喫茶水泡

行動力の化身と評されるただの独身貴族 いつかやりたい店の名前、喫茶水泡 旅行、料理、…

喫茶水泡

行動力の化身と評されるただの独身貴族 いつかやりたい店の名前、喫茶水泡 旅行、料理、サイクリング、スケボー、仮面収集、ナンマイダーハンティング、鯉の餌やり、野外チャイ、道端に落ちてるものの写真を撮ることが好き。いわんや銭湯をや。 生徒たち、見つけたらそっと読者になってね。

マガジン

  • 2022スパイスカレー50種

    毎年「50の目標」を立てています。今年は新しい銭湯50軒と迷って、スパイスカレーを50種類作ることを目標にしました。現在、銭湯9軒に対し、カレーはまだ5種類!ちなみに去年は蕎麦50杯を、12月の外食をすべて蕎麦に振ることで無理やり達成しました。はてさて達成なるか?noteを始めるまでの最初の3つが欠けておりますが、どうぞ応援してください。

  • 喫茶水泡海外旅行記

    どこも私のアナザースカイ! 旅に出にくい今だからこそ過去の海外旅行をせっせと振り返っています。

最近の記事

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好きな街の条件 アムステルダム

喫茶店のマスターにヨーロッパで何をするのか聞かれて、美術館に行くのが好きだと答えた。 私の好きな美術館のまわり方は、超特急で一巡する。そのあと、気に入った絵をもう一度10分くらいよく見る。見たあとに感想も蘊蓄もいらんので、できれば一人でまわりたい。 一番好きな画家を聞かれて、ゴッホだと言うと、マスターは「切り落とした片耳、送ってこやんといてや」と言ったので、「送るときは着払いにします」と答えた。ゴッホ関連で自分史上いちばん愉快な会話だと思う。 ゴッホが気に入ったのは、凡

    • 未来の人を困らせたい

      絵葉書を買うのが好きです。 現代人にしては手紙を書く方だと思うので人に送る用に買うことも多いですが、手軽で安いので旅先の思い出として買って、帰ってきてポストカードコレクションにしまいます。そして、時々見返してニンマリします。 そんな私が行き着いたのが、古い葉書です。 どこに売ってますねん?とよく聞かれますが、日本では古本屋さんで売っていることが多いです。大阪で3年ぶりに開催中の四天王寺の古本市では3軒くらいが古い葉書を扱っています。海外では大きな街の一角で週末に開かれている

      • 10分カットの酒井さん(仮)

        私は小学校5年生くらいからずっとショートカットだ。理由は大きく2つ。長髪を管理できない不器用さと、短髪がとてもよく似合うことだ。 極度の飽き性なので、実に様々なショートカットを試しているが、きのこが好きなのでマッシュルームカットを基本とする。 しめじ(短いマッシュルームカット) エノキ(もっと短いマッシュルームカット) エリンギ(刈り上げを目立たせたマッシュルームカット) ヒトヨタケ(外はねパーマをかけたマッシュルームカット) なんでもきのこに結びつけるため、トイ

        • おいしいお茶と旅① 台湾

          お茶が好きです。コーヒーも好きです。ジュースも好きです。お酒も好きです。つまりは飲み物が好きです。 好きな食べ物と好きな飲み物、どちらかを禁止されるとすると、泣く泣くではありますが、「好きな飲み物は飲ませてくれ」と言いそうです。 台湾土産で困るものの上位に台湾茶がランクインすることが信じられない私です。台湾茶が好きなのです。それゆえに、今は一周回って「適当な台湾茶はいらねぇ!」という状態で、私の台湾土産で困るものの上位に(適当な)台湾茶が入ります。 その結果、毎度、母とと

        • 固定された記事

        好きな街の条件 アムステルダム

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        • 2022スパイスカレー50種
          4本
        • 喫茶水泡海外旅行記
          11本

