東京で働く日々から、栃木県の地域おこし協力隊に参加。榎本さんにとってインタビューや書くこととは?榎本真紀子さんインタビュー【受講生課題記事】
※こちらはco-ba school「ライティング基礎ワークショップ」の受講生が、課題として作成したインタビュー記事です。
日々忙しく働いているとこのままでいいのだろうか?と頭をよぎる事があります。
榎本さんも、元々は東京にて会社員として働く一人でした。現在は移住を決め、現在は栃木県の地域おこし協力隊として、街の方々にインタビューをされています。
普通の会社員として働いた日から、なぜ地域起こし隊に参加されたかについてお話を伺います。
──ライティング講座に参加したきっかけはなんですか?
現在、栃木県の地域おこし協力隊で街の人にインタビューをして、記事をサイトに更新しています。インタビューを通して、もっとうまく伝えられるようスキルを上げたいと思ったので講座を受講しました。
──自己紹介でお話を伺った時に驚いたのですが、サイトもご自分で作られたんですよね。
本を読んだりして、かなり試行錯誤しましたが、どうにか自分で作りました(笑)
──元々Webや書くことがお好きだったんですか?
いえ、以前は東京で働く普通の会社員で、ライティングは全くの未経験です。
──ますます、興味出てきました(笑)地域起こし協力隊に参加されたきっかけはなんだったのでしょうか?
東京で会社員をしばらく続けていたのですが、次第に疑問を感じるようになったんですね。
友達に話して、地域おこし協力隊の制度があることを知って自分で調べるようにしました。
実際に東北や山陰の自治体も見に行ったんです。
──首都圏から考えると、かなり距離ありますよね?
そうなんです(笑)
引っ越しとを考えた時に物理的な距離を考えると厳しいので、比較的距離が近い栃木に決めました。
──地域おこし協力隊にはいつから参加されていますか?
2年前から参加しています。
──引っ越した時の第一印象を覚えてらっしゃいますか?
夜が20時を過ぎると誰も歩いてない事には驚きました。商店街はありますが、夜になると誰も歩いてない(笑)
東京の20時は明るいし人が多いので、生活環境がまるで違います。
──住んでいる方もやっぱり、今までと違いますか?
いい悪いではなく、若い人でも価値観が昭和的に感じる時があります。もったいなく感じてしまう部分はありますね。
──地域おこし隊の活動は、他の自治体でもインタビューされる方が多いんですか?
活動は自治体によって様々です。ミッションが与えられている場合もありますね。例えば農産品の新商品開発や、集落のお年寄りの支援、空き家の改修でゲストハウスなどがあります。
私の場合は、明確なミッションは特にはなく、自分でやることを選べる状況でした。
──自由度が高いと困る場合もあるかもしれませんね(笑)
そうですね。
任期が3年なので、自分で出口を決める必要がありますね。
用意している自治体もあるようです。
私の場合は個人事業主や起業など、自分で住めるように3年でなってください、という方針でそのためだったら何をしてもいい、という印象です。
──自由度が高い中で、自らサイトを作りインタビューをしようとしたのは何故ですか?
地方の情報はあまり伝えられていない現状があると思っています。
ずっとその土地で暮らしていると、その魅力に気づかないケースもあるのでよそ者である私が、聞いて書くのも面白いかもな、と。
何も知らない立場なので、しがらみを気にせず色々聞けてしまうのも大きいかもしれません(笑)
よそ者ならではの価値というか。
──インタビューって、聞く難しさと書く難しさがあるのではないでしょうか。
はい。最初の頃は録音して聞いて文字に起こしますが、何から整理すればいいのか難しいと、感じていました。話の行ったり来たりをどのように整理するべきか、どのように並べたら一番この人の考えてることが伝わるのかは、いまだに悩みます。
──地域の人にインタビューをする価値はなんでしょうか?
その地域に住む人が、地元の魅力を自分で語る事でもう1度価値に気付いたり、考え直すきっかけになると思ってます。私が、 聞いて伝えることでその人たちが、主体的に考えるのではないでしょうか。地方創生といわれていますが、当事者の方達がもう一度考える必要あるんじゃないかと思っています。
遠くない将来分たちの村がなくなることに対して自分事として捉える人を増やしたいです。
なかなか普段暮らしていると、考えるきっかけがない、というか。
そのきっかけ作りに少しでも役に立てればうれしいです。
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