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夜無の詩

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記事一覧

詩│髪飾り

桜の空に仰ぎ見る 命短し鳥の君 背中にひとつ花あれば わたしの願いよ叶わんや 有象無象のひと…

夜無の詩
1か月前
5

詩│ここち

悲しさが ほぐしていく 官舎の植木のなつかしさ 悲しさが ほぐしていく うすらめく桃の入道…

夜無の詩
1か月前
8

詩│葉っぱの雫

水面に降り注いでいた雨が止む 軋んでいた葉っぱが私たちを包む 貴方の精液がぽっかりと空いた…

夜無の詩
1か月前
9

詩|ガラスの迷路

重箱の隅を集めたような心をしている その迷路のように曲がりくねった試験管に、爪楊枝が全く…

夜無の詩
1か月前
6

詩|予感

予感がする この道の先に何かいる 自分ではどうすることもできない 強力で絶大な 荒波では…

夜無の詩
1か月前
4

詩|強さ

時間は削れと教わった それだと強くはなるけれど 削れば周りが見えなくなって 道で泣く子に気…

夜無の詩
1か月前
6

詩|鏡のない世界

子どもの頃に描いた絵は みんなの心の中に棲む 無限を集めたものだから その頂きに嫉妬して それを夢だと間違えた 頭の上には銀河団 そのどれもが遠ざかっていく 君らの物語を僕は知らない 僕の瞳は何色ですか

詩│闇夜の花

幼き日々に落ちた夢は 幾千の星が降り注ぐ ただ、だだっ広い草原で どこか目指してなどいなか…

夜無の詩
2か月前
7

詩|青世界

足りなかったら青くって 間違えたら赤くなって 一体答えは何色なんだろう 間違いだけは分かる…

夜無の詩
2か月前
6

詩|蛍雪

降る雪全てを掬うことはできないけれど そのかけがえのない思い出は きっといつか身体の奥から…

夜無の詩
2か月前
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