        記事

          2022スパイスカレー 7/50

          日曜の夕方に次のようなDMが来た。 「カレー用にいかがですか?本日に限りお裾分け可能です。ビルより。」 なんとサワガニの写真が添えられていた。 送り主は近所の喫茶店(略称ビル)で、ベトナム料理の教室をしている「先生」だ。その喫茶店で私は「スケティー」(スケボーするティーチャー)と呼ばれている。 喫茶店からサワガニを譲るという連絡を受けることはなかなかないと思う。なぜこうも奇妙なことばかり自分の身に起きるのかわからないが、面白いのでもらいに行った。 15匹のサワガニ

          2022スパイスカレー 7/50

          2022スパイスカレー 6/50

          私は生粋の大阪人、ところ構わずボケ倒したい。 職業柄、日の大半をツッコミに費やしているが、職員室に帰ってきたら、ずっとボケ倒している。 ありがたいことにそこそこ笑いの取れるワードセンスを持っているが、実は適切に突っ込んでくれる人がほしい。 私の笑いをちゃんと処理してほしい。それでこそ一級の笑いとなる。 というわけで、適切な処理が必要なフィッシュカレーを作る。 今日の食材はブリだ。 魚へんに師の鰤。教師にはピッタリの食材だ。冬が旬だと言われているが、最近どこのスーパーでも

          2022スパイスカレー 6/50

          花と緑と旅

          くるりの『春風』を口ずさむ季節になった。 普段から花を愛でる方だと思う。 花見といえば桜だけど、毎年だいたい同じ時期に咲いてくれる花は桜だけではない。 2月末には梅を 3月頭にはミモザを 3月末には桜を 4月頭にはスミレを 4月末には藤を愛でる 今年は早くも藤が咲いている。 ちょっとした野暮用で初めての場所に自転車で行った帰り道、通ったことのない道で実に良い藤を見つけた。 思えば春の花には随分助けられてきた。 新年度も頑張れよと後押ししてくれる桜。 コロナの全国一斉休校

          花と緑と旅

          小人を連れて旅に出よう④ パリ里帰り

          考えないで開脚する人はもちろんロダンの考える人のパロディである。パリにはロダン美術館というそれはそれはありがたい美術館がある。 私の大好きなMarvelous Mrs. MaiselというアマゾンプライムのドラマのSeason2で、主人公ミッジの母親が講座を受けに行く美術館としても知られている。 そういうわけで、開脚する人のパリ里帰り編である。素敵なパリ旅行のうちの開脚する人に関する部分のみを今日も開脚する人視点でお届けする。 主人が私を里帰りさせてくれると旅に出たのは

          小人を連れて旅に出よう④ パリ里帰り

          小人を連れて旅に出よう③ウィーン

          ※今日の旅行記は開脚する人の視点です。私の中で彼はダンディズムに憧れる42歳男性で、私のことを主人と呼んでいます。 ウィーンといえば「音楽の都」やねんけど、うちの主人はどちらかと言えば音楽より食を重視しよる。現地のあいさつの一つや二つ覚えればいいものを、やれやれまったく、「スープはズッペか…」などと出発前にチェックするのは食べ物の名前ばかりである。まあ、なんてったって彼女にとってウィーンは「カフェ文化の都」なのだから無理もない。滞在中に行ったカフェのなかから五つをご紹介しよ

          小人を連れて旅に出よう③ウィーン

          小人を連れて旅に出よう② プラハ→ウィーン

          プラハからウィーンまでの移動は列車を予約していました。ホテルからプラハ駅まではタクシーを予約していて、プラハ駅で少しゆっくりしようと思っていたのですが…時間になってもタクシーが来ない。 ホテルの人がどうにか連絡してくれて、どうやらめったにない渋滞が起きていて遅れているということがわかりました。 30分ほど遅れて到着した運転手さんは、我々の乗る列車の時間が迫っていることを知り、ほんまに通っていいんかいなという狭さの旧市街を爆走してくれ(歴史的な建物の壁スレスレを通った)、かな

