーニグループらしさなんじゃないかなと。グループと相性がいいなと思う人は、このバランスやノリをちょうどいいと感じてるってことなのかもしれません。

加来さん:
ロゴのデザインコンセプト検討時にも、『「おもしろく」は、必ず入れたい』とおっしゃっていて、佐藤さんの「おもしろさ」への想いが強かったことをとてもよく覚えています。いま考えると社是「ひねらんかい」にもつながるのかなとも思います。

あと先日、Digital HR Projectを推進している人的資産研究所の所長と話していて話題に上がったのが「360°サーベイ」です。セプテーニグループでずっと続いている、全社員が年次や部署問わず全社員のことを評価できるこの制度も、セプテーニの「人のよさ」に関係しているんじゃないかとコメントしていました。たしかに「みんながみんなのことを見ている」そして「みんながみんなに見られている」という自覚は、大いに関係がありそうですよね。

─ たしかにそうかもしれないですね。そういえば、さきほど「おもしろく」のお話が出ましたけど、グループ会社のハイスコアが最近ビジョンを変更しましたよね?「おもしろく、おもしろく、おもしろく、」って。

佐藤さん:
なかなか尖ってるよね(笑)

加来さん:
僕はハイスコア以外にもトライコーンやgooddoなど、いろいろなグループ会社の理念のリニューアルや制定のお手伝いをしているんですけど、共通して言えるのが「とはいえ、おもしろくなきゃダメなんだよね」っていう各社経営チームの意志なんです。ハイスコアはダイレクトすぎるかもしれませんが(笑)。

グループ外の会社や組織の理念制定にも携わるからこそ感じるのですが、セプテーニのグループ会社経営メンバーは「おもしろさ」への意識が本当に強いと思います。おもしろがれる人だから子会社の代表を任されているのか、パフォーマンスを上げるにはおもしろがることが必要なのか、いずれにしても「おもしろがり力」はグループの大きな特徴の一つなんでしょうね。

▲ハイスコア公式note。スローガンにもハイスコアらしさが出ています。

ひとりひとりが主役になって世界を元気に


─ さきほどグループ会社の理念制定の話がでましたけど、そういった類の決め事は、どなたが最終的にOKを出すんですか?

佐藤さん:
その会社の取締役会ですね。各グループ会社の取締役会には、グループ執行役員の誰かが入っているので、その場で承認することで、必要なガバナンスをかけています。野放しにならないような規律があって、その範囲内で自由にやってねという、行動規範「Septeni Way」の一つ「Free&Rule」そのものですね。 

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▲行動規範「Septeni Way」

─ グループの理念を整理したときに、他社さんの理念をたくさん拝見したんですけど、グループ企業だと、親会社も子会社も、グループ全体で一つの理念を掲げている会社が多かったんですよね。グループの理念も、個社の理念も両方あるのって珍しいのかなって。

佐藤さん:
会社の統治にも色々な形がありますからね。グループ会社が数十社あったら数十人の社長、経営チームがいるわけで。共通した価値観の基盤はありつつも、会社ごと、事業ごとの個性を認め、活かして、伸ばしていこう、セプテーニグループはそういうスタンスです。そのスタンスはグループミッション「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」の中で「ひとりひとり」という言葉を使っていることにも表れているかなと。

組織の最高位にいる人や一人のカリスマが決めてそれに下の人が従っていくピラミッド型の統治方法もあるけど、セプテーニグループはどちらかというと逆ピラミッド型。いわゆる羊飼いのリーダーシップ、サーバントリーダーシップじゃないですけど、みんなでやっていくんだよ、という思いを込めて「ひとりひとりの」というフレーズを使っています。民主化されたアントレプレナーシップを目指そうと。

09民主化されたアントレプレナーシップ

─ だからグループ会社にもそれぞれ理念があるんですね。

佐藤さん:
作ることを義務化しているわけではないんですけど、組織のベクトルをあわせるために策定するケースが増えていますね。事業のスタート時は、自分たちがこうしたいっていう意志が強い状態かもしれないけれど、市場に受け入れられるためには、自分たちが社会から何を求められているかという視点が大事なので、会社や事業が成長するにしたがって、自分たちの事業ドメインで世の中から必要とされていることって何だっけ、社会に対してどんな影響を与えるといいんだっけ、という思考になる。その思考が各社の理念になり、個々の企業の個性が出て、それぞれの形で社会に対してインパクトを与えられるようになる、そんなイメージでしょうか。

─ 各社の理念はそれぞれ個性的なのに、不思議とセプテーニらしさも感じるんですけど、何か秘訣があるんでしょうか?

