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夜無の詩

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記事一覧

詩│余命

元から分かっていた 明日には終わる 何が嫌なわけでもない 幾月か過ごした家の 鍵をカチャっと…

佐々木 夜無
2か月前
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詩│シャッター

午前二時の空が光った 薄肌色の太陽が昇った 葉っぱの縁がくっきり降った 柔らかいとこを汚さ…

佐々木 夜無
2か月前
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詩│鈍雨

雨が好きなんじゃない 森が好きなのだよ 洗濯板背負って 泥まみれの旅 葉っぱの先へ ごくごく…

佐々木 夜無
2か月前
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詩│ここち

悲しさが ほぐしていく 官舎の植木のなつかしさ 悲しさが ほぐしていく うすらめく桃の入道…

佐々木 夜無
3か月前
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詩│葉っぱの雫

水面に降り注いでいた雨が止む 軋んでいた葉っぱが私たちを包む 貴方の精液がぽっかりと空いた…

佐々木 夜無
3か月前
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詩|ガラスの迷路

重箱の隅を集めたような心をしている その迷路のように曲がりくねった試験管に、爪楊枝が全く…

佐々木 夜無
3か月前
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詩|鏡のない世界

子どもの頃に描いた絵は みんなの心の中に棲む 無限を集めたものだから その頂きに嫉妬して それを夢だと間違えた 頭の上には銀河団 そのどれもが遠ざかっていく 君らの物語を僕は知らない 僕の瞳は何色ですか

詩│闇夜の花

幼き日々に落ちた夢は 幾千の星が降り注ぐ ただ、だだっ広い草原で どこか目指してなどいなか…

佐々木 夜無
4か月前
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