          小人を連れて旅に出よう② プラハ→ウィーン

          小人を連れて旅に出よう① プラハ

          映画に出てくるパリの街と音楽が好きで、高校生の時から何回も見たフランス映画『アメリ』 この映画に出てくる、実家の庭の小人の置物をCAの友人に託して世界各国で小人の写真を撮ってもらってお父さんを元気付ける小話がとても好きです。 私もよく置物や人形を旅行に連れて行きますが、大きすぎるのは悪目立ちするし、何よりも面倒くさがりの私にとっては写真を撮るためにカバンからいちいち取り出さないといけないとなると、ハードルが上がる。 つまりは、ポケットに入る小さなやつで、なおかつ汚れないも

          小人を連れて旅に出よう① プラハ

          成熟した街とは ローマ

          近くの川の土手で昼寝をしていると、実にいろんな音が聞こえてきました。 少年たちが滑るスケボーの音 おじいさんが土手を登る「よいしょ」 お弁当を食べる一家団欒の笑い声 軽快なコンガのリズム いろんな人が集まって、それぞれが思い思いに過ごせる場所がある街って成熟していていいなあと思います。 そんな街として一番に浮かぶのが、もう20年近く前に行ったローマです。 高校生のときに母と2人で行ったヨーロッパ旅行は、今の私を築いた礎のようにどっしりと存在していて、ふとした時に思い出

          成熟した街とは ローマ

          台北の好きなところ① 足元編

          何も見ずに地図を大まかに描けるほど台北の街が好きです。 食べ物がおいしいとか、日本からのアクセスがいいとか、人が優しいとか、もう散々書き尽くされていることは横に置いておいて、私が好きなところを何回かに分けて書きます。 今日は「足元編」です。靴と靴下です。 仕事柄、スーツを着なければならないことが、年に数回は確実にあります。スーツを着るだけでもテンションが下がるので、靴だけでも明るくいきたいところ。黒のパンプスなんか履くと、一日中陰鬱な気分になります。 おしゃれな革靴を

          台北の好きなところ① 足元編

          2022スパイスカレー 5/50

          遅々とした歩みのスパイスカレー作りですが、本日のメイン食材も引き続き春! ホタルイカです。ブニブニの食感が予想されるので、合わせる野菜はシャキシャキのキヌサヤ。同じく春です。 ホタルイカはよく菜の花とパスタにしますが、オイル系でもトマト系でもおいしいので、今日はトマト系のカレーにします。ホタルイカの出汁が溶けておいしいはずです! その他用意するもの
 ●玉ねぎ、トマト(今日はパックのカットトマト)、生姜、ニンニク ●ホールスパイスはクミン、マスタードシード(黄黒両方)、

          2022スパイスカレー 5/50

          過酷な旅 ペナン島

          旅でいちばん大事にしているもの それは「余白」です。 若くないなあとか、優雅やなあとか、よくいろいろ言われますが、10代のときから無茶はしないタイプです。予定を詰め込む人とは仲良くなれる気がしません。一度の滞在ですべてを見ること、知ること、食べることは不可能だと割り切り、ホテルの近場をうろちょろするだけでも満足してしまう人間です。 そんな私ですが、仕事の都合で時々過酷な旅を強いられます(そして帰国後もれなく体調を崩す)。今日はその一つ、2泊4日の弾丸ペナン島について書きま

          過酷な旅 ペナン島

          春の禿げおはぎチャイ

          お花見がてら自転車に乗って池のある公園に来ています。ここの池は明らかに主(でかい鯉)がいる気配がするのに、餌に釣られる鯉はいません。鯉に餌はやらずに花見ができる場所です。 もうすぐ終わってしまう朝ドラで、初代ヒロインの安子15歳が、大阪に下宿する稔を訪ねてひとり岡山から汽車に乗っていく回(第8回)がとても好きで、何度見てもグッときます。 「甘いものを食べるときは、どんなに疲れていても、どんなに悩んでいても、こわい顔をする人はいない。」という意味のセリフがこのドラマには何度

          春の禿げおはぎチャイ