音大生に聞いてみた! 買ってよかった「普段使いに最適なイヤホン」5選
はじめまして。
この度、洗足公式note学生ライターとして記事を執筆することになりました、学部4年生管楽器コースユーフォニアム専攻の石倉雄太(いしくらゆうた)です。
普段はユーフォニアムの演奏活動の他、作編曲の活動も行っています。そんな僕ですが、どうしてもこだわりたいモノがあるのです。
それは、「イヤホン」。
おいおい、いきなり音大生のマニアックな話かよ……。と画面を閉じないでください(笑)。
僕自身、もともと小さい頃から音楽を聴くことが好きで、イヤホンへの興味は人よりも多くありました。
近頃では移動中のみならず、オンラインライブを楽しみたいときや、オンライン授業でも大活躍なイヤホンですが、普段音楽漬けの日々を送っている音大生はどんなイヤホンを使っているのか気になる!
管楽器コースの学生に聞いてみた
そこで、私が在籍している管楽器コースの仲間30人に協力してもらうことにしました。
洗足学園音楽大学の管楽器コースには、さまざまな種類の合奏授業があります。授業ごとに行われる年2回の定期演奏会はもちろん、その他にも幅広い形式の演奏会が開催されており、大学で行われる演奏会の回数は圧倒的な回数を誇ります。
学生数はとても多いですが、教員数も非常に多く、その人数を生かした大きな編成で演奏会を開催しています。話題のアニメや映画音楽の録音、学外での公演・演奏旅行も行うなど、その活動の幅は年々広がっており、非常に勢いのあるコースです。
そんな管楽器コースの学生は、果たして普段どんなイヤホンを使っているのか……。今回集計した中で、特に使用している人数が多かったイヤホンをピックアップしてご紹介します。
4位 Anker 「Soundcore Liberty Air 2 Pro」 12,980円(税込):3人
まず最初にランクインしたのは、Ankerのイヤホン。
電車の中でも音楽を聴きたいため、ノイズキャンセリングが搭載されているものが欲しい。その中でもコスパがよかった。
「音質がよく、ノイズキャンセリング機能が使いやすい!」といった高評価なレビューが多かった。
このイヤホンを選んだ3名は上記の理由で使用しているとのこと。やはり音楽を聴くうえで、ノイズキャンセリング機能が搭載されているかどうかは重要なポイントですね。
また、3種類のノイズキャンセリングモードが搭載されており、屋外・交通機関・屋内モードに切り替えられます。シーンに合わせて使える点も魅力!
3位 SONY 「WI−1000X」 29,800円(税込):4人
こちらのイヤホン、筆者も愛用しております!
値段は少々高いのですが……。ヘッドホンの外側と内側に配置した2つのセンサー(マイク)で集音した騒音と、プレイヤーの音楽信号をすべてデジタル化することによって、より静かな環境で音楽を楽しめる「デュアルノイズセンサーテクノロジー」が搭載。
圧倒的なノイズキャンセリング機能と、ワイヤレスとは思えないほどの音質のよさ、高音・低音が強調されすぎない聴きやすいバランスが魅力的です。
こちらのイヤホンは、高性能なノイズキャンセリングによるクラシック音楽の聴きやすさ、音質のよさを挙げる学生が多かったです。やはりクラシック音楽の繊細な部分まで聴き取るには、できるだけ雑音が入らない状態で聴きたい……。
第2位 Apple 「EarPods」 2,780円(税込):6人
iPhoneに付属しているイヤホン、 「EarPods」。アンケートを取った中でも、多くの学生が使用していました。
有線接続だとiPhoneでもロスレスで音楽を聴けるため、ワイヤレスイヤホンでよりも高音質で楽しめた。
ワイヤレスイヤホンが耳に合わず落ちてしまうことがあったけど、このイヤホンは絶妙にフィットした。(※個人差アリ)
上記の理由で使用している学生が多かったです。
このイヤホンはケーブルにマイク一体型のリモコンが備わっており、ケーブルをつまむように操作することで音量変更や曲の再生停止、ハンズフリー通話、Siriの呼び出しを行えます。ヘッドセットのような使用感でありつつ、カメラのシャッターとしても使えるので、撮影時にもちょっぴり便利!
シンプルながら、汎用性の高さが強みのイヤホンです。
そして堂々の第1位は……。
第1位 Apple 「AirPods Pro(第2世代)」 39,800円(税込):12人
「AirPods Pro(第2世代)」、圧倒的な人数でした! 理由は以下です。
ノイズキャンセリング機能が搭載されており、街中でも音楽が聴きやすい。
クラシック音楽を聴くうえで、ニュートラルかつバランスの整った音質がいい。
iPhoneを使用しているため手軽に接続できる。
ノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードをiPhoneのコントロールセンターからサクッと切り替えられることに加え、iPhoneの近くでケースを開いただけで瞬時に接続できる点もストレスフリー。 Apple製品との親和性の高さが人気の秘訣とも言えますね。
音大生ならではの使い方も…
ランキングは以上となりますが、ここで番外編です。人数が少なかったのですが、こんなイヤホンを使用している学生もいました。
3COINS 「骨伝導ワイヤレスイヤホン」 2,750円(税込):1人
こちらはバス・トロンボーンの学生ですが、「練習中は音も聴こえるように骨伝導イヤホンを使っています。金管楽器は大きい音も吹くから、メトロノームが聞こえないことも多かったけど、これならメトロノームを聞きながら自分の音も聞こえるんです」とのこと。
メトロノームの音が聞こえなくなってしまうこと、大きい音の楽器を演奏する人なら一度は体験したことがあるハズ……。この活用法、一度試してみたい。
ニュートラルなイヤホンが好まれる
音大生だからどんなマニアックなイヤホンが出てくるかな!?と思っていましたが、実際に調査してみたらマニアックなイヤホンはほとんどありませんでした(笑)。
しかし、管楽器コースの学生は普段の生活でもクラシックを嗜んでいるため、あまり味付けがされていないシンプルでニュートラルなサウンドのイヤホンを購入している学生が多かった印象です。
クラシック音楽は、その特性からコンサートホールで演奏会が開催されます。コンサートホールではライブ会場と違い、生音での演奏が基本となるため、あまり味付けのないシンプルなイヤホンが好まれたのではないでしょうか。今回は管楽器コースの学生に聞いてみましたが、別のコースの学生に聞いてみるのも面白そう!
※製品の価格は記事公開時(2022年9月現在)の内容です。
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Text by 石倉雄太
▶▶洗足学園音楽大学:https://www.senzoku.ac.jp/music/
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