詩│闇夜の花

幼き日々に落ちた夢は
幾千の星が降り注ぐ
ただ、だだっ広い草原で
どこか目指してなどいなかった
だけど学校で学ぶうちに
行ける星はひとつだと知って
僕はその場で途方に暮れた
あの星にたどり着いても
空には星が煌めいていて
スピカは列車で26日

だけど野に咲く花ならば
闇夜の野に咲く花だけど

胡蝶が誘う深淵に
時は掠れて痛いけど
目覚め空にはいつも草原



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