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小人を連れて旅に出よう① プラハ

映画に出てくるパリの街と音楽が好きで、高校生の時から何回も見たフランス映画『アメリ』

この映画に出てくる、実家の庭の小人の置物をCAの友人に託して世界各国で小人の写真を撮ってもらってお父さんを元気付ける小話がとても好きです。

私もよく置物や人形を旅行に連れて行きますが、大きすぎるのは悪目立ちするし、何よりも面倒くさがりの私にとっては写真を撮るためにカバンからいちいち取り出さないといけないとなると、ハードルが上がる。
つまりは、ポケットに入る小さなやつで、なおかつ汚れないものがいいという結論に至りまして、こいつになりました。

関空のガチャガチャで劇的な出会いを果たす

というわけで、今回は、開脚する人と初めて旅したプラハをお届けします。


チェコの首都プラハへはKLMオランダ航空にてアムステルダム経由で行きました。
(アムステルダムのスキポール空港は凄まじい広さです。乗り継ぎには余裕を持つように。)

プラハのこじんまりした空港に着き、エクスペディアでホテルまでの送迎車をお願いしていたので、快適にホテルへと向かいます。
空港から市街地までは地下鉄等が通っていないので、基本的に車移動で、要塞都市プラハを堪能できます。ぐるぐるぐるぐる丘を降りていくのです。

元は修道院だった静かなホテルにて

Unitas Hotelに宿泊しました。しつこくエクスペディアで予約し続けた甲斐あって、いつの間にかゴールド会員になっていて、グレードアップしてくれた広々とした心地良いお部屋でした。
ちょっと静かな路地にあるけど、目の前が警察署というのがいかにも安全そうだし、なんと言っても旧市街が徒歩圏内。

プラハ城にて。行きはトラム、帰りは徒歩

丘の上にあるプラハ城に行った日は天気が良く、とっても暑くて、丘を下っているときに冷たいものが飲みたくなって、自販機なんてないし、旧市街だから商店もないし…と思っていたら、坂道の途中に冷たい飲み物だけを売っている小さな店(民家の入口に飲み物を置いてるだけって感じ)がありました。観光客価格だけど、思わずオランジーナを買いました。

「あっつい坂道の途中で飲み物を売りつける商売がしたい」と私がよく言うのは、この時の経験からです。

丘の上からの景色

創業1902年のクラシカルなCafé Louvreに行きました。あまりの氷の量に、吸っても吸っても液体に届かないので直飲みしたモヒートがこちらです。2本刺さっていたので、ちょっとした出来心です。すっごい量のパンがきたので、こちらもついつい出来心でパンかごに入れました。

モヒートと開脚する人
ライ麦パンとともに

チェコといえばビールです。U Flekůは黒ビールと蜂蜜酒が有名です。ごくごく飲める黒ビール。

陽気なパブ U Flekůにて
注文しなくても無限にビールが運ばれてくるよ

あと駅がとってもかっこよかった。

地下鉄の駅で開脚する人

旧市庁舎の仕掛け時計が見えるCafé Mozartは旧市街の喧騒が嘘のような落ち着いた空間でした。暑い日だったのでフルーツプレートを頼んだら、見たことがないくらい豪華で驚きました。冒頭の写真です。

食べ物の上にのせることに賛否あるかと思いますが、毎度ウェットティッシュで拭いています。あと、できる限り食べ物に触れないように設置したり、皮のある食べ物の上に置くようにしています。どうか大らかな心で見てください。

ピアノの生演奏があり、好きな曲をリクエストすることができました。ドヴォルザークの新世界を弾いてもらいたかったのですが、ドヴォルザークも新世界も出てこなくて、「チェコ出身の作曲家のあの有名な曲」と頼んで弾いてもらいました。
満足してホテルに帰った頃に、それがスメタナのモルダウであることに気付きました。こちらも好きな曲なので満足です。

モルダウを弾いてくれたピアニスト

プラハはビールとチーズが美味しくて、街もこじんまりしていて綺麗で、また行きたいなあ。

修道院系ビールがたくさんある
焼きチーズ・モルダバイト
アナザースカイで佐々木蔵之介が行った店にてチーズフライ

さて、考えないで開脚する人を連れた旅、第一弾プラハはいかがだったでしょうか?小人を連れていくと今までにない画角の新鮮な写真が撮れますよ。

悠々と次の目的地ウィーンへと向かう開脚する人の写真を撮りたかったのですが、残念ながらありません。その訳はまた次回。

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