打楽器で自然の音を再現してみたら、思った以上にジャングルだった
みなさんはじめまして。洗足公式note学生ライターとして記事を書くことになりました、打楽器コースのあずです。よろしくお願いします!
突然ですが、雨の音や海の音をはじめとした自然の音は好きですか?
私は好きです。しかし、自然の音は"そこ"に行かないと聴くことができません。スマホでも音自体は聴けるけど、やっぱり生の音を味わいたい……。
ん、待てよ? ピッタリな楽器があったじゃん!
① 雨の音
自然の音を味わうために今回私が選んだのは、4種類の打楽器たち。動画とあわせてご紹介します。
トップバッターは「レインスティック」。まずは音を聞いてみてください。
あれ!? 梅雨……?
目を閉じれば雨の日の情景が思い浮かびますね。「レインスティック」はもともとアフリカで雨乞いの儀式に使われていました。
乾燥させたサボテンの中に豆などを入れた、縦になが〜い楽器です。
② 海の音
さて、次は海に行きましょう!
家で過ごす時間が増えたことによって、しばらく海水浴に行けてなかった人も多いハズ。音だけでも海の様子をお届けしたいと思います。
あれ!? 潮の香り……?
こちらは「オーシャンドラム」。ドラムの両面にヘッドが貼ってあり、その間に鉄粒や石などが入っています。
これを揺らすことによって、波の音を再現できる仕組みです。
③ 小鳥のさえずり
いや〜、さすがに生き物の鳴き声まで楽器で表すのは……と思ったそこのあなた!
こちらをお聴きください。
あれ!? ここは森の中……?
手のひらサイズの楽器から鳴る音は小鳥の鳴き声そのもの。
それもそのはず、こちらの楽器は「バードコール」と名付けられています。読んで字の如く、もともとは狩猟時に鳥を呼んで集めるために使われていました。
④ 風の音
さて、最後は山に行きましょう。山では風が強く吹いていることもありますよね。そんな強風の音まで、楽器で再現できてしまいます。
あれ!? ここは標高3,000mの山頂……?
こちらは「ウィンドマシーン」という楽器です。レバーを回すと、木のタイヤのような部分が回転し、そこに掛かっている布が擦れることで風の音を鳴らす作りとなっています。
楽器が大きいだけあって、迫力も十分! 楽曲の中で使われていても、存在感抜群です。
全部一緒に演奏してみた
どれも複雑な作りではないのに、見た目からは想像もつかない再現度の高さ。
それでは最後にこれらの楽器を使って、みなさんに大自然のBGMをお届けします。
いかがでしたか。打楽器って奥深いですよね。自然界の音を全て打楽器で再現するのも夢ではないかも……!?
また、今回紹介した楽器は、なんと全て洗足学園音楽大学にあります。今後も大学にある珍しい楽器たちを紹介していこうと思いますので、お楽しみに!
Text by あず
▶▶洗足学園音楽大学:https://www.senzoku.ac.jp/music/
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