▲トライコーンのコア・バリューについて。トライコーンのカラーを非常に感じつつも、セプテーニらしさがあります。

佐藤さん:
それは「人」がグループの共通基盤だからでしょうね。「人」という共通基盤の上に事業が成り立っていて、その事業や、事業をリードする経営陣の個性によってさまざまなミッションを掲げるグループ会社が形成される。それを「ひとりひとりのアントレプレナーシップ」が発揮された状態として良いものであると認める、それがセプテーニグループのスタイルです。

─ なるほど。セプテーニグループは人材を育成する共通基盤、プラットフォームのようなイメージなのかもしれませんね。共通項やつながりをもちながら、それぞれの世界、たとえばデジタルマーケティングやマンガコンテンツの各分野で、自分たちのミッション遂行に挑む。そんな会社や事業がプラットフォーム内にたくさんあって、いろいろな会社を通じて世の中の人々に何らかの価値を提供している状態、それがグループのミッションである「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」ということなのかもしれません。

加来さん:
でも、解釈はひとつである必要はないと思うんですよね。「ひとりひとり」が掲げる多種多様な理念とのシンクロなくして、世界を元気にすることもおもしろくすることもできないと僕は考えます。自分らしいミッションの解釈をもって自分起点で行動する人の集合体こそがセプテーニグループらしいと言えるんじゃないかと思います。

─ なるほど。たしかにそうですね。

加来さん:
あとアントレプレナーシップって「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」とも言われているんですけど、少なくともこのグループの「ヒト・モノ・カネ」はグループの全員にとってコントロール可能な資源であるはずなんです。そう考えると、セプテーニグループにおいては人と会社は存分にお互いを利用し合う関係であるべきだと思います。

今回のような局面で「外出の自粛」「オンラインに変更」とかって言われると、どうしても「できていたことができなくなっている」と思われがちかもしれないんですけど。これは制限ではなくあくまで変化でしかないと思うんです。使える資源がなくなっているのではなく、使い方が変わっているだけ。

新入社員のみなさんも、こういう状況真っ只中での入社だからといって、資源が利用できくなっているとは思ってほしくないですね。DX(デジタルトランスフォーメーション、デジタル変革)によって様々な便利ツールも出てきていて、むしろ情報にはアクセスしやすくなっている点もあると思いますし、このグループの資源を自分のアントレプレナーシップに従って利用し尽くしてやろうという気持ちをもっておもしろがってもらえると、結果的に次の「当たり前」を創る人になれるんじゃないかなと思います。ぜひ、周囲を存分に利用してほしいなと。

佐藤さん:
あとこれは社員のみんなによく言うことなんですけど。ミッションってけっこう壮大なんですよね。大きいってことはインパクトがあるってことなので、大きいからこそ意味があるんですけど。

重要なのって、大きいことを掲げながら、小さいことをすごくちゃんとやるっていうところかなと。マクロの大きな社会的インパクトを出そうという視座をもちながら、めちゃめちゃミクロな目の前の仕事、目の前の相手に対してしっかり向き合って、そこでインパクトを出していく。

最小単位のビジネスとか最小単位のコミュニティとか、最小単位のプロジェクトに対して、いかに徹底して成果を上げられるか。グループミッションの言葉になぞらえていうと「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」っていうのは、「私のアントレプレナーシップであなたを元気に」ということとつながっているんですよね。

─ 「私のアントレプレナーシップであなたを元気に」・・?

佐藤さん:
ミッションは大きく掲げたほうが世の中への影響度が高いので「全員の」アントレプレナーシップで「世界を」元気に、としています。つまり最大×最大、全員×世界、n対nの構造なんです。この「n」の部分を「1」にする。これがミクロの状態、私のアントレプレナーシップであなたを元気に、ということ。これであれば、誰でもできると思うんです。

誰でもできることを、ちゃんと続けていくのはとても大事なことで。Connecting Dotsじゃないけど、そのDotの積み重ねでしか大きな社会的インパクトなんて生まれないと思うんですよね。

目の前の人、それは仕事に関わらず、家族、友人、パートナー、そういう人たちに対して「あなたを元気に」ができていれば、自然と大きなこともできるようになると。逆にそれができてないのに大きなことなんてできない。

なので、新しくグループに加わってくれたみなさんも、新入社員を迎え入れる先輩社員のみなさんも、そしてこれを読んで共感してくださったステークホルダーのみなさんもぜひ、身近な誰かを元気にする、そんなことを考えて4月という新たなスタートの季節を過ごしてほしいなと思います。

─ 佐藤さん、加来さん、ありがとうございました!

図1

#セプテーニグループ #らしさ #ニューノーマル #適応 #アントレプレナーシップ #企業理念 #ミッション #つよくやさしくおもしろく